QHY268M/ASI2600MM用アクセサリー開発について-8
少し間が空きましたが,こちらで紹介したオートコリメーターを用いてレンズマウント面とCMOSセンサーの調整を行う手法の結果が確認できました。
以下はEF Contoroller MarkⅡを付けたフィルターホイール(手動)にASI6200を装着し,オートコリメーターでCMOSセンサーに対するマウント面の傾きを1~2分角に調整した後,EF200mmF2(開放)で試写したものです。Haのフィルターを併用しています。
F2と明るいために四隅はレンズの収差*の影響が出ていますが,星像の傾向は変わらずスケアリングのズレは殆ど感じられません。今回は敢えて明るい光学系で試していますが通常の天体望遠鏡ならこの手法で全く問題ないと思われます。
*レンズはほぼ∞位置でピントがでるようフランジバックを調整していますが,Haフィルターによる影響が出ているかも知れません。
以下はCMOSセンサーも含めた調整ができるように改良したオートコリメーターです。
これまで紹介したものはスケールが十字線でしたがこれではセンサー面からの反射光が解り難かったので10μmのピンホールにしています。光源を赤色LEDに変え確認は実視で行っています。カメラはX-Y方向に傾斜できるようゴニオステージに搭載しています。
QHY268MやASI2600MMなどは一連のオプション開発や実写確認が済みました。開発に使ったカメラ類は特別価格で販売いたします。基本的に実写による光路設計に使った程度なので実際の撮影時間は1時間程度で冷却は行っていません。(QHY600は未開封の新品です)
- ASI2600MM:220,000円(298,500×0.75) ご購入いただきました
- ASI6200MM:391,600円(523,500×0.75) 商談中 3/19日追記
- QHY600:435,600円(580,800×0.75)
- QHY/ASI社製のFW,OAG類は国内販売価格の10%OFF
QHY/ASI社製品は全て天文ハウストミタ調達品です。タカハシM54テーパーリング接続や今回紹介するEF Contoroller MarkⅡを使った構成などに対応いたします。ご希望の場合はカメラも含めた構成後にコリメター調整を行います。
| 固定リンク
「PR」カテゴリの記事
- P-2,H-40用AMD-1Nクラッチユニットの在庫数について(2023.05.30)
- Star Adventurer GTi用ビクセン規格アリミゾの発売について(2023.05.28)
- クラッチ付EAF取付アダプターの限定生産について-7 (2023.05.11)
- クラッチ付EAF取付アダプターの限定生産について-6(2023.04.02)
- クラッチ付EAF取付アダプターの限定生産について-5(2023.03.20)