ドロップインフィルター対応のEFマウントアダプターについて
カメラレンズを使った冷却カメラでの撮影では,以下の要件を満足すれば撮影効率が高くなります。
- カメラレンズのバックフォーカスを満足する接続アダプター
- 正確なスケアリング調整機構
- パソコンからカメラレンズのピント合わせ
- 〃 絞り操作
- 容易なフィルター交換
- 縦横構図変更ができる三脚台座
- 重たいレンズの場合,レンズ鏡胴の保持(LR-100ASの併用)
- ガイドカメラの設置
今回紹介するのは上記全てを満足できるEFマウントアダプターです。これまで様々な方法でこれらに対処してきましたが,ASTRO MECHANICS社のEF Contoroller MarkⅡの登場で理想と思えるマウントアダプタが実現できました。
基本的にワンショットカラーカメラや,モノクロカメラでのL画像撮影用ですが,手差しとなりますがLRGBやナローバンド撮影でも使えます。
写真はメッキ前の試作機で,今後実写での光路長確認などを行い9月頃に商品化する予定です。
EF Contoroller MarkⅡのレンズマウント面とASI2600/6200接続面の平行度を調整した状態で販売(予定価格66,000円,EF Contoroller MarkⅡ含む)します。ドロップインフィルターマウントは附属しません ZWO社製が使用できます。カメラ本体も併せてご注文の場合はセンサー面とマウント面を調整後に出荷いたします。ドロップインフィルターマウントは標準附属としました。10.24追記
真正面から見た状態です。EF Contoroller MarkⅡ のUSB接続部を保護するためにケーブルクランプを付けています。既に商品化している縦横構図切替用L型ブラケット(LB38-90)を併用すれば縦横構図変更とガイドカメラの搭載が容易です。
なお,LB38-90は販売終了したDS38にのみ適合するのでこの後継機としてDS38-50を8月に発売します。
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