XY60L設計変更に伴う完成の遅れについて
こちらの記事で紹介したXY60Lですが,大幅な計画変更のために開発が遅れております。ご検討中のお客様には申し訳ございませんが今暫くお時間いただけると幸いです。
XY60Lの開発目的は写真のようにカメラレンズを使った2系統のでの撮影システムで,互いの光軸を合わせるためです。写真は両側とも固定していますが,製品では片側がX-Y方向に可動し,もう方側は固定です。
ここで問題となるのは,以下のようにレンズと冷却カメラを2点で保持した場合の縦横構図変更です。2点で固定するためレンズの三脚座では回転できなくなります。
そのために下段の写真のように縦横構図を切り変えるためのL型ブラケットを商品化していますが,これら全てを個別のパーツとした場合,複雑な構成となる上に価格も高くなります。
そこで計画を大幅に見直し,可能な限り部品点数を減らした2系統撮影用のアイテムに変更いたします。具体的には以下を満足するもので年内完成の予定です。
- 赤道儀への搭載とカメラ接続部は全てアルカスイス規格に統一
- 最大300mmF2.8クラスを2系統搭載可能
- 固定側のアルカスイスクランプはプレートと一体型
- 可動側はアルカスイスクランプ自体にX-Y方法に振れる機構を内蔵(微動無し)
- 両側ともL型ブラケットを併用することで縦横構図可
- 中心部にはDP38GS同様のアライメント用ファインダーやガイドカメラ内蔵可
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