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2021年11月

2021年11月28日 (日)

XY70-55の開発について-5

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XY70-55を用いてAZ-GTiを赤道儀モードで運用する場合に必要なバランスウエイトも準備しています。写真は他機種用の0.5kgを2個付けていますが,販売するのは2kgを1個と16φウエイトシャフトのセットです。基本的に受注生産で以下の内容です。

【AZ-GTi専用バランスウエイトセット】

  • シャフト:16φ*,長さ250mm,鉄に硬質クロームメッキ,ウエイト抜止ナット付
  • バランスウエイト:約2kg(D80φ,高さ50mm)ステンレス仕様
  • 受注期間:12月28日まで
  • 納期:2022.1月20日
  • セット価格:9,900円

*ウエイトシャフト径を一般的ではない16φとしたのは,これ以上太いと赤緯クランプの中心を通せず,クランプの機能に支障を与えるためです。16φの場合ウエイトシャフトを強く締めてもクランプ機能への影響はありません。

なお,お問い合わせの多いXY70-55は写真の試作機からさらに強度アップを図り,12月28日の発売予定です。価格は29,700円で数量限定商品となっております。初代ポラリエでご使用の場合,専用の接続アダプター(2,200円)が必要です。

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XY70-55の開発について-4

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開発中のXY70-55に極軸保持を北に延長したGE1414HDを装着してみました。搭載したレンズはEF200mmF2ですが何処の空に向けても干渉しない写真儀になっています。

XY70-55はこの例のように北側に大きなモーメント荷重がかかる場合でも高度調整は容易です。ただ構造上調整範囲は狭く55°±6に限られます。緯度で言えば29~41°の範囲となりますが,ある程度は三脚の長さ調整でカバーできます。

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2021年11月22日 (月)

XY70-55の開発について-3

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開発中のXY70-55とポラリエの組み合わせをジンバル仕様で仕立ててみました。

ジンバルの場合,極軸高度調整部に大きなモーメント荷重がかかりますが,XY70-55は支点と作用点間の距離が70mmほどあるため調整は容易です。ちなみにEM-200は60mm弱です。

今回の例では方位微動ノブを北側に変えています。製品はこの形状になり,南側に方位固定クランプを配置します。なお,以前製作したハーモニックドライブ赤道儀の評価機で得た経験上,高度のクランプは不用と判断しています。

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2021年11月20日 (土)

XY70-55の開発について-2

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昨日紹介した開発中のXY70-55をポラリエと組み合わせてみました。新製品のDS38/45-180とSP40を併用しドイツ式に仕立てています。

XY70-55は接続アダプター経由でポラリエの極軸体にネジ込み固定しているので,オリジナルの外装を固定する方法に比べ強度や剛性が増します。赤道儀の下部に高度・方位調整装置を配置する場合より重心が低くなるので相乗効果で見違えるほど頑丈になり,写真のSIGMA50mmF1.4を装着したD810AとRR-92(販売終了品)の組み合わせでも余裕です。

また,写真の状態でXY70-55とポラリエを組み合わせると出っ張りの少ない形状になります。XY70-55をポラリエ付けたままでもカメラケースなどへの収納が容易でしょう。

なお,XY70-55には販売中の他社製赤道儀用極軸望遠鏡(M6仕様)がそのまま装着できます。この極望は現在在庫切れになっております。2022.1.10追記

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2021年11月19日 (金)

三郡山から昇る食分最大の頃の月

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三郡山から昇る食分最大の頃の月です。先ほど自宅屋上から撮影しました。地上の風景を入れたので構図の縦横は赤経,赤緯に合っていません。

FC-100DL+ED1.5Xエクステンダー,D810A,若干トリミング

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XY70-55の開発について-1

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AZ-GTi(赤道儀モード時)など,背面固定赤道儀用の極軸高度・方位調整装置XY70-55を開発しています。

これらの赤道儀は北側に大きなモーメント荷重がかかるため,一般的な構造の微動装置では高度調整が固くなりますが,XY70-55は写真のように支点部と作用点の距離を大きくとることで高度調整を容易にしました。また重心を南側にシフトしたのでAZ-GTiを搭載した状態で自立します。

 

強度が要求される高度の保持部は,以下のように無垢材から5軸マシニングセンターで削り出した一体構造です。一般的なフライス加工では部品点数が3~4点になりますが,一体構造としたことで強度アップとコストダウンを両立しています。

XY70-55は試作~強度などの評価段階ですが年内には発売予定です。

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アルカスイスとビクセン規格に対応する DP38/45-180について-2

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少し間が開きましたが,先月紹介したアルカスイス/ビクセン規格両用のアリガタDP38/45-180の続報です。

DP38/45-180はASI EAF対応のFSQ-85EDP用鏡筒バンドの関連パーツとして開発していますが,オプションのサイドプレート(SP40BK/SP40S)とDS38や45シリーズを併用すれば,ツイン撮影用の光軸調整用としてもご使用いただけます。

 

紹介する写真は,奥がDP38/45-180BKの方側にSP40BKを装着し,片側のアリミゾはDP38/45-180に直接,もう片側はSP40BKに付いています。アリミゾはそれぞれのプレートに対して若干回転できるので片側がパン方向,片側でチルト方向の調整が可能です。

回転の固定は裏側からできるので鏡筒やカメラレンズを搭載した状態で調整できます。写真奥の構成で,右側に付けたDS38-50がパン方法を最大に振った状態です。

中央はDP38/45-180Sの両単位SP40Sを装着した状態でポータブル赤道儀の赤緯プレートとしてもご使用いただけます。片端にパノラマヘッド,片端ウエイトなどを付けるとなど多彩な利用方法がありそうです。

このSP40BK(S)はこれまでに発売したDP38-84,144,190や,DP45-152L,190Lなどの側面にも装着できます。

DP38-180とSP40の発売は11月30日で価格は以下のとおりです。何れもメッキ色が黒の「BK」と,銀の「S」を用意しました。

  • DP38/45-180BK(S):8,800円
  • SP40BK(S):3,300円

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2021年11月15日 (月)

ドロップインフィルター対応EFレンズコントロールの受注について

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ASI2400/ 6200MC他用のドロップインフィルター対応EFレンズコントロール
(DIF-EFcont)が完成しました。
適合機種は,ASI 2600MC/MM,2400MC,6200MC/MMです。
294MCなどM42接続機器用のアダプターも開発予定です)

 

10年以上前から,カメラレンズ用のフォーカサーを試行錯誤していますが,ASTRO MECHANICS社の EFContoroller MarkⅡは全てを解決する画期的な製品です。これとドロップインフィルターホルダーと組み合わせた,DIF-EFcont は完成形に達したと自負しています。

今後ワンショットカラーカメラでの撮影が主流になるかと思いますが,明るいカメラレンズ(EF互換器に限る)での撮影を望まれる方には必須アイテムになるでしょう。電子観望においてもPCからピント合わせができるのは大きな魅力です。

なお,ZWO社純正のEFマウント付フィルタードロワーは内径が38φしかないのでフルサイズでは四隅にケラレが発生しますが本製品は56φです。(使用する48mmフィルターの有効開口径は約46φ)

 

【SIGMA 105mmF1.4での使用例】

レンズ保持用LR-100ASと縦横構図切替用LB38-90を併用しています。EFContorolleでのピント合わせではヘリコイドリングは回らないのでここを保持しています。

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【EF200mmF2での使用例】 

DIF-EFcontに特注スペーサー(3,300円,最大50mmまで,0.1mm単位で受注生産)を加レンズの三脚台座と高さを合わせています。

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【SIGMA75mmF2.8での使用例】

このクラスのレンズではDIF-EFconを保持するだけで充分です。縦横構図切替用LB38-90を併用しています。

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【製品説明】
ASI 6200MC他用のドロップインフィルター対応EFレンズコントロール
(DIF-EFcont)
ASI6200MCなどとEFマウントのカメラレンズを
組み合わせた撮影用アイテムで
以下の要件を全て満足できます。

基本的にワンショットカラーカメラや,モノクロカメラでのL画像撮影用ですが
手差しでのLRGBやナローバンド撮影でも使えます。

・カメラレンズのバックフォーカスを満足する接続アダプター
・正確なスケアリング調整機構
・パソコンからカメラレンズのピント合わせ
・       〃       絞り操作
・容易なフィルター交換
・縦横構図変更ができる三脚台座(LB38-90併用時)
・重たいレンズの場合,レンズ鏡胴の保持(LR-100AS併用時)
・三脚座付レンズの場合,前後2点保持(特注DIF-EFcont用スペーサー併用)
・ガイドカメラの設置(DS38-30などの併用時)
・フルサイズカメラの場合,ケラレが発生しない内径

【製品価格】
・ドロップインフィルター対応EFレンズコントロール(DIF-EFcont):66,000円
 (ZWO フィルターホルダー1個附属) 

【受注開始日】
・2021.11 .20日


【納期】
・約1.5ヶ月

EFContoroller MarkⅡはASTROMECHANICS社(ロシア)の取り寄せとなるのでご注文後上記の納期を頂戴いたします。

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2021年11月 8日 (月)

RED CAT71の試写

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先日入荷したRED CAT71の試写を行いました。雲が多かったので短時間露出となりましたが撮って出しの4角を掲載します。

今回のRED CAT71は天文ハウストミタ扱いなので,以前のRED CAT51同様,全品受け入れ検査表が添付されます。RED CAT51は再調整を要す個体は僅かでしたが,レンズが大きくなるにつれ輸送中に光軸ズレを起こす可能性が高くなるので安心です。

以下はその検査表と,D810Aで撮影した星像です。同じ条件で撮影したFSQ-85ED(EDP化)との差異は感じられないほどでした。周辺減光も目立ちません。

 

RED CAT71は51同様にペッツバール光学系全てが一体となって移動する構造ですが,71では全てが鏡筒内に収まっているため全長は変わりません。レンズ系はフード部を回して固定する仕組みです。

ピントを合わせた感触は,僅かなバックラッシュはありますがピントのピークが掴みやすいようです。カメラは鏡筒に固定されているのでカメラの重みでピノリングの回転が固くなる事もなく,何よりスケアリングズレの心配がありません。試写は調整を行っていませんが4角までほぼ揃った星像です。

ラック&ピニオン式ではピントノブが側面に出っ張りますが,ヘリコイドの場合それが無く収納が容易です。特に海外遠征では破損の心配が無いのでお勧めです。またラック&ピニオン式を電動化すると取って付けたようになりますが,RED CAT71はスマートにできるでしょう。

 

RED CAT71は天文ハウストミタ様からのお取り寄せ品を当方でも販売しております。年内には専用のASI EAF取付アダプターも発売予定です。

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2021年11月 7日 (日)

RED CAT71用ASI EAF取付アダプター開発着手について

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RED CAT71発売に合わせ専用のASI EAF取付アダプターの開発に着手しました。RED CAT71のヘリコイド部はタイミングベルト対応となっているので開発は容易です。写真は他機種用を載せただけですが,製品はトッププレートタイプとし,ガイドカメラなどを搭載できるように設計します。

 

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2021年11月 4日 (木)

「星宴2021 inうぶやま」は好天に恵まれました

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熊本県阿蘇郡産山村で開催される「星宴2021 inうぶやま」から帰りました。2年ぶりの「リアル星まつり」でしたがとても良い天気に恵まれました。

会場ではeVscope2やZWOのCMOSカメラを用いた電子観望が目立ちました。

私も人生初の電子観望でM51やM27などを導入しましたが,M51やM27はそこそこ写りますが,北アメリカ星雲は写りがイマイチ。こんなものかな?と思っていたら,参加者からLive Stackボタンをクリックしていない事をアドバイスいただく始末でした。

その後に導入したM33は腕の構造まで鮮明で,一緒に見ていた知人と時代は変わりましたねと笑って終わりました。この記事を書いて気付きましたが,下の写真で一番大きな赤いボタンがLive Stackでした。

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2021年11月 1日 (月)

「星宴2021 inうぶやま」に参加します

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11月3日は熊本県阿蘇郡産山村で開催される「星宴2021 inうぶやま」に参加します。初体験となる「電子観望」にトライしてみようかと思っています。
写真は前回(2019/10)の様子ですが今年も天候に恵まれそうです。

なお,新型コロナ感染症対策として参加には事前登録が必要です。ここから登録してください。

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