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2021年11月 8日 (月)

RED CAT71の試写

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先日入荷したRED CAT71の試写を行いました。雲が多かったので短時間露出となりましたが撮って出しの4角を掲載します。

今回のRED CAT71は天文ハウストミタ扱いなので,以前のRED CAT51同様,全品受け入れ検査表が添付されます。RED CAT51は再調整を要す個体は僅かでしたが,レンズが大きくなるにつれ輸送中に光軸ズレを起こす可能性が高くなるので安心です。

以下はその検査表と,D810Aで撮影した星像です。同じ条件で撮影したFSQ-85ED(EDP化)との差異は感じられないほどでした。周辺減光も目立ちません。

 

RED CAT71は51同様にペッツバール光学系全てが一体となって移動する構造ですが,71では全てが鏡筒内に収まっているため全長は変わりません。レンズ系はフード部を回して固定する仕組みです。

ピントを合わせた感触は,僅かなバックラッシュはありますがピントのピークが掴みやすいようです。カメラは鏡筒に固定されているのでカメラの重みでピノリングの回転が固くなる事もなく,何よりスケアリングズレの心配がありません。試写は調整を行っていませんが4角までほぼ揃った星像です。

ラック&ピニオン式ではピントノブが側面に出っ張りますが,ヘリコイドの場合それが無く収納が容易です。特に海外遠征では破損の心配が無いのでお勧めです。またラック&ピニオン式を電動化すると取って付けたようになりますが,RED CAT71はスマートにできるでしょう。

 

RED CAT71は天文ハウストミタ様からのお取り寄せ品を当方でも販売しております。年内には専用のASI EAF取付アダプターも発売予定です。

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