12/2日のレナード彗星撮影機材と樹木伐採
早朝のレナード彗星は,11月末までは自宅で撮影していましたが,暗い空を求めて熊本の観測所に出向きました。幸い,撮影当日の12/2日は,一年を通して最高と言えるほどの星空に恵まれ良い結果が得られたようです。空の暗さに勝るものはないですね。
ただスライディングルーフの東の低空は16年間で伸びたクヌギが邪魔なので,彗星方向が開けていてる場所に陣取って撮影しました。
これから12月9日頃までは東の空に見えますが,益々低空になるのでとりあえず邪魔になるスライディング東画のクヌギの枝落としを行いました。左がビフォーで右がアフターです。
ところで,今回撮影に使った機材は最初の写真の17cmF5のコレクテッドダルカーカム鏡と自動導入改造した90S赤道儀*です。(*90Sの極軸部とEM-100の赤緯部を合体した改造機です。極軸のウォーム回りは90Sを使ったので改造90Sと呼んでいます)
以下は改造90Sで2分間撮影した連続12カット(Pモーション約2.4周期分)を並べています。P-2や90Sの追尾精度が高い事は認識していましたが(複数の実測結果は概ね±5秒角前後)850mm,2分露出の全てのカットをほぼ点像に止めるとは予想していませんでした。こうして見るとレナード彗星の移動は大きいですね。
| 固定リンク
「天体写真」カテゴリの記事
- 12/7日のレナード彗星(2021.12.10)
- 今朝(12/9)のレナード彗星(2021.12.09)
- レナード彗星5日間の変化(2021.12.07)
- 12/2日のレナード彗星写真を画像処理してみました(2021.12.04)
- 12/2日のレナード彗星撮影機材と樹木伐採(2021.12.04)