タカハシJシリーズ赤道儀のモータードライブなどについて
時折,タカハシJシリーズ用の自動導入モータードライブについてのお問い合わせがありますが,赤道儀のメンテナンスを要すケースも多い事から,当方での直販は行わず天文ハウストミタで受注しています。
また専用のアリミゾは販売を終了していますが,現行のDS75-40をステンレススペーサーで嵩上げする方法で適合できます。
DS75-40をJシリーズ用としてご注文いただければ,Jシリーズでは不用な標準附属ボルトをステンレススペーサーに交換します。価格は変わりありません。
写真はJP赤道儀(ウエイトシャフトは直棒に交換)にJシリーズ用のTitan自動導入モータードライブと,DS75-40をスペーサーを介して設置した状況です。不安定に見えますが,4点で完全に固定されるので強度や剛性への影響は皆無です。
以下は写真のJP追尾精度をTDMで計測したデーターでエラーは±1.5秒角ほどです。
(高精度エンコーダーの取付方法が確立していないので綺麗なデーターは採りに難く,掲載のデーターは特に良い結果が得られた6分間のものです。(JPのウォーム軸1回転に要す時間)エンコーダー取付の影響はスケールオーバーするほど悪いデーターになりますが,良い方向になる事は考えられないのでこの結果を採用しています)
計測の目的は当方で販売するモータードライブの精度(ステッピングモーターのマイクロステップ誤差やモーター内蔵ギヤヘッドの影響(紹介のJシリーズ用はギヤヘッドはありません)に加えタイミングプーリーの偏心など)が赤道儀の精度に影響を与えていないかを確認するためです。
採用しているモーターやタイミングプーリー,ベルトは全て国産品なのでデーターを見る限りそれらの影響は無視できるレベルのようです。
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