赤道儀の追尾エラーを修正(計測)する TDMについて-2
TDMによるPモーション測定の手始めとして五藤の6.5cm用赤道儀を計ってみました。この赤道儀は極望が内蔵されていないのでエンコーダーの取付が容易です。
グラフでは±8秒の振れがありますが,恒星時が少しズレ*ていて進んでいます。(グラフでは下方にずれる)それを見込むと±5~6秒角程度でこれまでにPHD Guidingで計った値と概ね合致します。五藤6.5cmのウォームホイールはMark-Xと同じ126枚なので,モーションの周期は11分25秒ほどとです。
TDMでの計測ではステッピングモーターのマイクロステップ精度に起因する2秒角ほどの小刻みな振れが検出されます。PHD Guidingでの計測ではシーイングの影響と判断がつかないのですが,エンコーダーだと顕著に解ってしまいます。
*原因はウォームギヤのピッチ誤差かと推測しますが他の部位や他の固体で試してみる予定です。
| 固定リンク
「PR」カテゴリの記事
- H-40用XY70-H40販売終了とパノラマヘッド化改造について(2022.05.06)
- ヒーター内蔵フードHF40.5と専用プレートの発売について-2(2022.05.02)
- XY70-55用極軸望遠鏡について(2022.04.26)
- 90S用ハーフクラッチ仕様のAMD-1N完成(2022.04.24)
- ヒーター内蔵フードHF40.5と専用プレートの発売について-1(2022.04.24)