P-2,90S用AMD-1NC開発状況の紹介-2
新しいモータードライブを開発する際に厄介なのがギヤカバーの設計です。
赤道儀のウォーム軸とモーター軸の位置,カバー取付部の赤道儀の形状,極軸側クランプとの干渉など,幾つかを実機で確認しながらカバーを開発しますが,多くの場合2度ほどの試作を要します。
写真は90S用のAMD-1NCのギヤカバーを設計するために,90S用AMD-2N用ギヤカバーを付けた状態ですが,やや赤道儀との隙間が大きいため,モーターユニットを赤道道儀に固定する金具の設計に反映する必要がありそうです。
今回は他機種用で概ねの位置関係が確認できたので試作は1度で済みそうです。これにより当初90S用のAMD-1NCは6月発売の予定でしたが,P-2用と同じ4月には商品化できる目処が立ちました。
ギヤに傷が付いたり,砂などを噛むと追尾精度に影響がでるのでカバーは大事です。高速回転しないAMD-1Nでは問題となりませんが,自動導入機では安全対策として必須でしょう。お子様などが指を挟む事故に繋がりかねません。
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