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2022年7月21日 (木)

湾曲ダブテールクランプとプレートの開発について-1

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カメラのレボルビングを目的とした湾曲ダブテールクランプ/プレートは9年前に試作まで行いましたが,クランプの押さえ機構開発の難しさから製品化は断念していました。

今回,高度な加工技術を有す機械部品加工メーカーの協力を得て製品化の目処が立ったので紹介します。写真は試作品ですが製品も殆ど変わりありません。縦横構図に便利な0°と90°のラインなどを入れ,9月中旬発売予定です。

このタイプはこれまでに製作したリング状のレボルビング装置に比べカメラを選ばないのが大きな特長です。対応するカメラやその取付方法などについては今後何回かに分けて紹介します。

写真はGFX-50Rを装着した状態ですが,いかなる回転位置でクランプしても赤緯軸(ウエイトシャフト)の延長線上にカメラの中心が合います。

 

以下は加工が難しいクランプ部で,以前はこの部分が壁になり開発を断念しました。構造上マシニングセンターでは加工できないので,今回は旋盤との複合機で製作しています。当然ですが真鍮の押さえピースもプレートに密着する曲面になっています。

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