湾曲ダブテールクランプとプレートの開発について-3
今回紹介するのは,湾曲ダブテールプレートとクランプを,ジンバル雲台仕様のビクセンポラリエに搭載した例です。
赤道儀と自由雲台の組み合わで星景写真を撮る場合,構図によっては極軸のバランスが大きく崩れますが,自由雲台の代わりに湾曲ダブテールプレートとクランプを使えばアンバランスは大きく改善します。
P-2など通常の赤道儀では,自由雲台でもさほど問題になりませんが,ポラリエのようなポータブル赤道儀では,この極軸回りのアンバランスは追尾精度や撓みに大きく影響するので,できるだけ避けた方が良いでしょう。
なお紹介のジンバル雲台は,BENRO製GH1(販売終了品)のアルカスイスクランプを取り外し,そこに湾曲クランプを装着した改造品です。
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