EM-200赤道儀の自動導入改造について-1
こちらの記事で触れていた,EM-200赤道儀の自動導入改造用品の開発状況を紹介いたします。
核となる自動導入コントローラー基板はNS企画様の「NS-5000_Wi-Fi/Bluetooth仕様」を供給いただきます。これを当方製作のハウジングに収納し赤道儀側面に配置します。
写真のハウジングは試作段階で,スイッチやコネクターの配置,赤道儀への取付,トップパネルへ配置するスイッチ類の確認用です。今後トップパネルなどを製作し,9~10月の発売予定です。
モーター部(ドライバー含む)はこれまでの実績があるので特に開発は必要ありませんが,以下の2(3)タイプからお選びいただけます。
何れも改造費用は同じで一式154,000円です。なお,トップパネルとスマホから操作できるためハンドコントローラーはオプション(16,500円)です。
- 低騒音仕様:極軸望遠鏡は使用できなくなりますが,高トルクの43mm角のHBステッピングモーターを極めて低振動(低騒音)で駆動します。導入速度は350倍程度です。
- 標準仕様:極軸望遠鏡が使えるよう,28mm角のHBステッピングモーター使用します。28mm角のモーター単体トルクは43mm角タイプの1/3程度ですが,トルクを補うために高いギヤ比と高速特性に優れたユニポーラ方式で駆動します。導入速度は300倍程度です。
- 高速/低バックラッシュ仕様:低バックラッシュギヤ(THギヤ仕様の特注品)付の43mm角のHBステッピングモーターをユニポーラで駆動します。極軸望遠鏡は使えずやや振動が大きくなります。導入速度は800倍程度です。(在庫特注モーターの都合上5台限定)
記載内容を修正しました(7/29追記)
写真は初期型のEM-200ですが,EM-200UDSやTEMMA-J並びに,赤緯体が大きいEM-200TEMMA*でも同額で対応できます。(TEMMA*仕様の場合モーターは高速/高トルク仕様のみで極軸望遠鏡は使えます)
赤緯のFLEXWAVEドライブ改造はTitanTCS又はこの赤道儀組込コントローラーを選択できます。赤緯のFLEXWAVEドライブ改造では極軸望遠鏡は使えます。
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