光軸調整アングルAA60とDS45T-10について-4
屈折望遠鏡や望遠レンズでのツイン撮影用光軸調整アングルAA60は,より滑らかな調整と確実なロックができるように細部の仕様を見直しました。
AA60は回転中心軸(DS45T-10はUNC3/8,DP75側はM8)の両側2カ所にロック機構がありますが,片側はパン,チルトの可動/固定用L字状のレバーです。
もう一方は六角ボルト,皿バネ,ガラスワッシャーで構成され,テンション調整や完全な固定ができます。(以前の記事ではキャップスクリューボルトを使っていますがレバーとの干渉で固定が難しいので六角ボルトに変更しています。これに伴い写真の両口スパナが標準附属します)
実際の使用では,予めこのテンション調整ボルトを(レバーを緩めた状態で)パン・チルトの可動が容易な 硬さになるよう締めておきます。
調整側の鏡筒を振って固定側の鏡筒と同じ写野になればレバーで固定すれば充分です。より確実に固定する場合はテンション側のボルトを完全に締めれば安心です。
AA60の価格は11,000円です。写真のパン・チルト用ロックレバー(黒色のもの)やテンション調整用両口スパナが附属します。AA60に適合するアリミゾはDS45T-10ですが,オプションパーツ(1,100円)を併用すればDS38,DS75シリーズも適合します。
紹介写真の3インチアリガタはDP75-152です。AA60の構造上,調整側の鏡筒は90°倒れるので短いアリガタで済み,軽量化(以下の構成で900g強)が図れます。
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