TR50(45)システムの紹介-4
本日紹介するのは,TR50システム専用の,極軸高度調整装置のTR50-Y35(写真右)とTR50-Y55(写真左)です。TR50-Y35はポラリエUで,TR50-Y55はポラリエでの使用を想定したもので方位微動は排除しています。
内容が重複しますが,TR50-Y35はこちらの記事で詳しく紹介しています
方位調整はTRC50とTR50の嵌合部で滑らかに行えるため,このクラスのポータブル赤道儀では必須ではないでしょう。どちらかと言えばフリー回転で北極星を探せるTR50-Y35(55)の方が使い易いと思います。
また,方位微動がない分軽量・コンパクト(TR50-Y35:300g,TR50-Y55:400g)で安価な構成になります。ポラリエUをXY60-35で使用する場合はDS38R-60も必要でしたがこの構成では不用です。
通常は,TR50-Y35,TR50-Y55とも赤道儀に装着したままで,TRC50/TR50で三脚との脱着と方位調整を行います。
価格は,TR50-Y35が17,600円,TR50-Y55が18,700円です。何れも極軸高度微調整部と専用のテーパーリング(TR50A又はB)がセットされます。(TR50-Y35には首下ショートの六角レンチ附属)
以下はポラリエUにTR50-Y35を装着した状態です。TR50-Y35には簡易据付用として北極星の覗き穴を設けています。
こちらはポラリエにTR50-Y55を装着した状態です。極めて剛性が高く,2~3kg程度の撮影機材の搭載が可能です。
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