ポラリエU用新アイテムの紹介-3
片持ちフォークアームSAF60-110,3回目は日食のサブ機としての紹介です。
デジカメで4K動画が撮れるようになったので,最近は動画で日食を撮るケースが増えています。今後6Kや8Kが普及すれば,2,000万画素ほどの静止画も切り出せるので益々動画で取る機会が増えるでしょう。
ただ,動画撮影は露出を大きく変えられない事や,1台のカメラではトラブルが心配で静止画を捨てきれません。そうなると動画用と静止画用の2本立てでの撮影になりますが,赤道儀に同荷した場合は静止画側のカメラを触る事ができません。緊張しているのでそっと触ったつもりでも,動画が揺れてしまい残念な結果になりかねません。
4月の日食は継続時間が短かったことと,月の谷間から漏れる光芒の変化やプロミネンスを肉眼で見たかったので,動画,静止画ともに撮影はカメラ任せでしたが,長い日食では皆既中にカメラを触るケースも多いでしょう。
前置き長くなりましたがこのような背景から,極めて軽量なポラリエUを日食遠征のサブ機として使えるアイテムを企画しました。
ウエイト不要で完全なバランスが取れるので,両軸クランプフリー回転で導入できます。これなら軽量な三脚と合わせても3kgほどに収まるので機材が制限される海外遠征でも負担は少ないでしょう。
写真はFOA-60(6cm,Fl495mm,スターベースオリジナル品でヘリコイド化)とフルサイズカメラの例です。
XY60-35やTR50-Y35で保持したポラリエUなら,最初に紹介した300mmクラスの望遠レンズのみならず,よほど風が強くなければ写真のような鏡筒でもぶれることはないでしょう。
なお,両軸微動はありませんがスムーズなクランプフリー回転ができれば500mm程度の運用は容易です。赤道儀は異なりますがこの動画もFOA-60と微動のないポータブル赤道儀で撮りました。
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