理想と思える大型双眼鏡用の自動導入経緯台
今回の胎内星まつりでは,iOptron製のHAZ31と言う自動導入経緯台とコーワの大型双眼鏡ハイランダープロミナーを展示しました。
一般的に大型双眼鏡は経緯台に搭載しますが,上記写真のように仰角が大きくなると重心が双眼鏡側に偏ります。対策としてバランスウエイトを併用するケースが多いようですが,大きな回転トルクを有すハーモニックドライブ(又は同等品)を利用した経緯台ではウエイトは不要です。
偏荷重を得意とするハーモニックドライブならではの使い方でしょう。ハーモニックドライブ最大の弱点の周期誤差は眼視では支障とならないので理想的な組み合わせと感じています。
今回は胎内星まつりに合わせて,ハイランダーをHAZ31に搭載する専用アリガタ(DP75-HP)を試作しました。以下写真のようにアライメント用のファインダー装着座も付けています。今後フィールドテストを行い商品化します。
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