時代に添った公共天文台の自動化改造
公共天文台の自動化改造では,安全装置(東西南北方向の動作制限)やメカニカル原点からの天体の自動導入は必須ですが,最近はASI Airを利用できる環境の要望も多いようです。
これから見る天体の画像をスマホなどで見ていただいた後に(いわゆる電子観望)メインの望遠鏡で生の星を見てもらうスタイルです。
写真はこれから公共天文台に納入する製制御装置ですが,機側でASI Airなどを接続できるように,ピラーパネルにRS-232CコネクターとAC100Vサービスコンセントを設置しました。
この制御装置は2系統のRS-232C接続をサポートしているので,ケーブルのつなぎ替えを行わずに操作室からのパソコン導入と,機側でのASI Air操作に対応します。また,Bluetooth接続,オートガイド,ASCOMにも対応しています。
写真は据付赤道儀のピラーに組み込む制御装置で,左前の円弧上のものは赤径(赤緯)軸に設置する光学センサーです。メカニカル原点とリミットを検出します。
10月から公共天文台関連の仕事が続いていますが,明日以降は年度末まで出張が多くなります。そのためメールの回答が遅れる場合もありますがよろしくお願いいたします。
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