パン/チルト微動付アリミゾの開発について-6
前回はプレートなどへのDS38/45PT取付方法のご説明でしたが,今回は搭載する望遠鏡やカメラレンズについてです。
DS38/45PTは低重心を優先した設計なので,チルト調整ノブが上面に配置されています。想定した望遠レンズやREDCAT51クラスの望遠鏡では支障ありませんが,スライドバーMを装着したFL55SSや鏡筒径が大きい場合は調整ノブと干渉します。
対策として,以下の写真のようにチルト調整ノブを下面に付け替える事ができます。ただ,この場合プレート(アリガタ)などへの端面設置が条件です。プレート(アリガタ)との位置関係については図で紹介していますのでご参照ください。
写真の例では中央はUNC3/8タップ穴に3/8→1/4変換アダプターを装着し,UNC1/4ボルトで固定しています。
以下はチルト調整ノブを六角頭ボルト(製品に附属)に付け替えた場合です。レンチでの調整になりますが上記の制限がなくなります。固定観測所など,頻繁に調整しない場合にお勧めです。
以下はスライドバーMを装着したFL55SSの例です。スライドバーMの形状上,チルトノブと干渉するため上面調整はできません。
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