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2024年4月22日 (月)

カメラマウント接続アダプター FDCM-6200ADⅢについて

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フィルターホイールが必要なモノクロカメラでは,天体望遠鏡と冷却カメラの接続は荷重に耐えるテーパーリング接続を推奨していますが,フィルタードロワーで充分なカラーカメラでは,シンプルなカメラマント(バヨネット)接続が便利でしょう。デジタルカメラとの切り替えなど運用の幅が広がります。

 

以前のZWO社製カメラマウントはバヨネット部の強度や精度の面で敬遠されていましたが現行品は改善されています。

フィルタードロワー一体型のカメラマウントもラインナップされていますが,ZWO社純正構成はM42接続のため,フルサイズやガイドチップ付きのカメラは使用できずApo Sonnar135/2専用のFDCM-6200ADⅡをお求めになるケースが増えています。

ただ,FDCM-6200ADⅡ(限定商品)は,Apo Sonnar135/2を含む手持ちレンズでテストを行い,フィルター有無でもピントが出るフランジバックを決めています。(基準値より0.3mm長い,EOS用44.3mm,Nikon用46.8mm)

 

そのため補正レンズ併用時のフランジバックに合わない事や,レンズによってはフィルター未装着時にピントが出ない可能性があるため,新にフランジバックを基準値どおりにした,FDCM-6200ADⅢを設計しています。同梱のシムリングで0.7mm延長もできる予定で,通常商品として販売予定です。

以下は,ZWO社製フィルタードロワー付カメラマウントにFDCM-6200ADⅡを接続した例です。

左がNikonマウントと6200MC PRO,右がEOSマウントと2600MC DUOです。FDCM-6200ADⅢの外観はこれと変わりありません。

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