WilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-5
5月28日は夕方まで雨でしたが,夜半には急速に回復したためPleiades68/F3.8と比較用のVSD90SSやTMB92(WO製0.8Xレデューサー併用)で試写しました。シーイングは悪くなかったのですが,湿度が高く,少しモヤがかかったような空だったので輝星ににじみが出ている恐れがあります。
試写は上のように観測所設置の自作片持ちフォーク赤道儀で行いました。カメラはEOS Raで,ISO1600,60秒露出です。ガイドは行っていません。ピント合わせはライブビュー(30倍)で行っています。
【Pleiades68/F3.8(fl260mm)】 F3.8と明るいながら星像は極めてシャープで周辺光減光も目立ちません。ただ,以前のGFXでの試写でも見受けられましたが左側の星像がやや肥大しています。これはGFXでケラレが小さくなるよう自作したM60接続のカメラマウントが影響しているかと思うので近いうちに取り直します。
【TMB92/F4.4(fl405mm)】 他社製レデューサーを併用していますが,かなり健闘しており中心像はVSD90SSと遜色ありません。
【VSD90SS/F5.5(fl495mm)】さすがに完璧で周辺まで完全に丸い星像です。
以下は上の写真の中心部のみを比較したもので200%拡大です。(輝星はかんむり座γ星) VSD90はカメラの縦横が他と異なるので90°回転しています。
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