WilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-4
月も大きくなったのでメーカー公表データーなどを観察してみました。
上の図は上段がRED CAT51で採用しているペッツバール光学系で,下段がPleiades68/f3.8などで採用された7枚玉光学系です。Pleiades68/f3.8は7枚の内,3枚はスーパーEDレンズ(FPL-53)を採用しています。
Pleiades68/f3.8の構造は,前玉3枚が鏡筒内で前後する「WIFD(WO Internal Focus Design)」です。通常のドローチューブ式に比べフォーカス機構にモーメント荷重がかからないのが大きな特長です。後玉は鏡筒に固定されいるため,ペッツバール系と事なり正確なバックフォーカスを要求します。
以下は同じような明るさのVSD90SSとFSQ-85EDP(何れも専用レデューサー併用)のスポット図の比較です。各社公開データのスケールを合わせています。Pleiades68/f3.8のRMS-SPOT半径は1.9ミクロンですが,同1.6ミクロンのFSQ-85EDP+QB0.73XやVSD90SS+V0.79Xと比べるとやや劣るものの大きな差はないように見受けられます。
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