HAC125に最適なQHY5Ⅲシリーズカラーカメラ
話題のSky-Watcher HAC125は,構造上使えるカメラは31.7mmスリーブ接続タイプのみですが,QHY-CCDなら豊富な品揃えです。
中でもQHY5Ⅲシリーズ中の,1/1.2サイズのQHY5Ⅲ585Cは比較的写野が広くなり魅力的です。口径12.5cmのHAC125と840万画素(4K)カメラの組み合わせは,スマート望遠鏡では味わえない電子観望ができるかも知れませんね。
| 固定リンク
話題のSky-Watcher HAC125は,構造上使えるカメラは31.7mmスリーブ接続タイプのみですが,QHY-CCDなら豊富な品揃えです。
中でもQHY5Ⅲシリーズ中の,1/1.2サイズのQHY5Ⅲ585Cは比較的写野が広くなり魅力的です。口径12.5cmのHAC125と840万画素(4K)カメラの組み合わせは,スマート望遠鏡では味わえない電子観望ができるかも知れませんね。
| 固定リンク
9月28日~10月9日までは海外出張に伴い臨時休業します。期間中はご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。
主な目的は紫金山アトラス彗星の観測と,4年後にオーストラリア大陸で起きる皆既日食の適地踏査です。
そのため,9月23日頃までにご注文分は27日までに出荷しますが(ご入金確認後3営業日の即納品)その後は10月10日以降となる事をご了承いただけると幸いです。
| 固定リンク
昨日紹介したFCT-65D,FC76DP,FS60CP用のトッププレートTTP60-82Mは,バンド取付面が60mmのTB95Nと組み合わせを想定しており,基本的に3インチのアリガタ運用です。
本日はお問い合わせの多い,ビクセンやアルカスイスプレートに対応するバンド,TB95ASと組み合わせるTTP40-82Mの紹介です。バンド取付面の幅は40mmで固定ボルトピッチは17.5mmです。
写真はTB95ASとDP38/45-152を組み合わせた状態です。トッププレートは現行のTTP60-117Mですが,TTP40-82Mは幅が20mm長手方向が35mm短くなります。
このTTP40-82MもTTP60-82と同じく10月10日発売で,価格は同額の8,800円です。
TB95ASと組み合わせるTTP40-82Mは,紹介のDP38/45-152の他,以下のプレートに無加工で対応します。
| 固定リンク
本日発表されたタカハシFCT-65D,FC76DP,FS60CPに最適なトッププレートTTP60-82Mを開発しています。
写真はFSQ-85EDP用のTTP60-117Mですがこれの長手方向を82mmに短縮したバージョンです。適合する鏡筒バンドはTB95NでアリガタはDP75-152やDP75-222です。(写真を入れ替えました)
FCT-65Dなどで採用された鏡筒は保持間隔が短いため,プレート状のトッププレートではガイドカメラやキャリングハンドルの両立が難しくなりますが,M型の場合これらに加えASI AIRも同荷できます。
TTP60-82Mの発売は10月10日で価格は8,800円です。(TB95N:17,600円)
以下はタカハシ様から提供いただいたFCT-65Dの作例写真です。ファイル名から既存のFS/FCフラットナー1.04X併用と思われますが驚くほどシャープですね。画像サイズからカメラはASI6200MCでしょう。
FCT-65D本体(156,200円)にFS/FCフラットナー1.04と専用のCAリングを加えた価格は183,400円(税込み)です。とても魅力的ですね。
| 固定リンク
今回はWilliamOptics社製「WIFD FOCUSER」専用金具を用いてZWO社のEAFを「REDCAT91/F4.9」に装着してみました。
前後のバンド間にWIFD FOCUSERが配置された「Pleiades68/F3.8」に対し,「REDCAT91/F4.9」は前後の鏡筒バンドより対物側に配置されるためEAFの装着は容易で,ガイドカメラを装着するキャリングハンドルもそのまま使えます。
EAFを装着したフォーカサー部はガイドカメラの視野を妨げない程度回転すれば充分で,この位置なら附属ソフトケースの緩衝材を少し加工するだけでEAFを付けたまま収納できます。
| 固定リンク
先日紹介したWilliamOptics社製「WIFD FOCUSER」専用金具(試作品)を用いてZWO社のEAFをPleiades68/F3.8に装着してみました。
ガイドカメラを搭載するキャリングハンドルとの干渉防止やASI AIRとのバランス上,EAFの位置は写真の状態が良いでしょう。この状態ではピントノブとアリガタの干渉が防げる上,赤緯方向のバランスも殆ど崩れません。
一式組み立てた状態での輸送も容易で,附属ソフトケースの緩衝材を加工すれば写真の状態でもなんとか収納できます。(ガイドカメラのみを外せば余裕で収納)
| 固定リンク
先日のREDCAT91との比較用に掲載したVSD90SSの試写写真ですが,写野左下端に映り込んだ明るい恒星にカメラマウントの回折現象の影響かと思われる星像の悪化が現れています。
この撮影では,VSD90SSの60.2φスリーブに,「PENTAX645用カメラマウント」+「PENTAX645→EOSマウント変換アダプター」(上の写真の状態)を用い,フルサイズのEOS Raで撮影しています。この構成ではネジ込み部がないためEOSマウントの最大径となる48φの開口径を確保しています。
48φあればフルサイズのセンサーサイズを完全にカバーしていますが,他に原因が見あたらないので,ここでの回折現象が影響したものと推測します。
以下は60.2φスリーブに,「PENTAX645用カメラマウント」+「PENTAX645→GFXマウント変換アダプター」を用いGFX-50SⅡで撮影したものです。これでは四隅まで完璧な星像なので上記の推測は正しいでしょう。
以下は今回使用したマウント類で
右側の「PENTAX645→EOSマウント変換アダプター」内部が光っていますが,真鍮のマウントとアルミ筐体の接続面に反射した撮影用光源です。カメラ側からは全く見えない部位なのでこの影響ではないと判断しています。
M48接続の開口径は44~45φ程度です。今回48φあっても回折の影響と思われる事例が発生したことから,M48接続は避けた方が賢明なのかも知れません。
なお何れの場合も「PENTAX645用カメラマウント」前面に58mm→52mmステップダウンリングをねじ込んでいました。この部分の開口径は52φですが55φあるGFXの写野ケラレなど顕著な影響は見受けられません。
| 固定リンク
WilliamOptics社製「WIFD FOCUSER」専用のEAF取付金具の設計に取りかかりました。写真はMINICAT51に取り付けた試作品(黒色メッキ処理前)です。
この金具はWIFD FOCUSERのピニオン軸ブラケット(黒色部分)に合わせた専用品です。ブラケットの端に差し込み,ブラケットに加工されたタップ穴で固定する方法を採用しているので無加工で確実に装着できます。
通常の軸直結方法と事なりEAFが側面に張り出さないメリットがありますが,ハンドルやガイド鏡取付に制約がでます。これらについては次回以降紹介予定です。
なお,WIFD FOCUSER対応の鏡筒は撮影重視である事や,撤収時にドローチューブを繰り入れる必要がないためにクラッチは採用していません。
現時点での適合予定機種は,実機確認可能なMINICAT51,Pleiades68,REDCAT91のみですが,今後他機でも確認を取る予定です。
発売は11月の予定で,価格は9,900円を予定しています。
| 固定リンク
RED CAT91/F4.9に引き続きPleiades68/F3.8の試写結果です。機材の写真は同じ写真では面白くないので入替ました。
以下掲載の内,上位2枚は昨日のRED CAT91/F4.9と同じ条件で撮影してます。(RED CAT91/F4.9とは南北が逆になっています)3枚目はステライメージで周辺減光を表示した状況です。
Pleiades68はF3.8と明るいため,さすがに写野周辺はF4.9のRED CAT91に劣りますが*色収差は感じず,フルサイズでこの性能であれば満足です。また周辺減光が少ないのは特記で,F6クラスをレデューサーでF4程度に明るくした場合よりずっと良好でしょう。
*Pleiades68は厳密なバックフォーカスを要求しますが,四隅の星像の流れが同じような傾向なので,製品附属のスペーサーを使った調整で改善できるかと思われます。
最下段の写真はFC-100DLに0.66X FC-35レデューサーを併用した場合の写真です。空の明るさなど条件が全く異なるので参考用ですが,レデューサー併用の場合に強い周辺減光が現れる例です。(最周辺の急激な落ち込みはカメラマウントによるケラレ)
| 固定リンク
9月7日にRED CAT91/F4.9,Pleiades68/F3.8の試写を行いました。写真のGX-1赤道儀(ガイドなし)清和高原で撮影しています。まずはRED CAT91/F4.9の試写結果の紹介です。
以下掲載の上,中段の2枚はEOS Ra,IS3200,EXP60S,JPEG取って出し画像で,約1/4(幅6720→1600pixel)リサイズ画像です。ピント合わせはライブビュー(30倍)で行っています。中央・四隅の画像は縦横600pixel(1辺約3.2mm)で切り出しています。
最下段はVSD90SSの試写画像です。カメラや切り出しサイズは同じですが撮影条件が異なるので参考用として掲載しています。
特にVSD90SS試写日はライブビューでピント合わせできないほどシーイングが悪かったのでバーチノフマスクを使いました。シーイングの影響で星像が肥大していると思われます。(実はこの時が初バーチノフマスク体験でした。シーイングが悪いときはバーチノフマスクが便利ですね)
REDCAT91は左側が僅かに歪ですがチルト調整で簡単に直せるレベルでしょう。3,000万画素のカラーカメラでは両者に顕著な差は見受けられないと感じました。
なおRED CAT91/F4.9はこの秋の発売予定です。価格は約396,000円(税込み)程度です。
| 固定リンク
天リフでピックアップされていた「Vマウントバッテリー」をウエイトの代用として試してみました。スカイグラフに入荷したばかりのMINI CAT51を搭載しています。
Vマウントバッテリーとは業務用テレビカメラなどの規格で,このバッテリーにはD-Tapの14.8V14A出力のほか,USB-C,USB-A,12V,8Vの出力ポートを備えています。
14.8V14A出力はD-Tapコネクターで出力できるので赤道儀など大電流機器用として便利です。14.8Vが高すぎる機器ではダイオードの順方向電圧(1段当たり約0.7V)を利用して13V程度に落として使えばいいでしょう。
また12V120W程度の車載用ドライヤー電源としても使えそうで,緊急時のレンズの夜露取りに役立つでしょう。25年ほど前のオーストラリア遠征では12V7Ahの鉛シール電池(当時は機内預け入れできました)と12Vドライヤーで急場を凌いでいました。
温風を数十秒も当てれば曇りは取れるのでバッテリーの消費電力量は大した事はありません。(120Wの場合,1分間での消費電力量は2Wh)
肝心な事が最後になりましたが,このバッテリーの最大の魅力は固定用として本体にUNC1/4とUNC3/8のタップがある事です。写真のようにアルカスイスプレートを固定しておけばウエイトシャウトの端末に付けたクランプで固定できます。
バランスの調整は軽い(0.25kg程度)補助ウエイトで行いますが海外遠征ではウエイトを軽減でき便利です。なお今回購入したものは99Whのもので機内持ちできます。
| 固定リンク
来月発売予定(天文ハウストミタさんで先行予約受付中)の「MINICAT51 178mmF3.5」ですがレンズ構成は6枚玉で,前群は3枚中2枚はSDガラスを使っています。
また,後玉の内カメラ側の1枚は極めてカメラマウントに近く,望遠レンズのような設計に見受けられます。そうなら従来のREDCAT51以上にマウント径が小さいNIKONマウントでもミラーボックスケラレが少ないでしょう。これについては実機が入荷次第確認しますが,D810Aでミラーボックスケラレがないなら魅力的ですね。
| 固定リンク