バランスウエイトとして使える「Vマウントバッテリー」
天リフでピックアップされていた「Vマウントバッテリー」をウエイトの代用として試してみました。スカイグラフに入荷したばかりのMINI CAT51を搭載しています。
Vマウントバッテリーとは業務用テレビカメラなどの規格で,このバッテリーにはD-Tapの14.8V14A出力のほか,USB-C,USB-A,12V,8Vの出力ポートを備えています。
14.8V14A出力はD-Tapコネクターで出力できるので赤道儀など大電流機器用として便利です。14.8Vが高すぎる機器ではダイオードの順方向電圧(1段当たり約0.7V)を利用して13V程度に落として使えばいいでしょう。
また12V120W程度の車載用ドライヤー電源としても使えそうで,緊急時のレンズの夜露取りに役立つでしょう。25年ほど前のオーストラリア遠征では12V7Ahの鉛シール電池(当時は機内預け入れできました)と12Vドライヤーで急場を凌いでいました。
温風を数十秒も当てれば曇りは取れるのでバッテリーの消費電力量は大した事はありません。(120Wの場合,1分間での消費電力量は2Wh)
肝心な事が最後になりましたが,このバッテリーの最大の魅力は固定用として本体にUNC1/4とUNC3/8のタップがある事です。写真のようにアルカスイスプレートを固定しておけばウエイトシャウトの端末に付けたクランプで固定できます。
バランスの調整は軽い(0.25kg程度)補助ウエイトで行いますが海外遠征ではウエイトを軽減でき便利です。なお今回購入したものは99Whのもので機内持ちできます。
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