紫金山ーアトラス彗星を追いかけて-3
今回の遠征地はダーウインの南西、約800kmの「アーガイル湖の北部」ですが、ここを選んだのは以下の3つの理由からです。
- 登ってくる彗星と太陽の位置関係が良い(地平線に対して、太陽が彗星の真下になる緯度)
- この時期天候が安定している
- 2028.7月の皆既日食の皆既帯に入っている
緯度条件が良いとは言っても、アーガイル湖付近の地形は起伏があるため、観測ポイントの選定は綿密に行いました。
上の地図は、長野の小林氏が、地形図やGooglemapなどネット上の写真などを元に作成してくれた資料です。これがあったので4駆車しか入れない悪路の先のポイントに辿りつけました。そのためにレンタカーも4駆を選びました。
事前準備の甲斐あって、アーガイル湖付近(正確にはパニキン湾)を前景に、尾を真上に伸ばした彗星と冬の銀河の写真は、「ほぼ」イメージ通り撮影できました。
「ほぼ」なのは予想しなかった強風で湖面が波立ており、湖面に映る彗星は叶いませんでした。
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