Pleiades68のバックフォーカス調整構造の補足
昨日紹介した,Pleiades68のバックフォーカス調整構造の説明がわかりづらかったので補足します。
Pleiades68のカメラ接続部は,写真のように3つのパーツからなる2段構成で,鏡筒へのネジ込み具合でバックフォーカスを調整できる構造です。簡易的な回転ヘリコイドですね。
- 左がM54M/M60Mリング(M54カメラ接続リング)
- 中央がM60F/M63Mリング(バックフォーカス調整リング)
- 右ががM63Fリング(バックフォーカスロックリング)
2は鏡筒のM63F部にねじ込まれ,回転ヘリコイドと同じ役目をします。3はそのロックリングです。
2のネジピンチは1.0mmなので,この部分を1回転すれば1.0mmバックフォーカスを調整できます。(下の鏡筒側も含め,白いマーキングは回転角度が解るように私が付けました)
以下は組立状態で,ロックリングに工具を刺しています。(昨日アップした写真)
またこれとは別に,M48とM54のシムリングも同梱されていますので,昨日紹介したテーパーリングは,四隅の星像が最適な位置から1mmマイナス側で設計しています。伸ばす方は簡単ですが縮める方は難しいためです。
ちなみに写真に写っている後郡のレンズ(有効径42φ)は鏡筒固定で,ピント合わせで前後するのは前郡だけです。そのため正確なバックフォーカスを要求します。
| 固定リンク
「PR」カテゴリの記事
- ULTRA CAT108/4.8について-5(2025.06.19)
- ULTRA CAT108/4.8について-4(2025.06.18)
- ULTRA CAT108/4.8について-3(2025.06.17)
- ULTRA CAT108/4.8について-2(2025.06.15)
- ULTRA CAT108/4.8について-1(2025.06.13)