FCT-65Dほか,M52接続用「TR74-M52F」の開発について
9月に発売された,FCT-65D,FS-60CP,FC76-DPのカメラマウント接続部は,タカハシ製鏡筒一般的なM54M接続の「カメラマウントDX-WR」と事なり,FS-60CB用M52F接続の「カメラマウントDX-60W」です。
これら「カメラマウントDX-60W」用鏡筒に適合する「TR74-M52F」を開発しています。
「TR74-M52F」の発売は2025年1月10日→発売日未定で,価格は8,800円です。
「TR74-M52F」はTR74システム標準構成時のバックフォーカス(メタルバック)をメーカー指定値の56.0mmになるようにしました。FCT-65Dなどはレデューサーがピント合わせに伴い移動するので正確なバックフォーカスが要求されます。
バックフォーカスはフィルターや冷却カメラのウインドウガラスの影響を受けるため,5枚のシムリングで光路長を調整できるEX12.5±1.0での構成を推奨いたします。
EX12.5±1.0に附属するシムリングは「フィルタードロワーM54」とのネジ込み部に挟みますが,その量を求めるにはM54ネジ部を回転させて写野周辺像の変化を見れば容易です。1回転で0.75mm前後するので回転角度からシムの量を決めてください。1回転(0.75mm)も動かせば目立つ変化が現れるでしょう。
なお,シムリングは「フィルタードロワーM54」の後段にも挟めます。フィルターがない場合を後段側で,フィルター装着分は前段など使い分けると便利です。シムリングは市販品なので不足時はここなどで購入いただけます。(EX12.5±1.0に附属するシムリングの単体販売は行っておりません)
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