西オーストラリア遠征から帰国しました
本日、2週間に渡る西オーストラリア遠征から帰国しました。
写真は滞在最終日の、1/29日に撮ったアトラス(C2024G3)彗星と南天を代表する大小マゼラン雲やみなみじゅうじ座付近の銀河です。14mmでの撮影なので少し窮屈な構図になっています。対角魚眼レンズも準備していましたが湖面(塩湖)が大きく湾曲するため使いませんでした。
撮影はワディから160km程内陸に入った「ウォンガン・ヒルズ」と言う町にある塩湖の「レイク・ニナン」で行いました。
ここには26日も訪れましたが、その際は気にならなかった町明かりが強く写ってしまいました。ただ、人口の灯火や衛星も実際にあるものが写ったのだから、あえて車のヘッドライトが映り込んだカットを選んでいます。湖面左半分のブツブツ切れた明かりは、木立の向こうを走るロードトレインのヘッドライトです。
彗星や大小マゼラン雲、銀河と、地上の風景は肉眼で見えたような写真になっており、これはこれで良いかと思っています。
この彗星は近日点通過時に崩壊(消滅)する可能性が高いと言われていましたが、無事に通過した場合、1/17~20日頃まで見応えがあると見込んでいました。25日以降は月が小さくなるので星野撮影を行う予定で日程を決めていました。
ところが日を追うごとに彗星の尾は伸びて写るようになり結果的に最終日まで彗星を追いました。20日頃に核が分裂した事や、彗星の高度が増したためでしょう。
サイクロンの影響がありましたが、17,18,19,23,24,26,27,29日の8日間撮影できたのは幸運でした。明日以降、日にち毎に紹介する予定です。
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