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2025年4月

2025年4月30日 (水)

CAA使用時のTR74システムチャートについて

お問い合わせの多いCAA使用時のTR74システムチャートです。チャートにはCAA対応のTR74CAAと、関連する新製品や仕様変更のR74テーパーリングが含まれています。TR74CAAと関連するテーパーリングの発売は5月末の予定です。

このチャートは厳密なバックフォーカスを要求する以下の望遠鏡が対象です。RED CAT(ULTRA CAT)はバックフォーカスを合わせる必要がないので、敢えて光路長を短縮するためのM54FD-5ADを併用する必要はありません。

  • タカハシM54M接続(BF56.2mm)  →現状のTR74-M54M BF57の改良型
  • タカハシM52F接続(BF56.0mm)   →TR74-M52F(現行品)
  • Pleiades68/F3.8(BF55.0mm)    →専用のテーパーリングを開発中
  • ビクセンM60M/M54F(BF63.5/56.5)  →TR74-M60M/M54F(現行品)

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2025年4月29日 (火)

H-40 星野撮影赤道儀化 改造の受注について

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星野撮影に特化したH-40赤道儀改造のご案内です。セット内容は以下のとおりです。200mm程度の望遠レンズまでの星屋撮影や6cmクラスでの日食海外遠征に最適でしょう。両軸クランプフリー回転できるので500mm程度なら微動は要らないでしょう。

  1. AMD-1N(又はAMD-1NC):42,900円(49,500円)
  2. XY60-35H:27,500円
  3. 赤道儀オーバーホール:13,200円→無償
  4. 赤緯軸UNC3/8取付改造: 6,600円→無償

以上合計で70,400円(77,000円)です。赤道儀をお預かりし、オーバーホール・改造完了後,一式組み立てた状態で納品します。お預かり期間は約2ヶ月です。

費用は1,2のみで、3,4は無償サービスとなります。受注期間は2025.6.30日までで、最大受注数量はXY60-35Hの在庫数5台です。

在庫がなくなった場合は期間途中でも受注を終了させていただきます。スカイキャンサー赤道儀も改造できますが、FC-50赤道儀は対象外です。写真のパノラマヘッドは付属しません。切り取った鏡筒バンド部はそのままの状態で返却します。

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2025年4月28日 (月)

XY70-55が再入荷しました

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SeeStarの赤道儀モード用としてもご使用いただけるXY70-55が再入荷しました。XY70-55の価格は29,700円で即納できます。

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MARK-X用AMD-1Nの開発について-3

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MARK-x用AMD-1Nはご要望が多かったクラッチ仕様を追加しました。星景写真撮影で使用する場合は不要ですが観望でも使われる場合は便利でしょう。

観望の場合、ハンドコントローラーがあっても倍速・停止程度では殆ど役にたちませんが、クランプがあると対象導入が容易です。ハーフクラッチ状態でも使えるので恒星時追尾と手動操作の切り替えが不要です。

クラッチ仕様は49,500円です。クラッチなしの5,500円増しでP-2用と同額です。現時点で5台ほど製作可能です。(クラッチ仕様は写真の手動ノブが標準付属します。またギヤカバーも付きます。クラッチは装着状態では見えない部位ですがEAF用を加工しています)

 

今回のAMD-1Nはモーターをウォーム軸と平行に配置したので、以下のXY70-35やビクセン製の架台などでないとご使用いただけません。純正の架台(MX-3)は干渉するので取付できません。

なお写真のXY70-35は1台のみ在庫がございます。本体のみ27,500円ですが、MARK-X用の接続プレートを付けて22,000円で販売いたします。UNC3/8固定なので市販のカーボン三脚に搭載可能です。売り切れました25.5.5追記

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2025年4月27日 (日)

ASI294などをM54で接続できる「M54FD-294AD」の紹介

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紹介する「M54FD-294AD」は、商品名のとおりASI294などをM54でフィルタードロワーなどに接続するアダプターです。OAGとフィルタードロワーを併用したシュミカセ用として2023.5月に商品化していますが、同一鏡筒に複数のカメラを付替えて使用際にも便利なアイテムです。


写真はASI294などと同じM42接続のASI585MC Proを「M54FD-294AD」経由で「M54フィルタードロワー」に接続した状態です。こうするとASI2600DUO/6200などM54接続のカメラとの切り替えが容易となります。

なお「M54FD-294AD」を装着したASI585などの光路長は16.5mmです。M54接続のASI2600DUO/6200などは17.5mmなので1mm短くなりますので、正確なバックフォーカスを要求する光学系の場合、M42ねじ込み部に市販のシムリングを挟んでください。

「M54FD-294AD」は通常商品として7,700円で販売いたしております。上段の写真は商品状態で下段はカメラへの装着方法です。カメラ同梱のM42/M48変換アダプターを使って装着します。B202504262jpg

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2025年4月26日 (土)

MARK-X用AMD-1Nの開発について-2

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昨日紹介した写真は星景写真用として自由雲台を使った構成ですが、今日は三脚台座がついた望遠レンズ用としてパノラマヘッドを使った構成です。写真はレンズは500mmですが、MARK-Xの追尾精度なら2~3分の露出なら歩留まり良く撮影できるでしょう。

なお、MARK-x用は製作数量の都合からクラッチ仕様は計画していませんが、ご要望が多いことからEAF用のクラッチが流用できないか検討しています。

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2025年4月25日 (金)

MARK-X用AMD-1Nの開発について-1

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何件かのご要望をいただいていた、MARK-X用のAMD-1Nを開発しています。他のAMD-1N同様、モーター部をウォーム軸と平行配置にしているため軸直結配置に比べモーターが側面へ張り出さず携行に便利です。

写真は評価用で今後ギヤカバーを製作し6月下旬の発売予定です。価格は44,000円で限定10台です。オートガイド付きは4,400円増しでクラッチは非対応です。(既に3件ほどご要望いただいているので今後の受注は7台程度になる予定)
なお、純正の架台MX-3に搭載されたMX-1では本機はご使用いただけません。4.26追記

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MARK-X用AMD-1Nには簡易照明装置が付属しますが、DS38/45-MXを併用の場合、以下のようにLED部を固定できます。ただLEDとの干渉のためアルカスイスプレートはご使用になれません。

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このDS38/45-MX(17,600円)をMARK-X用のAMD-1Nと同時購入いただく場合、以下のDP45-192,SP40×2個、ウエイトシャフト(18または20φ,長さ200mm)の3点セット19,800円相当を無償添付します。

なお、DS38/45-MX在庫限りでこのサービスは終了します。ウエイトシャフト径は18又は20φを指定できます。SP40はシルバーを優先しますが、シルバーが完売後は写真の黒になります。


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2025年4月24日 (木)

「WIFD EAF-AD」の一時的供給不足について

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WIFD FOCUSER専用EAF取付アダプター「WIFD EAF-AD」は、初期ロット130台分の材料を準備していますが、この内、タイミングベルトはメーカー在庫切れで半数分ほどしか調達できていません。既にご注文いただいた分を何とか調達できた状況なので、潤沢にご提供できるのはベルトが再入荷するGW明けになる予定です。

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2025年4月15日 (火)

90S赤道儀用AMD-1NCの在庫数について

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2月に発売しました90S用AMD-1NCは、当初準備した10台が早期に完売したため今月12台追加しましたが、その残りも4台となっております。

本日時点での受注可能数量は以下のとおりです。

  • H-40用:AMD-1N:42,900円(7台) →残受注可能数量 6台 
  • H-40用:AMD-1NC:49,500円(13台)   〃        9台
  • P-2用:AMD-1N:42,900円( 5台)     〃         5台
  • P-2用:AMD-1NC:49,500円(50台)    〃       35台
  • 90S用:AMD-1NC:49,500円(22台)    〃        4台

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2025年4月14日 (月)

William Optics新シリーズ ULTRA CAT 56/F4.8について-5

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ULTRA CAT 56/F4.8をベースにZWO社製品でフル装備してみました。CAA、カメラ、フィルタードロワーは全てM54ねじ込み接続で、この場合のバックフォーカスは54mm(16.5+20+17.5)です。このクラスの鏡当ならカメラを分離しなくても運搬/収納できるので、テーパリン接続する必要は無いでしょう。

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2025年4月13日 (日)

FCT-65Dほか,M52接続用「TR74-M52F」の発売について

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こちらの記事で紹介していた,FCT-65D,FS-60CP,FC76-DPのテーパーリング「TR74-M52F」は、65D FUレデューサーのリコールに伴い発売を保留していましたが、実機確認が取れたので発売します。

「TR74-M52F」の発売は2025年4月25日で、価格は8,800円です。

「TR74-M52F」のカメラ側にはM48のフィルターネジを切っていますが、65D FUレデューサーは正確なバックフォーカス(56mm)を要求するので、シムリングで調整可能なEX12.5±1.0の併用をお勧めいたします。

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なお、「TR74-M52F」 開発用に入手した写真のFCT-65D*(65D FUレデューサー含む)は187,000円(税込、4月30日まで)で 売却します。鏡当バンド類やEAF取付アダプターをご希望の場合は30%OFFでの提供です(一部B級品含む)完売しました 25.04.15追記

*FCT-65Dはフードを逆向きに付けようとしてしまい、内側にグリースが付着しました。使用には何ら支障ありませんが、僅かな拭きムラが残っています。

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2025年4月 7日 (月)

「WIFD FOCUSER」専用EAF取付金具について-6

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Pleiades68/F3.8に「WIFD FOCUSER」専用EAF取付金具を装着してみました。キャリングハンドルにガイドカメラを搭載できるようにEAFを横に向けていますが、こうすると少し手を入れたソフトケースに収納できるのが最大のメリットでしょう。

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紹介のEAF取付金具はWilliam Optics社製「WIFD FOCUSER」専用でピニオン軸ハウジング部の外径が33.0mm、差し込み深さ(金具を差し込める円筒部の長さ)10mm以上で設計しています。

以下はSHARPSTAR社製品の例ですが、ピニオン軸ハウジング部の外径(ノギスで計測している部位)の外径が32mmで、差し込み深さも確保できないのでご使用いただけません。

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2025年4月 6日 (日)

生産終了商品のお知らせ

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写真のFS-60CBやFL55SS用鏡筒バンドなどは、2025.3.31日をもちまして生産を終了しました。殆どは在庫がございますので当面はご供給できる予定です。在庫状況は以下に掲載しておりますのでご参照いただけると幸いです。

商品一覧|K-ASTEC

2025.3.31日付け生産終了品

  • TB58AS
  • TB60AS
  • TB80AS
  • TB80/52AS
  • TB80/65AS
  • TB68AS
  • TB179 
  • TB204S
  • DS45T-20
  • AA60
  • DS75R-20
  • DS75T-20
  • SP69-86
  • SX-M835AD
  • SAGTi-M835AD
  • SP50-15
  • SP30-152
  • DP45-152L
  • BP40-180
  • TTP40-180
  • AP100-340
  • DS38N
  • DS38R-76
  • SAF60-110
  • HF40.5

 

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沖永良部島出張から帰りました

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沖永良部島の小学校に設置された、25cm屈折望遠鏡の自動化工事のお手伝いから帰りました。

改造で機械式原点を設置したので、昼間の恒星導入も容易です。写真は昼間のシリウス、フォーマルハウト、ベガなどを使い、子午線越にともなう反転導入テストを行っているところです。

ちょうど天頂付近に月があったので導入していますが北緯27度の沖永良部島では天頂を越え、僅かに北の空に廻っています。ちなみにこの望遠鏡のレンズはTMB氏の設計です。とてもシャープな星像でした。

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今回は「ログインタラソ」と言う宿泊施設に4連泊しました。部屋から太平洋が見えとても快適な環境です。下の写真は部屋から徒歩で1~2分の展望所ですが、街灯はなく真っ暗なので星景写真も撮れます。この島は観光地化してなく無駄な照明や街灯も少ないので星見目的で訪れるのも良いでしょう。

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夜間に現地確認はしていませんが、島の北東部にある「フーチャ(潮吹き洞窟)」の駐車場は街灯もなく真っ暗な空でしょう。北東の方向に徳之島が見えています。

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