ツイン鏡筒用光軸調整機構付きアリガタ ADP75-150について-2
引き続きツイン用アリガタ「ADP75-150」の紹介です。先日はチルト側(写真右奥側)が主でしたが,今回はパン側(写真左手前)の構造紹介です。裏面(75mmアリガタ面)の写真です。
ADP75-150の裏面から,DS45Nの中心をUNC3/8ボルトで,前後のM6タップ部をローレットボルトで引いています。中心のUNC3/8ボルトは皿バネで適当なフリクションを与えています。
一方,押し側はDS45にねじ込んだ2本のM6イモネジです。イモネジの頭がADP75-150に設けた窪み部に入りピボット軸受けに似た動作です。これにより,DS45Nはシーソーのような動きでチルト方向にのみ動き,パン方向の動きは抑えられます。
2本のローレットボルトを交互に操作する事でチルト調整を可能としていますが,DS45Nの中心をバネで強く引いているのでの,2本とも緩んでも「ガクッ」と動く事はありません。
チルトの可動範囲は突き出すイモネジの長さによりますが,2mm(窪みの深さは1mm)で約1度傾きます。屈折望遠鏡なら1度もあれば十分でしょう。以下は1度傾けた状態です。突き出し代は通常は固定(ダブルのイモネジでロック)で運用します。
*上の写真で「不要長穴」と示したのは加工ミスで商品にはありません。
なお,写真のように本来の位置に追加加工した物を特別価格で販売します。通常商品は19,800円ですが約45%OFFの11,000円での販売です。不要な長穴があるだけで他は通常商品と変わりありません。複数ございます。完売しました7/5追記
以下はアイピースを装着したULTRA CAT56(左)とPleiades68(右)のツインで操作性を確認している状況です。両側共にスムーズな調整ができる上,ロックも完璧です。
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