魔改造赤道儀の紹介-2_EM-200赤道儀ハーモニックドライブ化
2件目に紹介する「魔改造赤道儀」は,EM-200赤道儀の赤緯駆動をハーモニックドライブ(以下HDと略,後期はフレックスドライブを採用)改造です。
この改造は商品化しており,2020.6月から5年間で累積35台の実績があります(改造用品の都合で今後受注できるのは2台のみになっています)
以下写真(試作機)のように赤緯軸を抜き取り,HDをアリミゾに内蔵た赤緯ユニットと交換しています。赤緯のバックラッシュ排除が主な目的ですが,改造前に比べ約4.5kg軽くなる事や不動点が60mmほど短縮されるためバランスウエイトが軽減できます。
これらにより,改造前に比べると10kg程搭載重量が増えると考えて良いでしょう。上の写真は19kgのCDK-12.5/F8(30cm鏡筒,カメラは非装着)を搭載していますが5kgのウエイト3個で余裕です。
EM-200のPモーションは±5~7秒角程度です。これは国産の高精度(研磨)仕様HDに比べても1/3~1/5ほど小さい値です。(これまでに複数台を恒星追尾で実測した値)また,ウォームホイール式は短周期の小刻みな振れも小さく極めて滑らかな追尾が得られます。
高精度且つ滑らかな追尾に加え,改造で赤緯のバックラッシュフリー化,軽量化,搭載能力アップが図られますが,ご使用のお客様からは赤緯軸の回転位置によらず常時使える極軸望遠鏡や,キャリングハンドル(写真の試作機は非設置)にもご好評をいただいています。
アリミゾ部に組み込んだSHG-20-160型ハーモニックドライブです。許容モーメント荷重は20kgfmほどなので,鏡筒搭載面から30cmの位置に60kg搭載できる強度です。
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