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2025年12月

2025年12月31日 (水)

2025年を振り返って-4

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仕事ではありませんが,今年最大のトピックは1月のC/2024G3アトラス彗星を追っての遠征です。昨年秋の紫金山・アトラス彗星から3ヶ月後に再びオーストラリアへ遠征しました。
写真は記念にと自撮り?風に撮ってみましたが,近すぎてピントが合ってない上,足場の悪い塩湖上だったのでぶれてしまい亡霊っぽくなってしまいました。EOS Ra,105mmF1.4開放,ISO1600,20秒露出。

この1年ありがとうございました。2026年もよろしくお願いいたします。

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2025年12月30日 (火)

2025年を振り返って-3

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先日の記事と似通った内容ですが,TR74システムとは別にカメラレンズとフルサイズカメラの組み合わせるための「M54FD-5AD+シムセット」です。

発売は2024年ですが,今年になって急激に需要が増えたのでここで取り上げます。敢えてフルサイズに限定したのは,ZWO社の「フィルタードロワー付カメラマウント」はM42接続となるためフルサイズをカバーしないためです。

最近3本のSIGMAシグマ105mm F1.4で実証試験する機会があったのでその結果を紹介します。

追加テストの結果,以下の値に間違いがあった模様です。詳しくは後日ブログで紹介します。26.1.12追記

写真は紹介の「M54FD-5AD+シムセット」を用いてSIGMAシグマ105mm F1.4(EOS) とASI2400MCを接続した例です。フランジバックは11.5+15.5+4.5+12.5=44mmになっていますが,無限遠のピント位置はレンズの∞マーク位置と合致せず,+0.4mmほどシムを挟まないと合いません。

また,この状態でフィルター (IDAS LPS-P3,厚み2.5mm)を挿入した場合,レンズの∞マーク位置で無限遠が出るようにするには+1.2mmのシムが必要でした。

これらの事から,冷却カメラのフランジバック(12.5mm)は物理的な距離で,保護ウインドウガラスによる光路長への影響は考慮されていないと思われます。

 

さらに,フィルターを3mm厚のナローバンドフィルター(Radian Triad Ultra Quad-Band Narrowband Filter)に変えると∞位置が大きく変わる事から,カメラレンズと冷却カメラの組み合わせの場合,「∞マーク位置で無限遠が出るようにシムを調整する」必要がありそうです。こうすれば顕著な四隅の星像の流れは確認されません。(SIGMAシグマ105mm F1.4の場合)

この構成ではカメラマウントとM54フィルタードロアーのねじ込みを緩める事で概ねの調整量を把握できるので作業は容易です。一回転で0.75mm伸びます。

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2025年を振り返って-2

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WilliamOptics社鏡筒用のEAF取付アダプターは「WIFD-EAF_AD」は,昨年の9月にクラッチ無しで発売しましたが,その後クラッチの要望が多かった事から10月に「クラッチ付きWIFD-EAF_AD」を追加しました。

現在,クラッチ無し/付き(いずれも新/旧EAF用2機種を準備)を併売しています。また既にクラッチ無しで購入された方用としてクラッチ単体も販売中です。

この「WIFD-EAF_AD」はWilliamOptics社公認パーツとして販売いただいており,この半年間で230台受注しています。

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2025年12月29日 (月)

2025年を振り返って-1

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今年も残り3日になりましたが,例年通り今年の仕事を振り返ってみます。

今年も最初の振り返りと記事は「TR74テーパーリングシステム」関連です。今年新たに発売されたZWO社製イメージローテーターCAAへの対応や,望遠鏡毎に正しいバックフォーカスが得られるテーパーリングに移行しました。

限られた光路長内で,TR74システムの構築当初になかったアイテムの追加は大変ですが,足し算の結果,値を満足した時はそれなりの達成感を得られました。

上のチャートがカラーカメラ用で,下がモノクロカメラ用のチャートです。なお,モノクロカメラでCAAを使う場合,バックフォーカスが標準値から5mm伸びるので適合する鏡筒は限られます。Tr74_2025m_20251229170101

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モノクロカメラ用TR-74構成で,CAA+EFWの接続チャート

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お問い合わせの多い,モノクロカメラ用TR-74構成で,CAAとEFWを併用する場合の接続チャートです。

ASIカメラやEFW発売当初のメーカー推奨構成では,カメラ付属のチルトプレートを外す構成となるため*,スケアリング調整を行う事ができませんでした。その対策としてTR74SAPを中心とする「TR74システム」を開発しています。*チルトプレートを外さなくても接続できますがEFWでチルト調整ネジを塞ぐので事実上調整不可

 

今回紹介するCAAとEFWを組み合わせる場合,TR74SAPの代わりにTR74CAAを使用しますが,TR74SAPでのスケアリング調整ができなくなるために,後日ZWOから発売されたカメラ側のチルトプレートを裏面から調整できる「M54-Tilter」に交換する必要があります。

ただ,この構成ではバックフォーカスが60mmになるため,これを適合できるのは,バックフォーカスを合わせる必要のない※(合っていなくても光学性能に全く影響しない)ULTRA/RED CATシリーズや,直焦点のFSQ-85/106ED(645RDを使用したFSQ-106ED含む)など一部の鏡筒に限定されます。

※ULTRA CAT56はピントがでなくなるため不可。REDCAT51Miniはバックフォーカスの都合で不可。ペッツバール光学系でありながら「最適バックフォーカス55mm」を指定した鏡筒での可否は不明。スケアリング調整を必要としなければ,M54-Tilterなしでも構成できバックフォーカスは55mmになります。

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2025年12月26日 (金)

WIFD鏡筒用「EAF取付アダプター」のラインナップについて

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William Optics 社製「WIFD鏡筒用EAF取付アダプター」は,ご要望の多い旧EAF(軸径5mm)用も含め以下をラインナップしております。

  • 旧EAF用クラッチ無しWIFD EAF-AD :11,000円(在庫限り)
  • 旧EAF用クラッチ付き   〃     :22,000円(在庫限り)
  • 新EAF用クラッチ無し   〃     :11,000円
  • 新EAF用クラッチ付き   〃     :22,000円
  • WIFD EAF-AD用クラッチユニット単体 :11,000円(在庫限り)

新EAF用はクラッチ付き/無し共に販売を継続しますが,旧EAF用とクラッチユニット単体は在庫限り(本日現在各20台ほど)で販売を終了いたします。

写真は各商品のパッケージと,クラッチ付きWIFD EAF-ADのパッケージ内容物です。

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2025年12月19日 (金)

ULTRA CAT 56/F4.8は間もなく発売です

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以前の記事で紹介していた「ULTRA CAT 56/F4.8」は間もなく発売されます。RED CAT51を遙かに凌ぐ光学性能で周辺光量も豊富です。写真のようなフルサイズカメラで最大限の実力を発揮するでしょう。

まだ国内販売価格は発表されていませんが,メーカー直販価格は1,398USDなので今の為替レートで計算すると240,000円(税込)ほどになる模様です。近日中に天文ハウストミタさんで販売される予定です。
同クラスの海外製品と比べとやや高価ですが,極めて高い光学性能に加え,キャップ組込み式バーチノフマスク,WIFD,STX機能(全てUS Patent)などを備えた超高性能望遠鏡です。

なお,「クラッチ付きのWIFE-EAFアダプター」は2025.12.25日の発売予定です。ULTRA CAT 56/F4.8の発売に併せたセット販売特価を検討しています。ご要望の多い旧型の5mm軸径EAF用も準備中です。
以下は過去記事のリンクです。

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DS38N(DS38-50)にDP38-GSを無料添付します

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DP-38GSの在庫処分として,DS38N又はDS38-50を購入時に無料添付します。DS38N,DS38-50はレバークランプ又はノブの指定ができます。

制約のある商品ですが,カメラレンズでのガイド撮影においては便利です。約5cm重心が高くなりますがカメラを頻繁に交換する場合などは有効でしょう。また,写真の極軸望遠鏡は無改造で装着でき,簡易極軸望遠鏡や対処確認用としても使えます。
詳しくは過去記事を参照ください。

 

DP-38GSはQHY5LⅡMがガイドカメラの主流だった頃に企画した製品でこれを全て内部に通す設計です。
全体が31.7mm筒状のQHY5LⅡMに対し,現在は段差があるZWO製ASI120(220)MM-Miniが主流になりました。ZWO社製ではカメラの差し込み代から限られたレンズ(外形が31.7mm以下のFUJI FILM HF75HA-1Sなど)でしか使用できなくなっため,在庫処分としてDS38N(9,900円)又はDS38-50(9,900円)に無料添付します。DP38-GSの在庫が無くなり次第終了します。

 

以下は,奥がDP38-GSをDS38N-BKに,手前がDS38-50-OLに装着した状態です。奥は手を加えたタカハシの5X25ファインダーをガイド鏡に,手前はHF75HA-1Sを使っています。このレンズは外径が細いので本来の形で使用できます。

なおDP38-GSはQHY5LⅡMの外径に合わせて設計したため,ASI120(220)MM-Miniは少し窮屈になります。写真は手持ちのASI120とASI220を装着していますが実用上支障はなく,ガタが無い分安心かもしれません。

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2025年12月 8日 (月)

「RF1.4LVCMシリーズ」用リングヒーターの受注生産ついて

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写真の「CANON RF20mm F1.4 L VCM」ほか,外形が同じ24,35,50,85mmの「RF F1.4 L VCMシリーズ」レンズに適合するリングヒーターを受注生産いたします。
基本仕様は,こちらで紹介した「NIKON AF-S FISH EYE 8-15用リングヒーター」と変わりありません。やや窮屈になりますが,コントロールリングの操作に支障が無いよう設計します。

写真はイメージ用として「NIKON AF-S FISH EYE 8-15用」を仮に装着した状態です。これと同じような外観になります。(他機種用なのでフードは90度ズレた位置になっています)

価格は12,100円です。受注期間は2025.12.31日までで,完成は2026.2月末の予定です。

ご希望の方は右記のメール宛ご連絡ください。tomoyoshi-kawano@nifty.com

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2025年12月 1日 (月)

WIFD EAF-AD用クラッチユニット単体販売の終了について

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こちらで紹介していた「WIFD EAF-AD用クラッチユニット」は在庫限りで販売を終了いたします。単体販売用として準備した50台がほぼ払底になったためです。クラッチユニット単体(11,000円)の本日現在の在庫数は5台です。

なお2026年1月からは,WIFD専用EAF取付アダプター「WIFD EAF-AD」 と 「WIFD EAF-AD用クラッチユニット」をセットした「クラッチ付き WIFD EAF-AD」として販売いたします。価格は22,000円*です。これまでのクラッチがない「WIFD EAF-AD」(11,000円)も併売します。

*こちらの記事でセット品は19,800円となる旨記していましたが,材料費高騰などの都合で2機種合算の22,000円となりました。

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