2025年を振り返って-3
先日の記事と似通った内容ですが,TR74システムとは別にカメラレンズとフルサイズカメラの組み合わせるための「M54FD-5AD+シムセット」です。
発売は2024年ですが,今年になって急激に需要が増えたのでここで取り上げます。敢えてフルサイズに限定したのは,ZWO社の「フィルタードロワー付カメラマウント」はM42接続となるためフルサイズをカバーしないためです。
最近3本のSIGMAシグマ105mm F1.4で実証試験する機会があったのでその結果を紹介します。
追加テストの結果,以下の値に間違いがあった模様です。詳しくは後日ブログで紹介します。26.1.12追記
写真は紹介の「M54FD-5AD+シムセット」を用いてSIGMAシグマ105mm F1.4(EOS) とASI2400MCを接続した例です。フランジバックは11.5+15.5+4.5+12.5=44mmになっていますが,無限遠のピント位置はレンズの∞マーク位置と合致せず,+0.4mmほどシムを挟まないと合いません。
また,この状態でフィルター (IDAS LPS-P3,厚み2.5mm)を挿入した場合,レンズの∞マーク位置で無限遠が出るようにするには+1.2mmのシムが必要でした。
これらの事から,冷却カメラのフランジバック(12.5mm)は物理的な距離で,保護ウインドウガラスによる光路長への影響は考慮されていないと思われます。間違いがありましたので確認後改めて紹介します。2026.2.3追記
さらに,フィルターを3mm厚のナローバンドフィルター(Radian Triad Ultra Quad-Band Narrowband Filter)に変えると∞位置が大きく変わる事から,カメラレンズと冷却カメラの組み合わせの場合,「∞マーク位置で無限遠が出るようにシムを調整する」必要がありそうです。こうすれば顕著な四隅の星像の流れは確認されません。(SIGMAシグマ105mm F1.4の場合)
この構成ではカメラマウントとM54フィルタードロアーのねじ込みを緩める事で概ねの調整量を把握できるので作業は容易です。一回転で0.75mm伸びます。
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