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2026年3月

2026年3月28日 (土)

FSQ-80FC用クラッチ付きEAF取付アダプターについて

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FSQ-80FC発売に伴い新型のクラッチ付きEAF取付アダプターを開発しています。新型はWIFD-EAF AD同様ベルト駆動を採用し,製品ではベルトカバーも装着予定です。
FSQ-80FCは眼視性能も優れていますが,撮影と眼視両用で使われるのであればクラッチは非常に有効でしょう。

FSQ-80FC用のクラッチ付きEAF取付アダプターは6月末の完成予定で,価格は従来型と同じ25,300円です。なおFSQ-80FC用はFSQ-85EDでもご使用いただけます。(FSQ-106EDへの適合可否は実機確認後に紹介予定)

本日紹介する写真は以下の構成で3インチアリガタベースです。写真のアリガタDP75-187はVSD90SSやFSQ-85ED用として設計していますが,今回FSQ-80FCにも適合するようにモデルチェンジしました。

変更点は従来のTTP60-117(M)に加え,TTP60-82M対応と鏡筒を裏返して運用する際の,ドローチューブロックノブ干渉防止対策部の形状変更です。

  • 鏡筒バンド:TB-95N
  • アリガタ:DP75-187(新仕様)
  • トッププレート:TTP60-82M
  • キャリングハンドル:CH35-100S

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2026年3月21日 (土)

TB115N生産終了とTB204S再販のご案内

B20240315_20260321154401 VSD-90SS用のTB-115Nは3月末をもちまして生産を終了いたします。本日時点での在庫数は6台です。

なお,2025.3月末に生産終了を案内したε-180ED用のTB204Sにつきましては,今後需要が望める事から再販いたします。

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開放F1.4のレンズを使った感想

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沖永良部島出張作業の合間にRF14,20mmVCMとLAOWA8-15mmmのテスト撮影を行いました。撮影地は島の最北端なので北側の光害は皆無ですが春霞が酷く条件はとても悪かったです。PM2.5も飛来していました。

写真は20mm(F1.4→2,Lee No2使用)で撮影した北の空です。北極星を中心に,北斗七星とカシオペア座がバランスよく収まっています。右側は北東35km先の徳之島の灯りです。

 

本題の「開放F1.4のレンズを使った感想」ですが,私は超広角レンズでの撮影でも赤道儀を使い,開放F2.8のレンズをF4程度まで絞って撮影していました。露出時間は延びますが絞ると星像や周辺減光に有利だからです。

今回開放F値が2絞りほど明るいレンズを使いましたが,予想どおりライブビューでのフレーミングがとても楽です。紹介の写真の場合,北斗七星とカシオペア座は明瞭に確認できました。

想定外だったのがピント合わせの楽さです。私はEOS Raの高倍率(30X)ライブビューでピントを合わます。広角系の場合,開放2.8クラスのレンズでは比較的明るい星でないとピント合わせできませんが,F1.4では微光星でも合わせられるので,30倍に拡大した写野を少しスクロールすれはピント合わせに使える恒星が見つかります。

これはとても大きなメリットで,以前使っていたD810Aは,F2.8~4の超広角(魚眼)レンズでは1等星クラスでないとピント合わせができず,ピント合わせのために構図を変える必要があったほどです。

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2026年3月16日 (月)

FSQ-80FCへのK-ASTECオリジナルパーツの適合について-3

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FSQ-80FCは直焦点撮影時のピント位置がかなり後方になるので,移動撮影においてはカメラ類は鏡筒から取り外した方が安心でしょう。

その際に便利なのがテーパーリング運用です。M48などのネジ込み接続もできますが,暗い屋外での作業は脱落などのリスクが伴います。またテーパーリングはカメラを回転せずに着脱できるので,冷却した状態(パソコンに接続した状態)でウインドウガラスの結露点検が行えます。

写真は鏡筒側とカメラ側にTR74キャップを装着した状態です。素早い着脱とゴミの混入を防げます。

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FSQ-80FCへのK-ASTECオリジナルパーツの適合について-2

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写真はFSQ-80FCを以下の鏡筒バンドやプレート類で固定した例です。

  • 鏡筒バンド:TB-95AS
  • アリガタ:DP38/45-152
  • トッププレート:TTP40-82M

トッププレートにはキャリングハンドル,ASI Air,小型ガイドカメラを装着し,フードを引き出した状態です。この構成*では,写真の固定位置で前後バランスが取れるのでアリガタ長は152mmで十分でしょう。*ASI2400MC,フィルタードロワー,ZWO CAA,TR74-M48_BF57

 

以下はTR74システムで冷却カメラを接続した例です。FSQ-80FCの冷却カメラ接続はM48が標準(別売でM54接続リングあり)になっているので,TR74-M48_BF57で接続してます。(FSQ-80FCの接続部の太さの都合上,バックフォーカス55mmのTR74-M48_BF55やTR74-M54M_BF56.2は使えません)

TR74-M48_BF57ではバックフォーカスが57mmになるため,ドローチューブの繰り出しが2mm内側になりますが,直焦点撮影においては性能への影響はありません。この場合,以下写真のようにドローチューブは約5mm引き出した位置で合焦します。(フィルター未装着時,フィルター装着時は6mm程度)

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2026年3月14日 (土)

FSQ-80FCへのK-ASTECオリジナルパーツの適合について

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昨日発売された,FSQ-80FCへの当方のオリジナルパーツ適合を確認しています。写真は鏡筒保持にTB95AS,TTP40-82,DP38/45-152を,カメラ周りをTR74システムで構成した状態です。詳細は何度かに分けて紹介いたします。

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2026年3月 9日 (月)

FSQ-85ED(P)用のオプションパーツについて

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FSQ-85ED(P)用の新型EAF対応クラッチ付きEAFアダプターに続き,鏡筒バンド周りなどのオプションについても紹介します。先日発売されたFSQ-80FCへの適合に付いては後日実機確認後に改めて紹介します。

FSQ-85ED(P)用の鏡筒バンド周は以下の構成が可能です。いずれも鏡筒を裏返し,EAFを頂部に取り付けるスタイルです。上の写真はTTP60-117Mを組み合わせた3インチ構成の例で,TTP60-117Mの上面にキャリングハンドルを,両サイドにはASI Airとガイド鏡を搭載しています。

【3インチアリガタ運用の場合】

  • 鏡筒バンド:TB95N
  • アリガタ:DP75-187
  • トッププレート:TP60-117又はTTP60-117M

【ビクセン規格アリガタ運用の場合】

  • 鏡筒バンド:TB95N
  • アリガタ:DP45-187
  • トッププレート:TP60-117又はTTP60-117M

DP75(45)-187はFSQ-85ED(P)専用で開発しているため,鏡筒を裏返す事で生じるドローチューブクランプノブとアリガタ面の干渉は起きません。また,DS75(45)シリーズで運用の場合,抜け落ち防止が機能します。さらに,抜け落ち防止ネジはアリガタ底面から出っ張らないので鏡筒をテーブルに置いた際ガタつきません。

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2025年度の公共天文台のリプレース工事について

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ここ数年,年度末のこの時期は公共天文台のリプレース工事が集中します。昨年末から平行して3件の工事を行っておりますが,1件の工事で事前調査,改造機器の持ち帰り,設置を行うため3回の出張を要します。

今月末の完了まで出張に伴う不在期間が多くメールの回答など遅れる場合もございますがよろしくお願いいたします。

 

上の写真は,今週設置する50cm反射赤道儀用のピラーに組込む駆動装置です。下の写真は,モーターやギヤ周りを換装したウォームギヤと赤経軸と赤緯軸に設置する光センサーとカムです。1軸当たり,原点×2個,リミット×2個で構成されています。

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こちらは先月末に完成した20cm屈折赤道儀へのモーターやセンサーの設置状況です。

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2026年3月 6日 (金)

タカハシ製鏡筒用「新型EAF用クラッチ付きアダプター」について

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対応が遅れておりました,タカハシ製鏡筒用「新型EAF用クラッチ付きアダプター」は4月1日から再販を開始いたします。

再販機種は以下のとおりで価格は従来仕様と変わりありません。

  • タカハシ汎用接眼部用:FCT-65Dやε-130D/160EDなどに適合(FS60CB,FC76DSを除く)
  • タカハシFSQ-85ED用:FSQ-85ED専用(新製品のFSQ-80FCへの適合は確認中)
  • タカハシFSQ-106ED用:FSQ-106ED専用

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2026年3月 5日 (木)

リングヒーター「RF14mmF1.4L VCM」にも適合します

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こちらで受注した「RF1.4L VCMシリーズ用リングヒーター」は,ヒーター設計後に発売されたRF14mmF1.4L VCMにも適合することが確認されました。

RF1.4L VCMシリーズレンズは鏡胴部が樹脂製なのでヒーター内面の傷防止シートは布製です。積極的に鏡胴を加熱する構造ではありません。一般的な巻き付けタイプ同様,レンズの周辺を暖かい雰囲気に保ち結露を防ぐ設計です。

一方,LAOWA8-15mmF2.8の鏡胴は金属製なので,比較的熱伝導率が高いシリコンゴムを貼っています。レンズ自体を暖め大きな前玉への結露を効率よく防止する構造です。

なお,RF14mmF1.4L VCMは2月末,LAOWA8-15mmF2.8は3月末の完成でご案内しておりましたが,他の業務の都合で両機合わせて3月末の完成となりました。恐れ入りますが,ご予約の方への案内は3/20日以降となります。

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