胎内星まつりへのご来場ありがとうございました
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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
新年早々ですがGE1414HD(昨年末で受注終了)を星野撮影用に仕立てました。
GE1414HDは日食遠征を主目的とした設計で小型,安定性を優先しています。
そのため星野撮影時の子午線越には制限がありますが紹介する延長台座
(試作品)に交換すれば子午線を越えたあとも長時間の撮影が可能です。
特に写真のようなカメラレンズ(200~250mm程度)の場合,フード以外はどこを
向けてもぶつからないので遠隔撮影にも便利です。
フードは接触時に簡単に外れるようにしておけば近くにいなくても安心ですね。
延長部にケーブルを巻いておけばケーブルの絡みも防げます。
この星野撮影用オプションをご希望の方はご一報ください。
使用する延長筒の数に限りがあるのでご要望が多い場合は調整が必要です。
価格は30,000円(PTP-C22用台座込み)程度の予定です。
製品ではもう少し懐部を広くした上で,北側への偏荷重を抑える予定です。
以下はD810Aに全長約170mm(フードを含めると240mm)のSIGMA50-100mm
F1.8 DC HSM を搭載しています。このクラスではフードを付けても余裕です。
105mm F1.4や135mmF1.8はこれより40mmほど短いので問題ないでしょう。
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新しい1年が始まりましたが今年もよろしくお願いいたします。
昨年同様に穏やかな天気で綺麗な初日の出をみられました。
昨日は準備万端で45Pに望みましたが,日没後一時的に雲ってしまいました。
今夜リベンジ予定です。
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12月2日(月曜日)~7日(土曜日)まで海外遠征のため休業いたします。
期間中はご迷惑おかけいたしますがよろしくお願いします。
期間中はアイソン彗星観測のためモンゴルへ遠征します。
アイソン彗星が無事近日点を通過できるかは一部で悲観的な情報もありましたが
今朝のSOHOの写真では無事通過した?ようにも見えます。
(尾の方向が違うので核は存在していないかも知れませんが)
11/29 17:00追記--------------------------------------------------
残念ながらやはり核は完全に消滅してしまったそうです。
あとは宇宙空間に放たれた水蒸気や塵がどのような振る舞いをするのでしょう?
それを地上から見られるとことなどないのでしょうか?
何れにせよ何ヶ月も前から計画しているので遠征には出かけます。
ラブジョイ彗星は健在ですしね。
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無事に通過したとしても近日点通過直後は高度が極めて低いので
少しでも条件の良いモンゴル(ウランバートルの近郊)を観測地と決めていました。
乗り継ぎも含めて福岡から6時間ほどで行けるのも大きなメリットです。
以下は何度かご紹介した西オーストラリアで撮影したリニア彗星の写真ですが
低空まで透明度が良かったので迫力のある写真がとれました。
モンゴルはこの時期晴天が続くようです。
空の透明度や暗さは抜群と思いますが問題は防寒対策ですね。
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写真は2013.3月の遠征時にカルバリーで撮影したものです
EOS 5DM2(IRカット改造) ISO1600 180秒露出×2,SAMYANG35mmF1.4→F4
2014年4月26日(土)~5月4日(日)まで
8泊9日の日程で西オーストラリアへの南天星見ツアーを実施します。
2014年のGWは月回りが良いため企画しており,4月29日が新月です。
遠征地は西オーストラリアのワディファームです。
ワディファームは宿泊施設が完備していますが,それに加え
AC電源や机・椅子なども準備できるので冷却CCDでの撮影もできます。
空の暗さはそこそこですが,環境が整っているため何度も訪れています。
敷地内に街灯はないのでロッジのすぐ近くで撮影することができるため
赤道儀は一度セッティングすれば期間中そのまま放置することも可能です。
通常,海外遠征の場合は,夕方にレンタカーで宿から観測地まで移動し
セッティング~観測~撤収を繰り返すことになりますが
ここの場合,敷地内で観測するので疲れたらロッジで休むことができます。
不慣れな極軸設定を何度も行わなくて良いのも大きなメリットでしょう。
航空写真で一番左の棟を管理棟にしますが
その左側の広い空き地に赤道儀をセッティングします。
ツアーの概要は以下の通りです。
・旅行日程:2014.4.26(土)~5/4(日)
・旅行費用:278,000円(全食事,燃料税など全て含む)
・出発地:福岡空港(シンガポールで乗り換え)
・使用航空会社:シンガポールエアライン
・予定人数:20人
・主催者:K-ASTEC /トップツアー佐賀支店
スケジュールの概要
4月26日(土) 10:00 福岡発 15:35 シンガポール着 SQ655
4月27日(日) 01:05 シンガポール発 06:20 パース着 SQ225
着後 レンタカー利用 パース市内で買い物後ワディファームへ
4月28日(月) ワディファーム滞在
この間,ピナクルズ観光などを予定(オプション)
5月 2日(金) ワディファーム滞在
5月 3日(土) 午後ワディファーム発
17:30 パース発 22:45 シンガポール着 SQ226
5月 4日(日) 01:05 シンガポール発 08:10 福岡着
ピナクルズやループ(カルバリー)観光や夜間の撮影はオプションで対応いたします。
団体予約のため出発地は福岡のみとなりますが
各地から福岡までの航空券等は手配いたします。(別料金)
赤道儀の設定(極軸合わせ)などは私とスタッフがフォローします。
また,現地で機材のトラブルが発生した際は可能な限り点検~修理を行います。
修理ができない場合に備え,現地の機材もご利用いただけるよう配慮いたします。
(GP-D,SP-DX,スカイメモ合計3台を予備として配備します)
また,観望用の機材も準備いたします。
既に定員の半数以上のご予約をいただいておりますので
残り枠は6~7名となりますが興味のある方はHPからご連絡いただけると幸いです。
おかげ様で残りは4名様となりました。(2013.8.3追記)
定員に達しましたので,募集は終了させていただきます。(2013.8.4追記)
このツアーはハードな遠征ではなく
どちらかと言えばゆっくりと南天の星(とワイン)を楽しむツアーです。
この時期は夜半に紡錘形銀河が頭上に昇ります。
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3月4日(月曜日)~10日(日曜日)まで臨時休業いたします。
期間中はご迷惑おかけいたしますがよろしくお願いします。
期間中,パンスター彗星観測のため,西オーストラリアへ遠征します。
パンスター彗星は当初の予想ほど明るくならないようですが
代わりにレモン彗星が元気です。
2004年のリニア・ニート彗星のように肉眼彗星がダブルで見られる
事は滅多にないので楽しみです。
下の写真はそのときのリニア彗星です。
処理が未熟で恥ずかしい写真ですが
今度は少しは上達した写真をお披露目できるといいのですが。
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写真は昨年ご好評をいただきました,小型赤道儀のカスタマイズ状況です。
カスタマイズと言っても基本的にはモータードライブの取付程度ですが
純正にはないスマートな取付方法と
駆動用の電源や極軸望遠鏡の照明まで取り込んだことろを評価いただきました。
何れの赤道儀も30年近く前に作られたものですが
大変優れた基本性能を誇っています。モータードライブやちょっとしたアイテムを
つけ加える事で大変実用的なポータブル赤道儀に生まれかわります。
今年も引き続きこのようなカスタマイズを行って行きますのでよろしくお願いいたします。
ところで昨年受注生産の準備を行っていたポータブル赤道儀ですが
お客様から大きく分けて2タイプのご要望をいただいております。
ひとつは,いわゆるポータブル赤道の高精度タイプ。
200mm程度まで安心して撮影できるよう極軸望遠鏡の内蔵は必須。
スイッチONで直ぐ撮影できるよう電源も内蔵。
もうひとつはオートガイド撮影や自動導入もできる赤道儀の超小型判。
これらを両立できる方法はないかと模索していましたが
何れも中途半端な赤道儀となってしまいそうなので切り分ける事としました。
ポータブル赤道儀は以前ご案内したAG88をそのまま進め
超小型の自動導入赤道儀は別路線で検討いたします。
以下のようなイメージを目標としていますが実現には時間がかかりそうです。
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年末年始は家族全員で観測所ですごしました。
12月30日の夜は月が沈んだ夜半(正確には31日)には素晴らしい星空になりましたが
なぜか?星の写真はありません。
代わりの写真は翌朝の日の出時の観測所です。気温はマイナス5℃でした。
2005年夏の着工以来6年半。夫婦二人だけでの建設なので
スローペースですがどうにか真冬でも暖かく過ごせるようになりました。
肝心の観測機材は度々のシステム変更などで眼視観測さえできない状態ですが
暖かくなるころには15cm屈折で撮影できるようにしたいものです。
上の写真は昨年開発したカメラ用レボルビング装置と
冷却CCDカメラ用スケアリング調整機能つきのフォーカサーです。
本年はいよいよ私が設計した小型赤道儀を商品化します。
両軸駆動の自動導入仕様ですが
極軸部のみを使い高精度ポータブル赤道儀としても使用できます。
設計思想はこのブログで紹介しましたが,現在試作段階でこの春には発売予定です。
上記赤道儀の他でも引き続きユニークなアイデア商品を開発して行く所存ですので
本年もよろしくお願いします。
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ご挨拶が遅くなりましたが
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さっそくですが
新年最初の記事は,ちょっとした機材テストの話です。
写真のFS60Cを使った直焦点撮影システムは,オフアキガイド,フィルターホール
簡易フォカサーを付け,あるテストを行うために組んだものです。
以下がこれで撮影した写真ですが,30分露出×3枚画像です。
見ていただきたいのは中心星像です。クリックで拡大表示します。
テスト撮影の目的は過去にこのブログで紹介した,極軸高度調整による
2軸ガイドの実証です。敢えて小型のタカハシのH-40型赤道儀でテストしました。
赤緯の微動はありませんし,極軸は北極星を中心入れる程度に合わせただけです。
(写野の狭いCCDをオフアキで撮影しているので極軸のズレはあまり影響しません)
直焦点のため周辺部は星像が伸びているのでほぼ1/2にトリミングしています。
1カットの露出時間を長くしたのはこのシステムがアイデアだけでなく
立派に役に立つ事を証明したかったからです。
以下はガイド中のグラフです。通常の2軸駆動赤道儀と遜色なくガイドしています。
(アームが極端に長いタンジェントスクリューと同じ構造なので
赤緯側のガイド修正周波数が高くなり
モーターギヤのバックラッシュは見かけ上非常に小さくなります)
赤道儀,三脚,バランスウエイト(1.4kg)を含めて約6kgのシステムでも
立派に400mm近い直焦撮影ができました。
それも原理的に不利な南中の3時間ほど前の天体を撮影したのです。
今回は極端な例ですが,ポータブル赤道儀にスタンドアローンのガイダーをつけて
カメラレンズでの長時間ガイド撮影に使うのがベストでしょう。
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ところで
お正月のテレビでフランスのテオヤンセンと言う芸術家が作った
黄色いパイプで作った巨大な怪獣?が風の力で歩くのを見て感銘を受けました。
誰も思いつきもしないようなアイデア,それも必要性に疑問を感じるものを
大まじめに形にするところにすっかり惹かれました。
その時から,前述の実証結果を今年最初のブログ記事にと決めていたのですが
ずっと天気が悪くてなかなかテストできず,ご挨拶が遅れてしまいました。
今年もまた,頭をやわらかくしてアイディアを生み出し
さまざまな機材の開発にトライしていきます。
なかには実用性に乏しいものもあるかもしれませんが,それはそれで
楽しむことに意義があるってものですよね。
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