仕事

2025年1月 1日 (水)

新年あけましておめでとうございます

2025

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2024年12月30日 (月)

2024年を振り返って-4

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2024年最後はなんと言っても紫金山ーアトラス彗星でしょう。2028年の皆既日食適地の下見を兼ね,9月28日~10月8日までオーストラリアへ遠征しました。

上の写真は一番条件が良かった10/2日にアーガイル湖畔で200mm望遠レンズで撮影したもので,この時,頭部の地平高度はほぼ0度です。200mmでは尾が写野をはみ出してしまいました。

短いレンズもあったのですが,さすがに途中で交換する余裕は無かったです。他の画角での撮影は次の日以降と考えていましたが天候に恵まれず惜しまれます。

 

下の写真は9月30日にダーウィン市内から40kmほど南下した中継地の道端で撮ったものです。こちらは105mmですがこの位がベストだったようです。街灯で農地が明るくなっていますが,これはこれでオーストラリアの雰囲気が出ていて気に入っています。

撮影に使ったカメラは2枚ともEOS RaでJPEG1枚画像です。複数枚処理も試みましたがうまく行きませんでした。

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道端での撮影風景です。来年早々,ほぼ同じメンバーでC2024G3を狙い再び渡豪する予定です。

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2024年を振り返って-3

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2024年は2月にツイン鏡筒での撮影用のパン/チルト微動付アリミゾDS38/45PTを製品化しました。

カメラレンズや6~7cmクラスの望遠鏡搭載を想定した設計で,写真のFCT-65DやPleiades68/F3.8などの並列同荷用として便利です。
当然ですがガタは皆無で,高い剛性,低重心(通常のアリミゾ+20mm),小型・軽量(430g)です。これらを満足しパン/チルトともに±10°の微動が可能です。

なお,開発が遅れているDS75PTは2025年4月の完成予定です。

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2024年12月29日 (日)

2024年を振り返って-2

先日の記事と関連しますが,今年はTR74テーパーリングシステムの適合機種を拡大しました。

以下は来年の予定分も含めたTR74テーパーリング一覧です。

  1. タカハシM54接続用:TR74-M54M(注-1
  2. ビクセンM60/M56接続用:TR74-M60M/56F(注-1
  3. シュミットカセグレンM42接続用:TR74-M42_BF105.5
  4. 一般赤道儀M42接続用:TR74-M42F_BF55(注-2
  5. 一般赤道儀M48接続用:TR74-M42F_BF57
  6. 一般赤道儀M48接続用:TR74-M42F_BF55(注-2
  7. タカハシM52接続用:TR74-M52M(注-1)
  8. WilliamOpticsM54接続用:TR74-M54F_BF55(注-1注-2

なお,FCT-65D用のTR74-M52Mは,来年1月の発売予定でしたが,65D FUレデューサーの出荷停止に伴い発売を保留しました。(仕様変更の可能性もあるため)

 

注-1:適合メーカーを限定したものは,ガタを減らすために該当メーカーの相手側ネジに合わせて加工しています。従いまして呼び寸が同じでもねじ込めない場合があります。特にTR74-M54FはWilliamOptics社製以外には適合しない可能性が高いです。

注-2:バックフォーカス55mm仕様(TR**_BF55)のテーパーリングは,光路長の都合上,以下写真のようにTR74-SAPの面から内側に2mm落ち込みます。そのため,接続リングのツバ部の直径が74mmより大きい望遠鏡には適合しません。

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2024年12月28日 (土)

2024年を振り返って-1

今年も残り4日になりましたが,例年通り今年の仕事を振り返ってみます。

TR74テーパーリングシステムの基本構成はタカハシM54接続専用として2020/2月の発売しましたが,その後フィルターホイールを必要としないカラーカメラの一般化に伴い,バックフォーカス調整が可能な構成を追加しました。

カラーカメラはフィルタードロワーとの組み合わせが一般的ですが,ZWO社製のフィルタードロワーはM54ネジ込み接続のため,ここにシムリングを挟みバックフォーカスを調整できます。

以下はフィルターホイールを必要としないカラーカメラのシステムチャートです。OAGは非適合となります。

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2024年3月30日 (土)

K-ASTECのホームページ閉鎖について

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タイトル及び,記事の内容に間違いがありました。2024.4.1全面修正

使用できなくなるのはドメイン「k-astec.com」なので,やがてk-astecでの検索ができなくなります。今後は以下にアクセスお願いします。

K-ASTEC|天文機材 (dgdg.jp)

 

「ドメイン@nifty」のサービス終了に伴い,「k-astec.com」のドメインが使えなくなります。

これにより2024.3.31日をもちましてHPの閲覧ができなくなります。再開までは商品一覧や在庫情報につきましてはこちらのブログへアップします。ご不便をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

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2024年1月 1日 (月)

新年あけましておめでとうございます

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旧年中はありがとうございました。本年も引き続きよろしくお願いいたします。

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2023年12月31日 (日)

2023年を振り返って-6

2023年最後の記事となりますが,本年最大のトピックは小惑星(24830)に命名いただいた事です。公共天文台の修復に関わっていることで命名いただきました。

発見者の渡辺和郎様,命名にご尽力いただいた東亜天文学会山田義弘理事長,佐賀天文協会の副島様に感謝申し上げます。

 

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2023年12月30日 (土)

2023年を振り返って-5

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4月の皆既日食ツアー後半は,西オーストラリアの内陸部をキャンピングカーで移動しました。エクスマウスからの帰りだけで約2,300kmほど走っています。

西オーストラリアへは何度か行ってますが,地図を見るたびにずっと奥の「マウントマグネット」や「ミーカサラ」ってどんなところだろう?何時か行って見たいなと思っていました。2023年はそれがかなった年でした。

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2023年12月29日 (金)

2023年を振り返って-4

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本年後半は天文ハウストミタ様のお手伝いで公共天文台のリプレース工事を行いました。

20年以上前に設置された公共天文台の制御装置は,開発時のOS(WindowsXPや98など)でのみ動作するシステムでしたが,OSに依存しないシステムに更新しました。ASCOMやASI AIRにも対応しています。

リプレースでは,原点からの自動導入やスライディングルーフと連動などが可能な自動制御装置に加え,赤道儀駆動モーター廻りやセンサー類も更新しています。写真上段が更新前の赤道儀駆動系で,下段が更新後です。

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