観測所

2017年5月 8日 (月)

観測所で見えた環水平アーク

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本日観測所で見られた真っ直ぐな虹の「環水平アーク」です。
居合わせた妻が撮りました。先日のさそり座が昇る方角です。
私は自宅にいましたが福岡の空は黄砂でドンヨリしていました。
観測所の空は澄んでいますが標高の差でしょうか?


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2016年12月12日 (月)

シグマ50-100mm F1.8 DC HSMのテスト他

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先週末は5月に購入したままになっていた,シグマ50-100mm F1.8 DC HSM
テストを兼ねて観測所に行きました。
月齢10過ぎの大きな月がありましたが,あまりに澄み渡った空だったので
まずは超広角でいつもの観測所を入れた写真を撮影。
建物などの色は自然ですが,月があるとこんなに夜空が青く写るのですね。
(TAMRON SP15-30mmで撮影,星像を大きくするためにソフトフィルター併用)


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本題のシグマ50-100mm F1.8 DC HSMですが,以下は100mm側F2.8の
中心像です。(200%,クリックで拡大します)
周辺像はそれなりに流れますがどちらかと言えば50mm側が良いようです。
(掲載は月の小さい時に撮った写真です)

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夜空の写真にも写っていますが敷地境界のクヌギが大きく育ちました。
この土地を入手した時は伐採されていましたが11年間で10m近くになりました。
撮影の障害になってきたので少し伐採しましたが直径は20cmほどあるので
立派な薪になります。
根っこは大きいので,また10年経てば同じように育つてくれるでしょう。

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2016年1月 1日 (金)

新年あけましておめでとうございます

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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

この年末・年始は観測所で過ごしていますがとても穏やかな天気です。
きれいな初日の出も見られ2016年はさい先がいいようです。

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2015年8月 7日 (金)

ベランダの工事とニコンD810Aの試写

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久しぶりに観測所関連ですが,建設以来(まだ完成していませんが)
仮の手摺り状態だった二階ベランダの工事を行いました。
6月から3度ほど出かけポリカの屋根や手摺りを設置しました。

幸いにも夜も晴れたので,ニコンD810Aの試写を行いましたが
まずはできあがったばかりのベランダを意識して撮ってみました。
早いもので22時頃にはもう秋の星座が昇って来ます。

何れもD810AとSIGMA 50mm F1.4 DG HSMで撮影でクリックで拡大します。
(ISO3200,F2.8で30秒露出,改造したPENTAX75赤道儀で追尾撮影)

観測所の上に昇るカシオペア座を撮りましたが
レンズがシャープなのでカシオペア座がわかり難いですね。

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時折薄雲が通過する状態でしたが,はくちょう座のデネブ付近も撮ってみました。
撮影したままで処理は行っていません。
(D810A+SIGMA 50mm F1.4 DG HSM
ISO1600,F4で180秒露出,改造PENTAX75赤道儀で自動追尾撮影)

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JPEGで撮ったままの写真はこちらにリンクしています。(7360X4912pixel,27Mb)
(サーバー容量の都合で後日,他の写真に入れ替える場合があります)

1~2時間使った感想ですが,高温下(25度ほど)ながらノイズは大変少ないようです。
ライブビューでのピント合わせ時にはEOS60Daと変わりないほどの
ノイズを感じますが,出てきた画像は60Daより圧倒的に少ないノイズです。
カメラ内部でダークノイズ処理を行っているとしか考えられないノイズの少なさです。

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2013年6月18日 (火)

久しぶりの観測所

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少し前になりますが,久しぶりに観測所に行きました。
目的はいつものとおり建設作業で新しい薪小屋を作るためです。
親切な地元の方から大量の薪をいただきましたが
何としても夏前には収納しておきたかったので2日がかりで作り上げました。

手前に観測所があるので左側半分は写っていませんが間口は4mあります。
写真は一部の薪を収納したところですが,まだまだ大量の薪が残っており
薪割りが大変です。


そういえばまだ寒さが残っていた頃ですが写真のように鉄骨の溶接作業も行いました。
何かわかりますか?
天体望遠鏡のフレームのようですが,実は薪ストーブの煙突のサポートです。
季節風が強いときに煙が逆流するので,煙突を継ぎ足しましたが
そのサポートを溶接しているところです。

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継ぎ足した後はこんな感じになりました。
2階の手すりや屋根の塗装などまだまだいっぱい作業が残っています。

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昼間の作業でクタクタになるので,星の写真を撮る余裕はありませんが
このときは(薪小屋を作ったとき)良く晴れていたので庭先で固定撮影してみました。
あえて室内の照明を消さなかったので庭の雰囲気も出ていますよね。
作業後にシャワーを浴び,この景色を見ながらテラスで飲むビールは格別です。

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明かりを落とすとこんな星空が(たまに)見えます。
 
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(クリックで少し拡大します)

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2012年10月21日 (日)

日食遠征用のレンズテスト

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Zuiko15mmF3.5→5.6,EOS 5DM2,ISO1600,露出180秒
(木星の廻りのにじみは夜露でレンズが曇ったためです。クリックで拡大します)
 

仕事の用件で観測所の近くまで行ったので,仕事が済んだあと
来月オーストラリア遠征に持って行くレンズのテストを行いました。
テストを行ったのは15mmと35mm,100mmの3本で,全て満足の行く星像でしたが
その中で,銀塩時代から使っているZuiko15mmF3.5を紹介します。

このレンズはブロニーフィルムと組み合わせた全天写真用として
今でも大事に所有しています。先日紹介した写真もこのレンズで撮影しました。

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このレンズは,銀塩時代に何本かの対角魚眼レンズをテストした中で
一番高性能でしたが,デジタルでも充分にシャープです。
上の写真はM45付近のPixel等倍です。

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朝になって観測所の庭先で機材の記念撮影を行いました。
今回レンズテストにはH-40赤道儀を使いましたが
100mmのレンズで10分追尾撮影した画像はPixel等倍で見てもまん丸い星像でした。

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最初に書きましたが今回は据付赤道儀の駆動系改造作業が主な目的でした。
作業がスムーズにすんだのでその後,私の観測所でテスト撮影ができました。

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2012年5月21日 (月)

雲越しの限界線観測

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7:23:48~7:24:42秒まで,約1分間写真を並べてみました。
減光用のフィルターがなくとも見られるほど雲越しでの撮影だったので
強烈な処理を行いましたが何とか組み写真に仕上げられました。

月縁を考慮した北限界線の予想では,私の観測所はその外側でしたが
実際も予想どおり外側で部分食だったようです。(金環になっていない)


上記は写真のデータを分析した結果追記しました。
また,それに伴いタイトルも変更しています。
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以下は速報です。

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それまでは厚い雲に阻まれていましたが,食最大の数分前から雲が薄くなりました。
なかには肉眼でも見られるほど雲越しの撮影もあったので
フィルターを外して撮ったコマもあります。(上はノーフィルター,7:25:04秒)

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上の写真はほぼ食が最大となる7:24:26秒に撮影したものです。
 

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観測風景ですが、食の最大を過ぎた後はこんな空に戻ってしまいました。

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写真は全て,P-2に搭載したFC60+2XリアコンとE-1です。
主砲のTMB-152(15cm屈折)は4,000mm程で接触部を撮影する予定でしたが
雲に阻まれたのでFC-60とは両立できませんでした。

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2012年5月 6日 (日)

観測所の床張り替え

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連休は観測所に出かけました。
昨日紹介した限界線の踏査が主目的でしたが観測所の床の張り替えも行いました。
以前は仮にカーペットを並べていましたが
ゴミや虫の掃除が面倒なので板張りにしました。板張りだとさっと掃けて便利です。
同時に床を少し嵩上げし,邪魔なピラーの脚部は床面から出ないようにしています。


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また,日食に向けて鏡筒も入れ替えました。
観測所はほぼ限界線上なので極限まで細くなった太陽をアップで撮影する予定です。

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2011年3月 6日 (日)

赤道儀入れ替え

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自宅ドームにAstroDreamTechのMorningcalm 300GEを据え付けたため
これまで使っていた五藤光学のMXⅡ赤道儀を観測所に移動しました。

観測所では今まで使っていた(と言ってもカメラレンズで何回か撮影した程度)
PENTAX MS-5との入れ替えです。入れ替え前にツーショット撮影しました。
(MS-5は確認のため赤経側のウォームホイールカバーを外しています)


MXⅡもMS-5も当時12.5cm屈折用として発売された赤道儀ですが
最近の赤道儀からみるとずいぶんひかえめですね。
MXⅡは30kg程度,MS-5にいたっては公称値の40kg搭載も余裕です。
写真では両機とも大差ないようにみえますが
実際には奥に写っているMS-5がずっと大きいです。

このMS-5は隣県の方に活用していただくことになりましたが
その前に据わっていたMS-4同様,ここではあまり使ってもらえなかったので幸せでしょう。

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2010年12月 7日 (火)

日曜の夜も良い天気でした

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先週末の金曜日と土曜日の夜は本当に良いお天気で
自宅でしたが初のLRGBやHaでの馬頭星雲など色々撮って楽しみました。

日曜日はあまり良くない予報でしたが,先日ご紹介したMS-5用に開発した
新しいモータードライブの実機テストのため観測所に行きました。
観測所のMS-5は既に5相のモーターを組み込んでいたのですが
新しいモーターに入れ替えてのテストで天気が良ければ実際に撮影も行う予定でした。

ところが大事なものを忘れてしまい,MS-5のテストができなくなったので
仕方なく40cmの極軸追い込みや光軸調整を行いましたが
皮肉なことに,極軸や光軸の調整にはもったいないほど良い天気になったのです。

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極軸は以前も触れたとおりPHDガイディングを使いドリフト法で追い込みます。
グラフを使えば短時間で調整できます。
グラフの赤の軌跡が赤緯側で途中から反転し少しずつ合ってゆくのが解ります。

また,40cmは主鏡を洗浄したので光軸もずれていましたが
両方の調整が早くすんだので無謀にも40cmでファーストライトを行いました。
ガイド鏡は極軸調整に使ったFC50です。

いきなり5,000mmの焦点距離なので結果は期待していませんが
あまりに良い天気だったので調整だけではもったいなかったのです。

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