モータードライブ・自動導入

2025年10月30日 (木)

GE1414HD赤道儀のSynScan化-4例目

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EM-100EM-200五藤6.5cm赤道儀に引き続き,4例目として個人用のGE1414赤道儀(XY70-55仕様)をSynScan化しました。ギヤ比の異なるモーターに交換して上記3機種と総合ギヤ比を合わせています。(写真は仮組で一部のボルトは未装着です)

写真のSynScanコントローラーや極軸望遠鏡まで含んだ重量は約2.7kgです。200mm程度までのカメラレンズ撮影用として海外遠征に便利です。消費電流が小さいのも有利です。(恒星時追尾時:0.3A以下,導入時1.2A)

なお,2台のみですが,写真のSynScan仕様GE1414赤道儀を製作可能です。ハーモニックドライブは高精度,アルミ筐体の軽量仕様です。

EQM-35PRO用SynScan一式,XY70-55(高度調整範囲:35°±6° ) ,極軸保持延長筒,極軸望遠鏡(XY70-55PF)付きで198,000円です。納期は約1ヶ月。完売しました。2025.10.31追記

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2025年8月 2日 (土)

EM-200赤道儀、ベルトドライブ改造用品頒布について

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EM-100赤道儀に引き続き個人用としてEM-200をベルトドライブでSynScan化しました。

EM-100同様,EQM-35PRO用SynScanコントローラーで駆動でき極軸望遠鏡も視野照明付きで使用できます。

EM-200のSynScan改造は受注しておりませんが,モーターパネルは少し余剰がありますので,ON-STEPなど自作のコントローラーでの改造用として頒布します。モーターパネルの価格は4,400円です。(写真は面と裏側です。モーターはPKP24*に適応します)

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また,ご希望の方へはモーターやプーリー、ベルトに加え,極軸望遠鏡視野照明などを実装したモーターユニットでの販売もお請けします。ユニットに付属するプーリーはEM-200用として最適形状に加工したものです。写真にはありませんがベルトカバーも付属します。

ON-STEPやMTS-3,TitanTCSなどでの駆動用ですが,EQM-35PRO用SynScanとは完全互換です。既に同機を所有されている方はケーブルを繋ぎ替えるだけでそのまま使えます。モーター周りの仕様は以下の表を参照ください。モーターユニットの価格は39,600円です。モーターはRA側がPKP246MD15A2,DEがPKP245MD15A2です。モーターユニットは予定数量に達しました。モーターパネルのみ若干数残っています。8/10追記

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【参考】

EQM-35PRO用SynScanコントローラーをウォームギヤ比の異なる赤道儀で駆動する際の適合表です。備忘録として記しておきます。

RA側は完全に合致しますが,赤で示したDECの部分が本来1,430,000に対してずれています。最大で1,430,000/1,440,000なのでピンポイント導入には支障が出ますが,500mm程度の星野写真においては問題とならないでしょう。プレートソルブを行えば完璧です。

こうすると1台のSynScanコントローラーが複数の赤道儀に対応します。赤道儀毎の設定は不要なためASI Air側の接続設定なども変わりません。

機種名 ホイール枚数 中間減速比 モーターSTEP 総合減速比
EQM-35PRO RA側 180 4:1 200 1,440,000
EQM-35PRO DE側 65 11:1 200 1,430,000
EM-100       RA側 144 40:16 400 1,440,000
EM-100       DE側 126 46:16 400 1,426,000
EM-200       RA側 180 40:20 400 1,440,000
EM-200       DE側 180 40:20 400 1,440,000
NJP         RA側 240 60:20 200 1,440,000
NJP         DE側 144 40:16 400 1,440,000
SX-D         RA側 180 40:20 400 1,440,000
SX-D         DE側 180 40:20 400 1,440,000
Mark-X        RA側 126 60:21 400 1,440,000
Mark-X       DE側 126 60:21 400 1,440,000
GE1414HD   RA側 100(HD) 30:1 48 1,440,000
GE1414HD   DE側 100(HD) 30:1 48 1,440,000

GE1414HD は純正の50:1ギヤヘッド付きモーターを30:1に交換した場合。機種により採用するモーターが変わりますが,EQM-35PRO用SynScanコントローラーでモーター電流やトルクに支障がないことを確認しています。

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2025年2月 4日 (火)

90S用AMD-1NC 追加予約の受付について

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昨年12月でご予約を終了しました90S用AMD-1NCは、その後のご要望が多いことから追加製作を行います。

追加製作数は10台で納期は3月末です。本日時点で7台ご予約いただけますのでよろしくお願いいたします。

写真は今回、GFX-50SⅡとGF500mmF5.6で撮影したηカリーナ星雲です。モーター仕様は異なりますが以下の90Sで撮影しました。ガイドしていないので流れたカットもありますが、極付近なので500mmでもほぼ実用になります。

ηカリーナ星雲の写真は、RAW1枚をレベル色合い調整、ISO1600、露出120S、高温で発生する熱かぶり部をトリミングしています。

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2024年12月 7日 (土)

90S用AMD-1NCのご予約受付終了について

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本日時点で90S用AMD-1NCは計画数量に達したためご予約受付を終了しました。多くのご予約ありがとうございました。

なお,機種毎の生産数量は,手配したモーター代数を元に振り分けています。機種により異なる金具類は,既に見合う数量を発注しているため90S用を増産する予定はありません。

本日12月7日時点でのご予約数量は以下のとおりです。

  • H-40用:AMD-1N:42,900円(13台) →残受注可能数量 10台 
  • H-40用:AMD-1NC:49,500円(7台)      〃   6台
  • P-2用:AMD-1N:42,900円(15台)       〃   15台
  • P-2用:AMD-1NC:49,500円(50台)      〃   40台
  • 90S用:AMD-1NC:49,500円(10台) 計画数量に達したため予約の受付を終了しました

別件のP-2用のアングルファインダー取付金具は完売しました。

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2023年3月17日 (金)

NJP赤道儀用Titan自動導入モータードライブの最終販売

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NJP(JP,J)赤道儀用Titan自動導入モータードライブが完成しました。1セットのみ余剰がでましたので直販いたします。

Titan TSCの価格改定に伴い220,000円です。終了,今後の製作予定はありません。3/30日追記

今回合わせて製作した販売店様納入分も含め,NJP用の自動導入モータードライブとしては最後の生産となりました。

なおここで紹介した大型のアリミゾDS75-80(33,000円)も1台のみ在庫があります。EM-500用として限定生産した機種ですがNJPでもご使用いただけます。DS75-80は完売しました。

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2022年4月21日 (木)

ハーフクラッチ付AMD-1NCの出荷状況について

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ハーフクラッチ付のAMD-1NCは多くのご注文をいただきありがとうございます。まだ完成していない機種用もありますが今月中に出荷するP-2,90S,H-40用を並べてみました。

機種毎の出荷は以下のスケジュールで進めています。

【P-2用AMD-1NC】

  • 現在ご注文分:4月24日出荷予定
  • 今後ご注文分:5月10日以降の出荷

【90S用AMD-1NC】

  • 現在ご注文分:4月30日出荷予定
  • 今後ご注文分:5月10日以降の出荷

【H-40用AMD-1N2 パノラマヘッド化改造含む】

  • 現在ご注文分:4月30日出荷予定

P-2と90S用のAMD-1NCご注文に併せ,赤道儀のオーバーホールをご依頼の場合は1.5ヶ月ほど赤道儀をお預かりいたします。

なおAMD-1NCの材料は潤沢に準備しているので(3機種合計で120台)1~2年間で売り切れる事はないかと思いますが,P-2用の極軸望遠鏡視野照明装置(ポールマスター対応)につきましては在庫数が20台ほどになっております。

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2021年7月12日 (月)

P-2,Mark-X用AMD-1Zのコネクター入荷しました

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お騒がせしましたが,P-2用とMark-X用のコントローラー側コネクターは全数分の手配がつきました。P-2GOTO分などを含め80個入荷しています。なんとかここで紹介した7月15日発売に間に合いました。

現在P-2用とMark-X用のAMD-1Zをご予約のお客様へは近日中にご注文の案内をいたします。

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2021年7月 2日 (金)

P-2及びMark-X用AMD-1Zの出荷遅れについて

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昨日の記事で「P-2用AMD-1Z完成」と紹介したばかりですが,P-2用とMark-X用のコントローラー側コネクター(写真左のもの)の納期に6ヶ月要す事態に陥っています。このコネクターは15年以上前から使い続けていますがこのような経験はなくほぼ即納品でした。

モーターユニット側は一括製作するために,全機種分を入手していましたが,7月完成分のP-2やMark-X用のコントローラー側は先月注文したばかりでした。

下の写真のようにハウジング側に雌ネジを加工しているため,コネクターの変更もできず入荷を待つしかない状況です。

大変申し訳ありませんが現時点では11~12月の出荷となりそうです。ご予約中のお客差へは直接状況をご連絡いたしましたが,進捗があれば都度ご連絡いたします。

小売店在庫を当たった結果,不足分の8割ほどは調達の目処が立ちました。ご予約順となりますが,近日中にご注文の案内をいたします。残りの2割につきましても引き続き探しています。2021.7.9追記


なお6月に受注したP型やD型用は全数分確保していますのでこれらの納期は計画通りです。

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2021年4月30日 (金)

AMD-1Zの高速動作について

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AMD-1Zはオートガイド撮影もできますが,どちらかと言えば眼視観望用の設計なので手動操作の感触が重要になります。速度切替スイッチは切替操作が面倒なので敢えて採用せずに,ボタンを押し続けると速度が上昇するスローアップ機能でカバーするようにしています。

AMD-1Z自体は最高速度を32倍または64倍を設定できますが(出荷時点の設定でお客様では不可)実際に100倍ほどの倍率をかけた観望では32倍の方が使い易いようです。スローアップと言えど64倍はやや速すぎるようです。

最高速度を落とすことで微調整が容易になりますが32倍速あればファインダーで捕らえた目的天体を視野の中心に持って来るのにストレスは感じないようです。また32倍速の方が消費電流を抑えることができる上,微動が硬めの赤道儀でもトルク不足になる可能性が低くなります。

 

当初の紹介では64倍速としていましたが,原則的には全機種32倍速*に変更させていただきます。*原則的に32倍速設定で出荷しますが,ご注文時に指定いただければ64倍速設定も可能です。


なおAMD-1Zのコントローラーはアルミ削り出しのケースですが小型・軽量(80g)です。写真のように接眼部に下げても望遠鏡の負担にはなりません。

 

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2021年3月31日 (水)

タカハシNJP用自動導入モータードライブ再販について

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暫くの間受注を休止していました,タカハシJシリーズ(J,JP,NJP)用モータードライブは4/1日から供給を再開します。コントローラーはTitan TCSを採用するのでパソコンとはWi-Fiなどの無線接続が可能です。

今後Jシリーズ用モータードライブは同時に赤道儀のメンテナンスを希望される方が多いため,天文ハウストミタでの販売となります。お問い合わせはそちらへお願いします。

なお,EM-200の赤緯軸ハーモニックドライブ改造も2021年分(10台)を4/1日以降受注開始します。こちら当方で施工しますが業務多忙なために1台/月ほどのペースです。(既に2台の予約が入っているため新規分は6月以降の施工となります)

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