モータードライブ・自動導入

2020年5月23日 (土)

タカハシSPACE BOY用AMD-1Nの受注生産について

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タカハシSPACE BOY用AMD-1Nを以下のとおり受注生産いたします。

  1. 商品名:SPACE BOY用AMD-1N
  2. 価格:33,000円(税込)
  3. 付属品:USB-A電源供給ケーブル,簡易極軸望遠鏡照明装置
  4. 製品仕様:星野撮影専用のため恒星時のみ(クラッチなし),DC4.5~6V 60mA
  5. 受注期間:5月31日まで  受付終了しました6/1日追記(1台のみ余剰あります)
  6. 納品:7月20日の予定

構造上外部電源(USB5V)仕様のみで,単三電池内蔵タイプはございません。極軸望遠鏡の照明は2.5φモノラルケーブルの方端にLEDが付いた簡易タイプが付属します。

SPACE BOYはP-2やH-40同様,高い追尾精度と高精度に調整された極軸望遠鏡を内蔵できます。多くの場合Pモーションは±7秒角以下なので高精度な極望と相まって300mm3分程度ならガイドは要らないでしょう。

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2020年4月 2日 (木)

StellaShot2 (GearBox) とMTS-3の接続について

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3月26日にAstroArtsから発売されたStellaShot2とMTS-3の接続確認を行いました。

結論から言えばGearBox経由では正常に動作しません。この件ついては現在AsrtoArts社へ報告し対応を検討いただいております。

なお,MTS-3とPCをUSBケーブル(RS232C→USB変換後)で接続する場合はLX-200で正常に動作します。

(ASI AIR ProではMTS-3は正常に動作することを確認しています)

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2019年12月30日 (月)

2019年を振り返ってー H-40,P-2用AMD-1N

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H-40やP-2用の1軸モータードライブを前モデルのAMD-1からAMD-1Nに更新しました。AMD-1は2008.3月発売以来500台以上出荷しています。

AMD-1からの大きな変更点は筐体を小さくし,P-2赤道儀で不具合となった低緯度地での制約を少なくしています。(緯度15度以上なら干渉しません)

駆動回路はAMD-1同様に3V~4Vで動作するロジックICを採用しているので単三電池3本で動作します。大きなギヤ比の35φのステッピングモーターと組み合わせることで僅か60mAの消費電流でありながら強大なトルクを発揮しています。

 

今後のAMD-1Nの製作可能数量ですが,H-40用は初期ロット30台は完売しました。2020.3月に20台追加予定です。P-2用は15台ほど出荷しているので残りは15台程です。(当初P-2用は50台の計画でしたが極軸望遠鏡の視野照明装置50台をAMD-2Nと共用するため30台に減らしました)

 

写真は試作の高度・方位調整装置(XY70-H40)を取り付けたFC-50赤道儀です。2020.1月末に受注し,3月完成予定です。また赤緯面にはGE1414HDで紹介した星野撮影用カメラプレート同等のプレートも計画しています。

 

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2019年11月10日 (日)

AMD-1N 伝達ギヤなどの精度について

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H-40やP-2用AMD-1Nは赤道儀本来の基本精度が高いのでガイドは行わないことを想定しています。そのためには精度に悪影響を与える伝達ギヤ偏心量の管理は重要です。また写真の外付けギヤのみならず採用する減速機付きステッピングモーターにも言えることです。

対策として伝達ギヤについては全品受け入れ検査を行い偏心量が3/100mm以下のものを採用します。

ステッピングモーターについては過去の実績などから信頼性の高い日本パルスモーター社製を採用し,念のために抜き取り検査(1ロット100台中5台程度)を行います。同社のステッピングモーターはAGSシリーズ以降1,000台以上採用しており,現在はAMD-1N, 2NやGE1414HDで採用していますが不具合事例はありません。

 

以下のガイドグラフはモーター抜き取り検査のための追尾テストです。いずれも写真のFC50赤道儀で,上段と中段は日本パルスモーター社製,下段は参考用の他社製です。赤道儀や外付け伝達ギヤの影響で発生するPモーションは約10分周期になりますが,他社製モーターでは内蔵ギヤ偏心の影響で,その1/3周期の小刻みな波が表れています。(振幅そのものは赤道儀の基本精度と大差はありません)

測定条件によるので参考程度ですが,Y軸1目盛が約10秒角なので,上記を考慮したこのFC50の追尾精度は±6~7秒角と標準的な値です。伝達ギヤやモーターは赤道儀本来の精度へ影響を及ぼしていないと判断します。

Fc50_2

Fc50_and1n2

Fc50_sxxx  

 

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2019年10月23日 (水)

H-40用AMD-1N受注案内について

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一昨日にH-40用AMD-1Nをご予約の方へは仕様確認の案内をしましたが,8割ほどの方から電源内蔵タイプを指定いただきました。

個人的にはポータブル赤道儀は三脚とカメラさえあればすぐに撮影できるのがベストと思っています。電池の予備さえ持っておれば忘れ物で困ることもないでしょう。電池は4~5晩ほど使えるので,どちらかと言えばスイッチ切り忘れ対策ですね。

 

H-40用のAMD-1Nは写真のように最終確認用のギヤカバー(メッキ処理前)も完成し既に量産中です。ご案内のとおり11月中旬にはお届け予定です。

なお,H-40用AMD-1Nは写真のPOLEMASTER取付兼用の極望照明装置が完売につき受注を終了していますが,その後もお問い合わせが多いことから来年早々20台ほど追加予定です。

また同時期に写真の極軸高度・方位調整装置(XY70-H40,UNC3/8固定タイプ)や鏡筒取付面に装着するプレート(TP45-145)を発売予定です。特に極軸保持部の強度に不安が残るFC-50赤道儀では有効です。XY70-H40は赤道儀をお預かりして固定するのでオーバーホールも同時に実施します。価格はXY70-H40が28,000円(オーバーホール込み)でTP45-145が4,000円ほどの予定です。

P-2用AMD-1Nにつきましては今月末をめどにご案内します。H-40用に引き続き11月中旬以降の出荷予定です。

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2019年9月22日 (日)

P-2GOTO改造などで使用したタイミングプーリーの不具合について

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P-2赤道儀などの自動導入改造ではモーターと赤道儀の伝達にタイミングベルトを採用しておりますが,現ロット品のタイミングプーリーに不具合がありました。

  • 不具合内容:ウォームギヤ側プーリーの偏心が管理値を超えている恐れあり
  • 不具合対象:2019.4月1日以降に改造(納品)されたP-2,90S,NJP赤道儀
  • 不具合対応:偏心が管理値を超えている場合,適正なプーリーに交換

対象となるタカハシ製赤道儀のウォーム軸径9φは,一般的な工業製品の軸サイズでないのでプーリーメーカで軸をボアアップしていますが,今年3月末に入荷したロットの中に偏心が管理値(3/100mm,当方独自の値)を超えるものがありました。

プーリーの偏心がPモーションに与える影響は,偏心量5/100mmほどで5秒角ほどと認識しています。(独自テストでの実験値)これを基に3/100mmを当方の基準値としていますが対象ロットの中にはこの値を超えるものもありました。(最大7/100mm程度)

今回の不具合と直接関係ありませんが最初の写真はプーリーカバーと赤径クランプの干渉を改善した現行の改造品です。

 

対象期間に改造を実施されたお客様へは個別に対処のご案内いたします。

以下が今回の不具合があったロット品で大口となる51個単位で発注しています。対策品は軸径6φの物を高精度加工し、精度を刻印してお届けします。以下の例は「10」と刻印していますが1.0/100mmを表しています。

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2019年9月16日 (月)

NEW ATLUX 廉価タイプの自動導入改造について

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現在行っているNEW ATLUXの自動導入改造は,純正のDCサーボモーターをHB型ステッピングモーターに換装していますが,赤道儀ハウジングやタイミングプーリーの加工を伴うために改造費用が嵩んでいます。(コントローラーにMTS-3を使う場合128,000円,税別)

純正コントローラーの故障などでお困りの方から゛動けばいいので安価に修理できないか?゛とのご要望から廉価タイプの改造を追加しました。NEW ATLUXの基本構造は同社の後継機と変わりありません。コントローラーの故障が原因で赤道儀本体が使えないのは勿体ないです。廉価タイプですが観望のほか,パソコンを使った自動導入,ガイド撮影も普通にこなします。

 

NEW ATLUX赤道儀の自動導入改造(廉価タイプ)の価格,受注開始日などは以下のとおりです。

  • 改造費用:89,000円(税別,赤道儀返送用送料は別途)
  • 受付開始:2019,12月から
  • 受注数量:10台
  • 改造期間:2020,2,1以降順次実施(赤道儀お預かり期間は約1月)

改造費用にはウォーム周りの点検・調整・グリースアップを含みます。点検結果オーバーホールが必要な場合は別途協議させてください。価格はスカイセンサー仕様の場合です。スターブック仕様はお問い合わせください。

廉価タイプは写真のように特注のPM型ステッピングモーターを採用します。外形や軸径が純正のDCサーボモーターと同じなのでハウジングなどの加工が不要となり改造費用がお安くなっています。PM型のステッピングモーターですが350倍での自動導入が可能な上,消費電流が小さい(約200mA at12V)事や,恒星時駆動が極めて滑らかになのが特徴です。

なお初代ATLUXとNEW ATLUX専用の円形アリミゾDS75R-130も開発中ですので併せてご検討いただけると幸いです。

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2019年9月 7日 (土)

P-2用AMD-1Nの開発状況について

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P-2用の新型1軸モータードライブのAMD-1Nは先日から紹介しているH-40用と並行して開発しております。仕様や価格,発売時期も同じです。ただP-2用の材料は潤沢に準備しているので(PoleMaster対応の照明装置も含め50台分)事前の予約の受付は行いません。10月20日以降にご注文いただけると幸いです。

以下はパネル側とモーター側の写真です。外寸がAMD-1から小さくなったので電池ホルダーを装着したタイプ(乾電池仕様)でも低緯度までご使用いただけます。

なおAMD-1Nは星野写真撮影専用として開発したものなのでハンドコントローラーやクラッチはありません。観望用の場合はコントローラーがついたAMD-2Nをお勧めします。

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2019年9月 5日 (木)

H-40用AMD-1Nの補足説明

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H-40用AMD-1NのPoleMaster対応極軸照明装置は予約で終了しました。照明機能のみは3台ご提供可能です。9/9追記

H-40用AMD-1Nの予約枠は2台となりました。予定数量の20台に達した後でも本体は追加提供できでますが,その場合はPoleMasterを装着できる照明装置は提供できません。照明機能のみ(3,000円)が数台ございます。9/7追記

昨日紹介したH-40(スカイキャンサー, FC-50赤道儀)用AMD-1Nの補足説明です。

H-40は信頼できる極軸望遠鏡を内蔵しているので,スケールパターンが古くても200mm~300mmの撮影なら問題ないでしょう。明視野照明ですがAMD-1Nのボリュームで明るさの調整ができるので南天でもセッティングできます。PoleMasterでさらに高精度なセッティングをされる場合は写真のように照明装置に取り付けできます。

 

以下は電源内蔵(単三電池×3本)の標準タイプとオプションの外部(USB5V)タイプです。AMD-1NはAMD-1同様極めて消費電流が小さい(約60mA)ので単三電池3本で長時間駆動できる内蔵タイプをお勧めします。価格は変わりありません。

また奥の電池内蔵タイプはオプションのオートガイド対応品です。電池ボックスとギヤカバーの間にガイド端子を設けています。(写真のギヤカバーはP-2用です。H-40用も含め全機種に標準付属します)

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以下はAMD-1Nの内部構造です。殆どを駆動用のステッピングモーターが占めていますがこの大型のモーターが少ない電力で大きなトルクを出しています。このモーターは内蔵ギヤヘッドの精度が高く,このギヤによる周期的な追尾エラーは皆無です。右側は大きさの比較用の旧AMD-1でAMD-1Nは一回り小さくなりました。限られたスペースのパネルには,電源スイッチ,南北切替スイッチ,照明ボリューム,照明ジャックがやっとで,オプションのオートガイド端子と電源はハウジング直付けとなっています。

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H-40用のAMD-1Nは昨夜のうちに10台以上のご予約をいただきました。AMD-1N本体はある程度の作り増しは可能ですが,PoleMaster対応の照明装置は20個で終了となります。なお,AMD-1NはH-40用が20台,P-2用が50台,90S用が30台,合計100台の生産予定です。

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2019年9月 4日 (水)

H-40(スカイキャンサー)赤道儀用AMD-1Nの開発状況について

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H-40やスカイキャンサー用の1軸モータードライブAMD-1N開発状況のご案内です。

既にAMD-1N本体と極軸視野照明装置(PoleMaster装着可)は完成しており,残るはギヤカバーのみとなっております。計画ではギヤカバーは旧AMD-1と共用する予定でしたが,AMD-1Nの内部構成の都合でモーター側とパネル側が入れ替わったため共用ができなくなり,発売が予定から遅れました。AMD-1Nの価格等は以下のとおりです。

  • H-40用AMD-1N:30,000円
  • 専用極軸視野照明装置(PoleMaster対応):4,000円  終了しました9/9追記
  • オートガイド対応、ガイドケーブル付き:4,000円
  • 発売開始:2019.10.20予定
  • 販売数量:20台

今回H-40用AMD-1N関連材料は20台分のみで完売後の再販はありません。電源は単三電池(3本)内蔵型とUSB5V型を選択できます。これについてはP-2用AMD-1Nで説明いたします。価格は税別表示です。

 

H-40やスカイキャンサーは基本精度が高いので敢えてガイドは不要と考えオートガイド機能はオプションとしました。以前紹介したものですが350mmの直焦点3分露出でも満足行く追尾精度です。写真のREDCAT51なら全く問題なく追尾可能でしょう。

なおP-2用AMD-1Nは後日ご案内いたします。写真はFC-50赤道儀に高度方位調整装置や極望のアングルファインダーを装着していますがこれらの販売予定はありません。

 

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