モータードライブ・自動導入

2018年9月12日 (水)

MS-3(n)の自動導入改造について

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昨日のMS-3やH-40の改造スパンは解りにくい内容になっていましたが
ハーモニックドライブの納期が年単位となる事から,まとまった改造の実施
までは2年もかかります。

まず対象赤道儀は物理的にハーモニックドライブや駆動モーターを組み
込めるだけのスペースがあるか?また赤緯部の切断面と接続できるか?
これに加え,極軸側のモーターを高速モーターに換装できるか?を調べ
その後手持ちのハーモニックドライブを組込み強度などの評価を行います。

改造が可能なら組み込めそうなハーモニックドライブの候補を手配します。
現在がこの状態です。
 

来年初夏頃に候補のハーモニックドライブが入荷するのでこれで試作を
行い結果が良ければ希望者を募った後,必要数量の発注→翌2020年の
本改造に至ります。

以下は切断,ボアアップした赤緯体と換装した極軸駆動用のハイブリッド
ステッピングモーターです。
極望を活かしたままで両軸のモーターが内蔵されるのでスマートな改造
ができる目処が立ちました。

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これはGE1414HDで採用したCSF-14型で試した(乗せただけ)状態です。
CSF型の場合,下部のフランジが大きいためスマートでなく不採用です。
幾つかの候補がありますが最終的には写真のP-2と同じSHG-14になる
かも知れません。
ハーモニックドライブがP-2と共用できるのは大きなメリットです。

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たまにNJPやEM-200のハーモニックドライブ改造についての問い合わせ
がありますが,このようなステップを踏むので仮に行うとしても5~6年か
もっと先になるでしょう。(予定なしに等しいですね)
当面は赤緯側が部分微動の赤道儀が対象で,そのような古い赤道儀を
復活させる事に意義を感じます。


なおMS-3の場合,M-GENなどを使って2軸ガイド撮影(デザガイド含む)
するだけならAMD-2N改造で充分でしょう。
構造上,MS-3の赤緯微動はバックラッシュも小さいのでガイド撮影
性能だけならハーモニックドライブと大差ありません。
デジカメの場合,試写して構図をとれるので敢えて自動導入の必要は
ないかと思います。
ちなみにMS-3の自動導入改造費用は195,000円(税込)程度で
AMD-2N改造の3倍強の予定です。

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2018年9月11日 (火)

2020年以降のハーモニックドライブを使った改造について

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2019年に計画しているハーモニックドライブを使った赤道儀の自動導入
改造はP-2と90Sの2機種で一旦予約の受付を終了しました。
ただその後もP-2,90S共にご要望をいただいている事や,他の赤道儀
への展開も踏まえ,2019年分の必要数量を見直しています。

具体的な計画は以下のとおりで,これに必要なハーモニックドライブを
調達予定です。改造の実施は2019年夏以降の予定です。

【2019年改造分】P-2GOTO第2ロット16台分,90S-GOTO第2ロット3台分
【2019年試作分】H-40(スカイキャンサー,FC-50),MS-3,MS-3n数台分

P-2,90Sを2019年改造で予約の方へは近日中にご案内いたします。
また追加でご希望の方がおられましたら9/16日までにご一報ください。


写真のFC-50とMS-3赤道儀は試作の前段階として改造したものです。
FC-50は短納期で入荷するハーモニックギヤ付ステッピングモーター
(CSF-8相当)でMS-3はP-2と同じSHG-14型を組み込みました。
いずれも来年の最終試作結果を踏まえ2019年予約受付,2020年実施で
計画します。(H-40,MS-3共にAMD-1,2からのアップグレード対応予定)


手前に並べたのは,左側2台がハーモニックギヤ付ステッピングモーター
で右側2台がハーモニックドライブです。
その手前はCSF-11型のパーツでH-40で採用予定です。

ハーモニックギヤ付ステッピングモーターは短納期ですがモーター選択の
自由度がないので使いにくいです。(細部がわかるよう写真は拡大します)

一方右側のハーモニックドライブは様々なモーターと組み合わせられます。
小さい方はGE1414で極軸側にも使ったCSF-14型でPM型モーターで駆動します。
敢えてPM型のモーターで駆動するのはここで紹介したステップムラによる
小刻みな振動を無視できるレベルまで抑えるためです。
一番右が90S用のSHG-17で121分の1※の減速比+高分解能ステッピング
モーターで分解能を稼いでいます。
※サーキャラスプライ側を出力軸にしているので減速比が120+1になります。


以下は先日入荷した66台(3者で共同購入)のハーモニックドライブです。
本年1~4月に複数件で発注した分ですが,なぜか一括で入荷しました。

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2018年7月11日 (水)

P-2,90S赤道儀の極望レチクル交換について

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ハーモニックドライブを採用した自動導入改造時のみの対応になりますが
P-2及び,90S赤道儀の極望レチクルを交換を行います。
写真はレチクル交換中の90S赤道儀の極軸です。


個人的にはP-2,90S共に1974-1986年の古いレチクル(外円51'-内円48')を
目測延長で使っていますが,改造を機に交換を希望される方が多いためです。
改造では極望を抜き取るので交換費用が安価(レチクル代実費+5,400円)です。

現在実施中の90Sは全台分,来年実施のP-2は半数分を準備しました。
なお,90S用は1985-2015年,P-2用は最新の2000-2030年用になります。
(いずれも改造の受注,予約受付は終了しました。今後の予定はありません)


この夏に行う90S-GOTO改造については既にご希望を伺っていますが
P-2GOTO改造をご予約いただいている方へは近日中にご案内します。
いずれも製造終了機種なので今後手配がつかなくなる恐れもあるため
ご希望数量のレチクルを事前に確保しておきます。

またEM-11のように赤緯体に水準器を取付るサービスも実施予定です。
詳細は後日案内しますがリングレベルを必要としないので便利です。

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2018年5月28日 (月)

EM-100赤道儀 自動導入改造受付終了のご連絡

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EM-100赤道儀の自動導入改造は用品の在庫が少なくなりましたので6月末
をもちまして予約の受付を終了いたします。今後再開の予定はありません。

既に2018年改造でご予約いただいている方へは今月末を目処に直接ご案内
いたします。新規の方は6月末までにご予約いただけると幸いです。
受注数量にもよりますが実施時期は今年末~2019年春を予定しております。

なお現在の改造費用はここで紹介したとおり139,180円(O/Hは別途18,000円)
ですが今後入荷するMTS-3はCPUなどの変更で100EUR値上げされます。
それに伴い改造費用も13,000円アップする予定です。


EM-100は今年分からP-2GOTOや90S-GOTO同様にベルトカバーが付きます。
これらは3機種共用ですが,次期のP-2と90S分を除くと残り僅かになりました。
(次期のP-2GOTOと90S-GOTO改造については別途ご案内いたしますが
これらも次のロットで終了いたします)


現在改造中のEM-100を並べてみました。
左がベルトカバー未装着状態,中央が完成状態,右が改造前です。
手前はこれから改造を行いますが全て6月上旬には納品予定です。
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紹介する赤道儀の自動導入改造などはサポートの都合などで直販のみです。
販売店への問い合わせはご遠慮ください。

今回EM-100の予約をお受けしますが,他の改造は受注を休止しております。
受注しているのは改造を伴わないNJP用の自動導入モーターなどのみです。

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2018年5月18日 (金)

初代ATLUX赤道儀 自動導入改造終了

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AGSシリーズを採用した初代ATLUX赤道儀の自動導入改造は終了しました。
2006.4月の開始から今回までの12年間に65台の改造を行なっています。
2013年9月からはモーター回りのレイアウトを改良した新方式に移行しました。


奇しくも最後の1台は未使用で保管されていた個体となりました。
保管中に駆動部は固着してしまい全く動作しない状態でしたが駆動部の
一式交換により高速(最大400倍速)自動導入機として蘇っています。
以下の写真は細部がわかるよう少し大きいサイズで掲載しました。

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今回,初代ATLUX赤道儀の改造を終了するのはウォームブラケットなどの
改造用品がなくなったためです。

今後のご要望がまとまれば(最低10台)改造用品を作成してTAITAN を
用いた改造(以下で説明)を行えますので,ご希望の方はご一報ください。
2018年末までお受けし,最低ロット数量に達する目処が立った場合に
限りますが2019年に一括受注を行う予定です。

ただ,業務縮小のために今後,K-ASTECとして中型赤道儀の改造作業は
行わない予定です。業務提携先の天文ハウストミタで施行予定です。


今回の改造で初代ATLUX赤道儀も多機能なTAITAN TCSを用いた改造が
可能なことを確認できています。
TAITAN TCSは高速駆動時にモーター供給電圧を30Vまで昇圧するため
500倍速ほどでの高速駆動が可能です。
AGSでは極望の照明回路をAGS本体から供給していますがTAITANの
場合は赤道儀側面のパネルに設ける(簡単な作業)ことで解決します。

なおAGS-1Sを採用した改造は148,000円でしたが,TAITAN TCS仕様の
場合はコントローラー差額分(54,000円)だけアップする予定です。


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2018年4月22日 (日)

TAITAN TCSを使った自動導入改造の案内

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多機能な自動導入コントローラーTAITAN TCSを使ったNewATLUX赤道儀の
自動導入改造及びNJP赤道儀用自動導入モータードライブ販売のご案内です。

(MTS-3を使ったEM-10/200などの自動導入改造は最新型MTS-3の完成が
遅れていることから受注を休止しております。
当面は今回紹介するTAITAN TCS仕様のNewATLUX,NJPのみの対応です)
 

NewATLUXは赤道儀をお預かりしDCサーボモーターからベルト伝達式
ステッピングモーターへ換装を行います。
NJP赤道儀用はお客様で装着する自動導入モータードライブです。


改造(販売)の受注開始や費用(価格)は以下のとおりです。
【NewATLUX赤道儀】
 ・2018,7月から受注,改造期間約3ヶ月
 ・改造費用:172,800円(税込み,要赤道儀返送送料)

【NJP(J,JPも装着可)用赤道儀自動導入モータードライブ】
 ・2018,5月1日から受注,納期約1ヶ月
 ・商品価格:172,800円(税,送料込み)


以下はNJP用モーターです。ベルトカバーは未装着状態ですが商品には
プレート状の簡易カバーが付きます。

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写真はステッピングモーター改造評価として用いたNewATLUX赤道儀と
三脚などです。評価が完了したのでご希望の方へお譲りいたします。

ご購入いただきました。:2018.4.24追記

コントローラーは新品のMTS-3またはTATAN TCSをご指定いただけます。
赤道儀本体は程度の良い中古を改造しています。
ウエイトは写真の3個が附属するので重量級の機材を搭載できます。
三脚は2~3度使ったJシリーズ用のJFメタル三脚でNewATLUX用
アダプタープレートが附属します。また写真の80mm用アリミゾ付です。

価格はMTS-3仕様の場合一式で378,000円,TATAN仕様で432,000円です。
別途送料の実費を申し受けます。


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2018年4月 2日 (月)

90S-GOTO改造用のコントローラー

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こちらで紹介しておりました,90S赤道儀の自動導入改造はTAITAN TCS
もご選択いただけるようになりました。

現在MTS-3仕様でご注文のお客様は32,400円の差額で変更可能です。
TAITANはスタンドアローンで自動導入やBluetoothでの接続ができます。


別件ですが当初の計画では90S用の赤経モーターハウジングもP-2GOTO
同様にケーブル接続パネルを設置する予定でしたが,個体によっては
ハウジングと赤経側のクランプレバーとの干渉が確認されました。

そのためにモーターハウジングを省略し,赤経,赤緯のモーターケーブルを
個別に接続する方法に変更しております。
(赤経,赤緯のコネクターの設置状況は写真左を参照ください)

これに伴い既にご発注いただいている方は225,000円から214,200円に変更
(10,800円の減額)させていただきます。
後日個別にご案合いいたしますがMTS-3からTITAN TCSへの変更の場合は
32,400円-10,800円の21,600円の追加で可能です。


なお2018年改造分(2017.11.1で受付を終了)でご予約いただいているお客様の
実施予定は個別にご案内いたします。
現状ハーモニックドライブの納期が10ヶ月ほど要すことから本年のご予約
分は2019年の対応となります。

現在の改造費用はMTS-3仕様が237,600円,TAITAN仕様が270,000円です。
上記には赤道儀オーバーホール費用も含まれます。

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2018年3月23日 (金)

五藤3兄弟とモータードライブ

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先日からの6.5cm用赤道儀に加え8cm用とマークXを並べてみました。
五藤3兄弟と言ったところでしょうか。
全て基本構造は同じで両軸全周微動,赤経目盛環は恒星時を示します。

6.5cmと8cm用は極めて希ですがモータードライブのご要望があります。
個人的な感想ですが今後,この時代の五藤光学や高橋製作所などの
赤道儀を超える新製品の登場は期待できないと思います。
 

赤道儀のハウジングは,部品点数が増える切削加工や
金型の初期投資が大きい(=大量生産でない場合は高価になる)アルミ
ダイキャストにくらべ鋳物が適しているようです。
鋳物は中空の構造物を作るのに優れた工法で敢えて欠点を上げるなら
肉薄構造が作りにくいことですが,むしろ肉厚で振動を吸収する性質は
赤道儀のハウジング用としてプラス要因と感じます。


前置きが長くなりましたがこれら優れた赤道儀用のモータードライブなど
のパーツは可能な限りご提供予定です。

一例として今回紹介した五藤3兄弟用のTITAN TCSを使った自動導入
モータードライブは151,200円です。
(3機種同額,6.5cmと8cmは赤道儀の加工が必要です)
MTS-3仕様でもご提供可能ですので詳細はお尋ねください。

また6.5cmはマークXと同じウォームホイールなのでマークX用の
AMD-2Nも対応できます。

参考用にマークX(上段)と8cm(下段)のPモーションの実測データーを
添付します。Y軸一目盛は約10秒角です。
(個体差や測定条件などにもよるので参考程度とお考えください)

Mx_n_75mm

Goto8cm_75mm


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2018年3月10日 (土)

ドイツ式とジンバルフォークのGOTO写真儀

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以前から小型赤道儀2軸ガイド化のご要望をいただいていますが
最近はステラショットなどを使ったモザイク撮影用としてGOTO機能まで
持たせた改造への要望が多くなっています。

そのためには全周微動の赤緯軸が必要となりますが適当なものがなく
ネックとなっていました。
これは小型の回転ステージを採用した例ですが高価な改造になっています。

そんな中,最近になってオリエンタルモーターからハーモニックギヤ内蔵の
ステッピングモーター
が発売されたので試してみました。
これなら先のスカイグラフの例に比べ半額以下で改造できそうです。


タイトルのとおり,ドイツ式とフォーク式に適応してみましたが
個人的にはレビルビング装置を併用したジンバルフォーク式が好みです。
135mmまでなら固定部との干渉はないので車内からの遠隔操作もできます。
(現段階ではHDユニット回転方向の固定が確定していない状態です。
また,以下の写真は50mmのレンズを装着した状態で
135mmの場合はこれより50mmほど長いアーム延長プレートが必要です)

B1803102

以下のガイドグラフはAP赤道儀にこのハーモニックギヤタイプのステッピング
モーターを装着して得たものです。(前半がガイドONで後半はOFF)
モーター自体は300mmF2.8のカメラレンズ+D810Aでも実用になる事を確認
していますが,改造費用の面などで現時点では受注を行うかは未定です。


Aphd_guide_onoff

B1803103

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2017年11月 7日 (火)

MTS-3のPEC機能について

B171107

従来型のMTS-3はディスプレイが付属しないためにパソコンの併用を推奨して
きましたが,本年入荷分からはディスプレイが内蔵されたため
今までできなかった単体での自動導入やPEC機能が使えるようになりました。
(PECはボタンの操作とLEDの色でも判断できるのでディスプレイは必須では
ありませんがやはり表示がないと不便でした)
 

この内,PEC機能についてはPモーションが大きいハーモニックドライブ赤道儀
では大変魅力的な機能で,CRUX用として開発されたTITAN TCSでは大な効果
を発揮しています。

そこでMTS-3のPEC機能についても詳しい調査と実機テストを行ってみました。
もしも実用的ならハーモニックドライブの日食遠征用GE140HDでも使えます。

実はMTS-3はリアルタイムクロックのバックアップ電池を内蔵していないので
PECの学習結果を保持できず,できるのは電池を内蔵したDynoStar
(MTS-3の上位機種)だけと思い込んでいました。
PECの有効性は理解できますが,その都度学習させる必要があれば
実用的ではなく興味がありませんでした。今回詳しく調べたり実機テストを
行った結果,MTS-3も学習結果を保持できる事が解った次第です。


以下は上の写真の構成で,PECの有効性を確認したガイドグラフです。
PECを有効にした状態で,前半1/3ほどはガイドを行い
途中からガイドを止めていますが(DECのカーブがズレて行くところから)
PECの効果で±20~25秒角ほどあったPモーションが大きく改善されています。
途中で電源を切ったり,高速導入などを繰り返しましたが
概ね±5秒角,最大でも±10秒角以下に収まりました。
PECとガイドの干渉も見受けられないのでPECは常時ONで良いでしょう。
(Pモーションが大きい赤道儀でもガイドすれば撮影に支障ありませんが
雲の通過でガイド星を見失った場合PECが効いていれば大きく暴れません)


Ge140hd_pec_onoff2_2

一度オートガイドを行い学習したPEC情報は以下の操作を行わない限り
保持します。(PECが有効な状態ではLEDが常に赤く点灯します)
1.ドライブをOFFにする前に供給電源が遮断された場合
2.モーターが脱調した場合
3.モーターを接続せずにMTS-3の駆動操作を行った場合

2についてはギヤヘッド付の駆動モーター+ハーモニックドライブではまず
あり得ません。
また3についても電源とモーターが一括ケーブルになっているのでそのような
操作は防げます。
1のみ注意すれば写真の300mmでもノーガイドで撮影できそうです。


なお今年出荷した一部のディスプレイ内蔵MTS-3はPECの事前設定(RAMG)*
がなされておりません。
PECを使用される場合は「PEC」→「RA-Motor*Gear」の確認をお願いします。
* RAMGは以下の駆動系の減速設定で添付の設定表に記載しております。
モーターギヤ比×アイドラーギヤ比×ステッピングモーターのステップ数
また添付した直訳版の取説ではPECの操作はわかり難いようです。
近日中にPECに関する簡易マニュアルを作成しますので少しお時間ください。
英語版のMTS-3マニュアル(PECは20ページに記載)はこちらを参照ください。


写真のGE140HD(写真は評価用の試作機)やP2-GOTO,,90S-GOTOなど
ハーモニックドライブを採用する赤道儀は40台ほどのご予約を頂いております。
2018~2019年前半の販売や改造はこの予約分で手一杯な状況なので
当面の間は新規のご予約は休止させていただきます。
なお納期が短いハーモニックユニットがセットされたステッピングモーターは
H-40やスカイグラフの自動導入改造用として上記とは別に検討しています。


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