カメラレンズ

2018年11月 2日 (金)

カメラレンズ用のバンド

B181102

先日手放したニコンの300mmF2.8(AI AF-S Nikkor ED 300mm F2.8D(IF))は
写真のようなバンドを試作していました。
ちょうどFSQ-106ED用などのバンドの新型への以降時期と重なったことから
量産には至っていません。

手元に残ったもう一本の328は冷却CCDと組み合わせて使う予定ですが
冷却CCDの場合,接続リングに固定座があるので前後2点固定となります。
このバンドは不要になったのでメッキ処理をしてから328をご購入いただいた
お客様へ差し上げることにしました。

希にこのような1点物の製作依頼がありますが,単品の場合お勧めできない
価格となるためお請けしておりません。

|

2018年10月21日 (日)

ニコンの300mmF2.8

B181021

冷却CCDカメラでナローバンド撮影する場合,一晩で撮り終えるためには
明るい光学系が便利です。
私の場合ニコンの200mmF2を使っていますが300mmF2.8(以降328と略)も
所有しているので今後は300mmも試してみたいです。
300mmはイメージサークルが広いので16803との組合わせも面白いでしょう。
 

ところで,この328は「AI AF-S Nikkor ED 300mm F2.8D(IF)」と言うもので
現行の数世代前のレンズです。
VR(手ぶれ補正)がない事とAF故障時の修理ができない事から比較的
安価に入手できます。
このレンズは手動で絞れる(D仕様)ため冷却CCDでの撮影でも便利です。

肝心な光学性能ですがMTF曲線で判断する限り現行と同じ(VRユニット
ない分僅かに良さそう)のようです。
VRもAFも天体撮影には不要なので狙い目ですね。


実は知り合いからもう1本譲っていただいたので,手元に同じレンズが
2本あります。一本は手放しますので希望の方はご一報ください。
殆ど使用されていない綺麗なもの(外観はほぼ無傷,レンズ内ゴミも皆無)で
実際に星を撮り以下200mmの例のような異常が無いことを確認しています。
 

フードが1台分しかないのでフード有り170,000円,フードなし150,000円で
如何でしょうか。
  レンズは売約済みとなりました10/23追記


また写真のATIK16200も含めたフルセット(完成状態)もお譲りいたします。
フィルターは2インチの抜き差し式でHaとO3が附属します。
(S2は行方不明です。出てきたらお付けしますがないものと考えてください)

フルセットで500,000円となります。(フード付きの場合520,000円)
ATIK16200は昨年12月にドイツのTSで400,000円弱で購入したものです。
実際の使用時間は僅かです。


先出の200mmF2は2台目です。
現行の「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」の新品を購入したところ
以下のような星像だったので,メーカーに再調整を出しましたが
少し改善された程度でこれ以上は無理(メーカー基準内)との事でした。

やむなく一代前の「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR」の中古に入替ました。
中古の方が遙かに良かったからです。

月が大きいので簡単なテストしか行っていませんがお譲りする328は四隅の
星像も揃っており良好な個体と判断しています。

200f2_vr2_qc


|

2018年8月27日 (月)

MAMIYA APOレンズ用のフォーカサーについて

B1808281

先日紹介したMAMIYA APOレンズ用の固定バンドは多くのご注文を
いただきありがとうございます。
一部の方からフォーカサーやマウントも含めた製作依頼がありましたが
残念ながら個人用として手持ち材料で作ったものなのでお受けできません。
ご自作のために改造例を紹介いたしますので参考になさってください。


上の写真はPENTAX645のヘリコイドタイプ接写リングです。
左側が原形,中央が前後のマウントを取り外した状態,右が改造後です。
ヘリコイドは分解加工が難しいので不要なマウントなどを外すただけで
流用できる事がとても重要です。


下は特注のアルミリングを介してMANIYA RZ67とNIKONのマウントを
ヘリコイドの両側につける状態です。
(MAMIYA67側は装着,NiIKON側は取り付ける前)
どちらのアルミリングにもヘリコイドとマウントに合うようザグリ穴やタップ
加工が必要です。(ザグリ穴,タップはM1.7,M2,M2.6,M3)

右のリングはヘリコイドの後段を保持するための物で67マウントとヘリコイド
を繋ぐリングと3本のスペーサーで連結しています。

前の記事でも紹介しましたがこれらのリングは2,000円前後で製作可能です。
D(100以下),V,T(10以下)を指定いただければ1個でもお受けしますので
ご注文ください。ただしバンドを購入いただいた方のみ対象で8/31日までの
期間限定です。MAMIYA67のマウントは接写リングから取り外した物の場合
はマウントへの旋盤加工が必要ですが他はボール盤があれば製作可能。

B1808282


加工に自信がない方はリニアステージを使った電動フォーカサーなら
受注製作が可能です。上記のヘリコイド式とは一線を画す性能です。

構造上,フォーカサーが必要とする光路が極めて短いのでフィルター
ホイールを装着した冷却CCDやNIKONなどのカメラが使えます。
(FLI互換のテーパー接続部からのバックフォーカス調整代は60~85mm)

価格はフォーカスコントローラー(NFA-KA)付で88,000円です。
(以前は110,000円でしたが在庫品を流用するので20%OFF,3台限定)
レンズ側はMAMIYA RZ67,カメラ側はFLI互換のテーパーリングでM57の
ネジ加工を施しているのでボーグのパーツでデジタルカメラに対応します。
(上記リンクの下から3番目の仕様)


この場合レンズのバンドは不要です。ヘリコイドを使った改造に電動
フォーカサーを付け加えるなら,こちらの方が安価でしょう。
特に冷却CCDでナローバンド撮影される場合はお勧めです。


B1808283

写真は350mmF5.6を装着しておりNIKONのボディでピントが合う状態です。

|

2018年8月19日 (日)

MAMIYA APOレンズ用の固定バンドについて

B1808192

最近MAMIYA RZ(RB)67用のAPOレンズを紹介していますがフォーカサーや
バンドに対するご質問がありました。
先日お譲りした500mmF6用として新規に製作しますのでご希望の方はご一報
ください。

MAMIYA APOレンズ用89φ鏡筒バンド2個セット:14,100円(送料,税込み)
上下分割式,色は黒で平面部はアルカスイスプレートに対応します。
製作の都合上,受付は8月31日で締め切らせていただきます。
写真は手持ちの210,250,350,500mmを並べていますが全てに対応します。

B1808191
 

このフォーカサーはPENTAX645のヘリコイド接写リングとMAMIYAや
NIKONの接写リングを流用したものでNIKONマウントです。
余ったパーツで眼視用のアダプターも製作しました。
全て中古品で,以下のアルミリングも含めた材料費は15,000円ほどです。

ヘリコイドの後段側も保持しているのでヘリコイドの撓みは発生しません。
3種類のアルミリング(D,V,T指定アルマイト処理付,一個2,000円程度)は
外注していますが穴明け工具やM1.4や1.7のタップがあれば工作自体は
さほど難しくありません。(少し大きな写真なのでクリックで拡大します)
 
B1808193


私感もありますがこのレンズの特長は以下のとおりです。
・光学性能が高い(私が過去にテストしたカメラレンズの中ではトップクラス)
・鏡筒バンドで固定できる(全て89φが適合)
・バックフォーカスが長い(=スケアリング調整が容易)
・67用なので余裕で36mmスクエアの冷却CCDに対応する
・中古価格が下落している(250mmは2万円前後)
・個体差が殆どない(インナーフォーカス機構が無いから?)

以下はMAMIYA APOレンズ(RB用ですがRZ用も光学性能は同じ)の資料です。
色収差まで公開しており天体望遠鏡みたいですね。
350と500mmの軸上色収差は0.1mm以下なので高性能な天体望遠鏡並です。
ちなみに当時の価格は一番安い210mmが26万円,500mmは49万円と高価でした

B1808195


B1808194

|

2017年12月22日 (金)

Apo Sonnar 135mmバンドやRR-92関連商品について

B171222

Apo Sonnar 135mmF2用のバンドやフォーカサーは過去に3度ほど受注生産
しましたがその後も再販のご要望をいただいております。

お問い合わせへは,本年11~12月の予定とご案内しておりましたが
鏡筒バンドやアリガタ/アリミゾの規格変更の影響を受け遅れております。
またRR-92関連商品についても同様に3ヶ月ほど遅れが発生しています。

申し訳ありませんが来年4月頃には完成するように進めておりますので
今暫くお時間いただけると幸いです。

なおApo Sonnar 135mmF2用フォーカサーはNanoFocus対応で計画中です。
写真のように冷却CCDとの組み合わせでは効率の良い撮影が可能です。

Apo Sonnar 関連商品は1月末までに受注のご案内を行う予定です。


|

2017年5月 3日 (水)

SIGMA135mm F1.8 DG HSMの試写画像

Sigma135_f2_60s


写真は4月23日にSIGMA135mm F1.8 DG HSMでタットル-ジャコビニ-クレサーク
彗星(41P)を撮影したもので,写野中央と4隅を切り出しました。

動きの早い彗星が目的なのでF2で撮っています。
Apo Sonnar T*2/135F2との性能差が気になるところですが
今回はほぼ開放で撮ったので比較できません。
ただF2.8まで絞った場合でも周辺像はあまり改善されないようなので
ここで予想したとおりの結果と感じました。


【撮影データー】
・SIGMA135mm F1.8 DG HSM→F2.0
・NIKON D810A ISO3,200 ,露出30秒
・2017/4/23 0:19:12~0:19:47
・写野中央は1,200×1,200ピクセル,4隅は400×400ピクセル

|

2017年4月14日 (金)

SIGMA135mm F1.8 DG HSMの試写-1

B17_04_140

空の状態は良くありませんが,なんとかSIGMA135mm F1.8 DG HSMの
試写ができたので速報としてアップします。

加工が面倒なので,Photo Shopのスクリーンショットを掲載しています。
写真上から
・F1.8開放のコーナー(左上)部
・F2.8の中央部
・F2.8の右横(時計の3時)です。(写野の隅に比較的明るい星が写った部分)

F1.8開放でも周辺部の微光星像はほぼ点増です。
個人的な感想ですが,周辺部の輝星像以外はApo Sonnar T*2/135を
凌ぐ模様で,特に輝星のフリンジに関してはライブビュー画面でも
その少なさが感じられました。概ねここで予想したとおりのようです。


B17_04_142


B17_04_141


B17_04_143


|

2017年4月 7日 (金)

Carl Zeiss VS SIGMAの135mmその2

B17_04_071_2


先日紹介したSIGMA135mm F1.8 DG HSMが入荷しました。
予想どおりトップヘビーで上の状態で前後のバランスがとれるので
長時間露出する天体写真では何らかの対策が必要かも知れません。

B17_04_072

Carl ZeissのApo Sonnar T*2/135との性能差が気になるところですが
しばらくは天候が好ましくない予報です。
急激に増光したラヴジョイ彗星(C2017E4)も気になるので晴れ次第試写します。

ラブジョイ彗星と言えば,2013年12月に真冬のモンゴルで撮影した
ラブジョイ彗星(C2013R1)が思い浮かびます。
今度のラブジョイ彗星も同じように綺麗な尾を伸ばしてくれると良いですね。


ところで,写真の赤緯軸を改造したP-2赤道儀はご希望の方へお譲りします。
終了しました。

ケアンズ日食で使用した機材ですが,328クラスを追尾できる精度です。
(PROMINAR 500mm F5.6 FL →350mmF4,3分の追尾写真)
オリジナル状態より軽量で赤緯軸が短いのでウエイトを軽減できます。
価格は赤道儀単体(AMD-1,BENRO PC-1付属)が78,000円です。
カーボン三脚とのセットでもご提供できますので詳細はお尋ねください。


|

2017年3月28日 (火)

Carl Zeiss VS SIGMAの135mm

B17_03_28


Carl ZeissのApo Sonnar T*2/135は生産終了になりましたが
SIGMAから同じようなスペックの135mm F1.8 DG HSMが発表されました。

個人的にSIGMAのArtシリーズは,写真の50-100mm F1.8 DC HSMなどを
所有しています。どれも高性能なので,この135mmも期待してしまいすが
天体写真として評価の高いApo Sonnarとの性能差が気になります。


公開された両者の性能データー(MTF曲線)を見比べるとSIGMAの方が
良さそうに見えます。
ただ,手持ちのSIGMAのAPO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
MTF曲線上ではApo Sonnarより高性能ですが周辺像に限っては
Apo Sonnarに遠く及びません。
MTS曲線は”1”に近いだけでなく,Apo Sonnarのように中心から周辺まで
フラットなのが良いのかも知れませんね。

個人的には色収差ではSIGMAが優位で周辺像ではApo Sonnarが勝るのでは
と予想していす。

ところで,写真の50-100mm F1.8 DC HSMは三脚台座があるので大変便利です。
残念ながら135mm F1.8 DG HSMは三脚台座はありませんが,このレンズは
大口径で明るいので前玉は曲率の大きな分厚いレンズになっています。
トップヘビーと思いますがレンズの形状上,Apo Sonnarのようなバンドは採用
できません。天体写真用としては何らかの対策が必要かも知れませんね。

|

2017年3月27日 (月)

新型Apo Sonnar T*2/135用バンドについて

B17_03_271

昨年末にご案内した,新型のApo Sonnar T*2/135用バンドは全てのお客様への
出荷が完了しました。今回も多くのご注文いただきありがとうございました。
初期型も含め100台以上出荷しています。


既にApo Sonnar T*2/135は生産を終了し,Milvus 2/135に移行されていますが
両者は外観が異なるだけでレンズ構成や光学性能は変わりないようです。
天体撮影用としては保持しやすいApo Sonnarが魅力的でしょう。


新型はフォーカサーの構造を変更しましたが,以下の写真のようにストロボが
内蔵されたNIKON D810Aでもバンドとの干渉を防ぎました。

新型はロックを緩めるとスムーズに回転するのでレボルビングも容易です。
北天のモザイク撮影では構図を回転しないと「糊代」が無駄に大きくなりますが
その対策としても便利でしょう。

B17_03_272

ご予約のお客様へは1月末にご注文の案内を行いましたが
一部のお客様からはその後のご連絡をいただいておりません。
当方からのご案内に不具合があったかも知れないので
引き続きご購入を検討いただいている方はご一報いただけると幸いです。


なお,NIKON用のみ10台ほどの余剰があります。
CANON用は予約のキャンセル状況によりますのでお問い合わせください。


|

より以前の記事一覧