レボルビング装置

2017年6月25日 (日)

新型レボルビング装置RR-92について-機能性

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新型のRR-92は小型化やハンドルを装着するなど機能性も追求しています。
内径が大きかったRR-110は,リングとレンズの隙間に指をかけられましたが
RR-92では指を通せる隙間はありません。
カメラボディとレンズなどで3kgほどの重さになるので事故防止の目的で
キャリングハンドルを準備しました。
アルカスイスクランプとプレートの嵌合が不確実な場合でも
片手で持っておけば脱落を防げます。

また,ハンドルはリモートコントローラーのケーブルなどの固定用としても
便利です。

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真上から見た状態ですが,RR-92はボディサイズとあまり変わりません。
これなら一式組み立てたままでも持ち運びできます。

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2017年6月22日 (木)

新型レボルビング装置RR-92について-バランス

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昨日に引き続きRR-92関連です。本日はバランスについて紹介します。

写真はD810AボディにSIGMA135mmF1.8を装着した状態です。
このレンズは1,1kgほどですが,RR-92を乗せた台がほぼ重心位置です。

重たいレンズをつけたカメラは’お辞儀’するので星が流れると言われますが
重心位置を支えれば安定します。カメラをあまり上に向けない星景写真では
特に重要で自由雲台でも運用できそうです。
 
 
ところで重いレンズではマウントの撓みを懸念されるようです。
個人的には上記の’お辞儀’が原因でマウントの強度が足りないとは
感じていません。心配であれば以下のようにRR-92のリング内側と
レンズ外周の隙間に’詰め物’を挟むこともできます。
専用設計によりレンズが正確にRR-92の中心を通るからできる裏技?です。


以下は樹脂製のC型リングを挟んでいますが,1cmほどにカットしたホース
がお勧めです。ホースはいろいろな太さがあるので便利でしょう。
回転してもリング内側とレンズの位置は変わらないのでズレたりしません。
 

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2017年6月21日 (水)

新型レボルビング装置RR-92について-開発の背景

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発売中のレボルビング装置RR-110は2012.2月に発売を開始し
5年ほど経過した現在でも大変な人気商品です。

RR-110はレンズをつけたカメラボディを取り付ける設計ですが
この5年の間に大口径レンズやNIKON D810Aの登場など
レボルビング装置に要求される環境が大きく変わりました。

写真のTAMRON SP15-30mmを代表とする,前玉部が異常に大きい
超広角レンズや,三脚固定面からレンズ中心までの距離が長い
D810AなどのNIKON製カメラは設計時点では考慮していませんでした。

それらに対応するようLBプレートなどを投入してきましたが今後さらなる
大口径レンズの登場も予想されるため根本的な見直しを行いました。
 

以上の事から新たにRR-92を商品化します。
RR-92は適合機種を限定※するうえkirkphoto社製のL型ブラケットも
必須ですが,回転リング部をレンズの細い部分に正確に配置できるので
サイズが大きなRR-110よりレンズの適合幅が広がります。
RR-110と大きな相違点はレンズを後でボディに装着する事ですが
内径92φのリングがマウント直前に配置されるのでレンズの着脱は容易です。

※当面はNIKON D810(A)専用のみ。9月発売予定で価格は28,620円(税込)。
年内を目処にCANON 6D用を開発予定。


下は左がRR-110,右がRR-92です。RR-92はボディからのはみ出しも小さく
大変スマートです。重さもRR-110の460gより100g軽くなっています。

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RR-92とkirkphoto社製のL型ブラケットの取付部です。
RR-92とL型ブラケットは嵌合するのでリングの中心と光軸が再現します。

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2016年5月 7日 (土)

レボルビング装置の裏技?

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天体写真を撮影するにはレンズへの夜露付着対策が必須です。
乾燥したイメージのオーストラリアでも,この時期は
昼夜間の温度差が大きいのでレンズが曇ることはしばしばです。

この写真はこの時期にクイーンズランド州のトゥウンバ付近(Dalby)で
撮影しましたがもの凄い夜露でした。
レンズ(PENTAX67の対角魚眼)にはここで紹介したリングヒーター
装着していたので,全く結露しませんでしたが機材はびしょ濡れ状態でした。


このころのフィルムカメラならまだしも,デジカメでは不安になるほどの
夜露ですが,その対策用としも遠征時には大きなポリ袋を持参します。

本来は急な雨対策用ですが,写真のようにレンズだけ顔を出して
撮影すれば,カメラボディなどの機材を夜露から守れます。
この際にレボルビングのリング部がポリ袋の保持に役立ち
100リットルクラスのポリ袋なら被って構図やピント合わせもできます。

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2016年5月 6日 (金)

SP15-30mmとレボルビング装置について

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TAMRON SP15-30mmは超広角ズームレンズとして人気ですが
異様に大きくて重たいので,自由雲台での運用には無理があるようです。
このところ自由雲台に限界を感じられた方から,レボルビング装置(RR-110)
に関するお問い合わせが多いので改めて紹介いたします。
 

通常はカメラボディを直接レボルビング装置に装着しますが
大きくて重たいこのレンズの場合,L型ブラケットの併用を推奨します。
確実に保持できるうえに,RR-110へのカメラ装着がワンタッチで行えます。

写真のNIKON D810Aの場合はCANON EOS6Dなどと比較すると
ボディ底面からマウントまでが長いですが以下の組み合わせでは
RR-110と干渉しないことを確認しております。

①RR-110専用のLBプレートに
②SUNWAYFOTO社製のDMP-100を装着して
③kirkphoto社製ブラケットを装着したD810Aをクランプします。

この組み合わせでは,一番厳しいTAMRON SP15-30mmを
クリアーするのでこれより小さいレンズは概ねご使用いただけます。
(全てのレンズの装着を保証するものではありません。
SIGMA8mmF3.5などの全周魚眼レンズでは視野が蹴られます)


写真はスカイグラフに少し手を入れた状態での撮影スタイルです。
この場合,極軸,赤緯軸(相当のパノラマヘッド),レボルビングの3軸が
フリー回転で構図をとれます。
これは自由雲台とは比較にならない使いやすさですが
フリークランプで動かない=撮影中にズレて星が流れない事を意味し
これが最大のメリットでしょう。


写真のスカイグラフはRR-110(旧型,ノーマル状態)やカーボン三脚などとの
セットでお譲りいたします。(カメラとレンズは含みません)
1段式三脚の場合,一式で150,000円,2段は160,000円です。

詳細はHPからお尋ねください。ご購入いただきました。
極軸のみのポータブル赤道儀とは別世界の使いやすさです。

 

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2016年2月16日 (火)

レボルビング装置の在庫状況について

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今月上旬に30台入荷レたボルビング装置は半月ほどで完売しました。
地上の風景(地平線)も入れた追尾撮影では大変便利なアイテムですが
このような撮影方法の人気が高いためでしょう。
最近は国内に限らず海外からのご注文もいただきます。

他のオリジナル商品との計画製作の都合上
次のロットまで暫くお時間いただきますがよろしくお願いいたします。

協栄産業様には若干の在庫があるかと思うので
来月の日食遠征用として計画される場合はお尋ねいただけると幸いです。
赤道直下で星景写真を撮れるチャンスは滅多にありませんからね。
(個人的には赤道儀直下を感じる写真は固定撮影と思いますが)

 
 

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2015年10月27日 (火)

冷却改造EOS6DとRR-110

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冷却改造されたEOD6Dとカメラレンズで撮影されるお客様から
縦横(回転)構図変更をスピーディに行えて
電動フォーカサーも併用されたいとのご依頼がありました。
レボルビング装置(RR-110)を使用することで
写真のように各部が干渉しないシステムをご提案できました。

カメラボディとレンズの間に冷却ユニットがつけられるため
カメラレンズで撮影する場合の重心位置は冷却ユニット付近になります。
L型ブラケットは使えず縦横構図変更は容易ではありませんが
レボルビング装置はこのようなケースでも便利にご使用いただけます。

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2015年10月 3日 (土)

LBプレート,EOS6DとSP15-30mmでの不具合について

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先日発売しましたRR-110用のLBプレートは
EOS6DなどCANON製ボディをkirkphoto社製ブラケットを介して装着した場合に
TAMRON SP15-30mmが使えない不具合が確認されました。

ご迷惑をおかけしますが,既にご購入いただいたお客様へは個別に対応を
ご案内しますのでよろしくお願いいたします。

このLBプレートは以下の条件で設計しました。
①レンズの中心軸とレボルビングの回転軸をできるだけ合わせる事
②EOS6Dなどに比べレンズマウント位置が高いNIKON D810Aでも
 SP15-30mmが使用できる事

レンズが大きいSP15-30mmをマウント部が高いD810Aに装着した場合に
RR-110の内側との干渉を防止するため4mmシフトしたLBプレートにしました。
そのため写真のようにこの組み合わせではRR-110に対して
上下がほぼ均等な間隙になりますが
逆にEOS6Dでは太い鏡胴がシフトしたLBプレートと干渉してしまいました。
(写真白枠の部分:写真は810Aなので干渉していませんが6Dでは干渉します)
設計課程でNIKONに移行したため完全なミスを犯してしまいました。


対応はkirkphoto社製ブラケットを装着したEOSボディでも
TAMRON SP15-30mmが使えるように
シフト量を無くした専用のLBプレート(LB-0)を製作いたします。
この場合①の条件が4mm上方にズレてしまいますが
(NIKON810Aと同じになる)SP15-30mmも使用できるようになります。
 
ただレボルビング装置は①の条件が優先すると思うので
今後も現行の4mmシフトしたLBプレートのみ販売します。


今回の対応はブログの記載に間違いがあったので
ご購入された方を対象に行いますが,今後LBプレートを購入される場合は
EOSボディではSP15-30mmは使えないと認識ください。

何れおいてもLBプレートは,kirkphoto社製ブラケットとの併用が
前提になりますがSP15-30mmの場合は,僅か4mmのシフト量の差で
異なる2点が干渉するか否かのギリギリな状態です。
レンズがあまりにも大きいので,ボディをRR-110固定した後に
レンズを装着するなどの制限がつく事もご了承いただけると幸いです。

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2015年9月27日 (日)

NIKON D810対応LBプレートについて

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8月末に発売した,レボルビング装置(RR-110)とL型ブラケットを接続する
プレート(LBプレート)は,kirkphoto社製のNIKON D810用ブラケットを使用時に
不具合がありました。

対策品が完成したのでご注文のお客様へは明日発送いたします。

対策はLBプレートの長さを短くして,L型ブラケットとの干渉を防ぎました。
以下の白い枠で囲んだ部分です。

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対策品は,SUNWAYFOTO社製のDMP-100とは以下のように3本のボルトで
固定します。

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この組み合わせはRR-110へのカメラの装着が容易になるだけでなく
カメラボディを確実に固定するので撮影中にカメラが動く心配はありません。

ただRR-110と干渉せずに使用できる機材は,組み合わせるカメラボディや
レンズの大きさ加えL型ブラケットのメーカーに大きく左右されます。

写真のNIKON D810Aはレンズマウントが比較的高い位置にありますが
このボディとkirkphoto社製L型ブラケットを使用したときに
レンズとRR-110の上下の隙間が均等になるよう設計しました。
写真のSIGMA 50mm F1.4 DG HSMを装着した場合上下の隙間は約1cmです。

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2015年8月22日 (土)

LBプレートの在庫について

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昨日紹介しましたRR-110用のLBプレートは
紹介直後から多くのご注文をいただき,残りは2枚のみになりました
完売しました。8/22追記
完売後は次のロットでのご対応となりますがよろしくお願いいたします。

なかにはお一人で2枚や3枚お求めいただきましたが
RR-110を複数台所有されているとのことです。

極軸,赤緯軸に加え,レボルビングによるカメラの回転軸は
全て釣り合う(バランスが取れる)ように調整できます。
これは構図決めには大変重要で
極軸のみのポータブル赤道儀と自由雲台では実現できません。
 
 
レボルビング装置関連は入荷後短時間で売り切れますが
その有効性を評価いただいた結果と思っております。
次のロットはできるだけ早く完成するよう努力いたします。

なお今回製作したLBプレートはニコンD810(A)で使用した場合に
レンズとRR-110の内径が最適になるよう設計しています。


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写真のRR-110は商品とは異なるクランプツマミをついていますが
オプション(540円)として販売しておりますのでお尋ねください。


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