鏡筒バンド・プレート

2018年9月 4日 (火)

FS-60CB用マルチフラットナーとTB-80/52AS

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先月発売されたFS/FCマルチフラットナー1.04XをFS-60CBに装着しました。

鏡筒バンドは従来のTB-80/52ASをそのままご使用いただけますが
以前のFS-60Cフラットナーに比べバックフォーカスが長い※ので前後の
バランスを取るためにはさらに大きなオフセットが必要になっています。
※FS-60CBの場合,フラットナー後部のM52ねじ込み部から87.5mm

D810Aを装着した場合,以下の状態でも筒先側が軽くなっていますが
ガイド鏡を筒先側に搭載すれば完全なバランスがとれるレベルです。
従来の白い鏡筒部だけを保持するバンドでは運用が難しいと感じます。
 
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記事の内容とは関係ありませんがMS-3(n)の両軸電動改造は予想を
上回るご注文をいただいたため,一旦受注を休止しました。
来年再開しますが残りは準備した27台分の1/3ほどになっております。
また写真のFS-60CBなどで使える電動フォーカサーは完売しました。
 

昨夜は良く晴れていたので早速試写してみました。
比較はスペックがよく似たMAMIYA APO-SEKOR 350mmF5.6です。
いずれもD801A,ISO400,60秒露出です。

FS-60CBのF6.2に対してF5.6のMAMIYA APO-SEKORは2割ほど
明るいだけですが数値以上に星の写りの差を感じます。
FS-60CBの中心星像は完璧ですがMAMIYA350mmは少し歪みます。
周辺の星像と色収差はMAMIYA350mmの方が勝っているようです。

ほぼ同じ条件で撮影していますが両者の構図は合っていません。
いずれもカメラのライブビューを使って簡単にピント合わせしただけ
なので参考程度にとどめてください。

【FS-60CB+マルチフラットナー1.04X 370mmF6.2】
Fs60cb_m104x

【MAMIYA APO-SEKOR F350mm 1:5.6】
Mamiya_rz67_350_56


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2018年7月29日 (日)

ビクセンFL55SS用の鏡筒バンドについて-1

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先日発売されたビクセンFL55SSは標準でビクセン規格のアリガタを装着した
台座が付いていいるので赤道儀への搭載は容易です。

ただ,そのままではガイド鏡の搭載が難しいのでガイド撮影を行うなら工夫が
必要です。

そこで,FS-60CBと同じように鏡筒と接眼スリーブ部(レデューサー)の2点を
固定する専用バンドを準備しています。
FL55SSの鏡筒経はFS-60CBと同じ80mmで,接眼スリーブ部が55mmなので
TB-80ASと内径55mmのC型スペーサー装着したTB-55ASの2個セットです。

鏡筒には台座が附属(取外すには鏡筒内側から固定しているボルトを外す)
している事やピントノブが大きい事などで少し制限がでます。
写真のように鏡筒を裏返し,台座部にガイドカメラを搭載するのが良いでしょう。
その際ドローチューブ固定ノブが下部のDP38-190と干渉するので取り外し
ドローチューブのロックはTB-55ASで行います。


下はFS-60CBとの比較ですが全長はFL55SSの方が6cmほど短いようです。
(いずれもレデューサー併用状態でピントが合った位置で比較)
FL55SSはコンパクトで海外遠征用として魅力的ですがピントノブの側面への
出っ張りが気になります。

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なおFL55SS用の電動フォーカサーも開発中です。
FL55SS用の電動フォーカサーの開発は取りやめました。9/7日追記

ただフォーカスコントローラー(NanoFocus)は8月ご予約分で完売しているので
既にNanoFocusをお持ちの方や他社製フォーカサーが対象となります。
(申し訳ありませんが10月に予定していたFSQ85/106ED及びFS-60CB用など
のフォーカサーは諸事情で発売を延期しました。再販時期は未定です)

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2017年12月19日 (火)

VSD100専用 新型3点保持バンド

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本年中の完了を目処に鏡筒バンド/トッププレートとアリガタ/アリミゾの
規格を変更し
ています。
本年最後の紹介となるのはVSD100専用の3点保持バンド(TB115N-3)です。

基本はここで紹介した3点保持バンドと同じですが,規格変更でアリガタや
トッププレート取付部の幅が50mmから60mmに変わりました。
またVSD100はヘリコイド式なのでピントノブの高さを考慮する必要がなく
極限まで高を抑えています。

また標準仕様のトッププレートやアリガタを使用できるようにドローチューブ
固定バンドも他のバンドと同じ12mmの厚さとしました。
これによるドローチューブ繰り入れの制限を小さく(4mm)するために以下の
ような段差がついています。


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このVSD100用3点保持バンドの価格は33,480円です。
対応するアリガタはDP75-222,トッププレートはTP60-222になります。
また電動フォーカサーは専用のTP60-222で対応予定です。


今回のTB115N-3を加え,以下の商品を新規格に移行しましたが
その後の製作が計画より3ヶ月ほど遅れています。
殆どが在庫を確保できない状況で解消するのは来年3月以降になりそうです。


【新規格鏡筒バンド】
 TB68AS,TB95N,TB114N,TB115N-3,TB125N,TB166N

【3インチアリミゾ】
 DS75-10,DS75-20,DS75-40

【3インチアリガタ】
 DP75-152,DP75-222,DP75-257

【60mmトップ兼ベースプレート】
 TP60-152,TP60-222,TP60-257

【TB125N,TB166N用サイドプレート】
 SP30-152

【TP60縫い合わせ用ビクセン規格アリガタ】
 DP45-152

なお年内に切替ができなかったのはTB80NとDP75-292の2点です。
一部反映されていませんが以下は新規格製品のシステムチャートです。
新規格製品システムチャート


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2017年7月 1日 (土)

新規格のアリガタ/アリミゾについて-概要紹介

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現行のアリガタ/アリミゾ(DS80 /DP80シリーズ)をロスマンディ規格の
DS75/DP75シリーズに移行しています。
それに伴い鏡筒バンドの取付面サイズも変わることから年内を目処に
鏡筒バンドやプレート類も含め’統一した新規格’に切替えます。

今後の予定や仕様(図解つき)などは改めて紹介しますが
第1弾としてε-130D用のTB166Nが完成したので紹介します。
写真はTB166NにDP75-222とTP60-152をオフセット付きで装着しており
最大120mmほど前後バランスの調整が可能です。
TP60-152をTP60-222に変更すればオフセットなしで対応します。

価格は以下のとおりで本日(7/1)発売です。
・鏡筒バンドTB166N:38,880円
・ロスマンディ規格アリガタ DP75-222:12,420円
・プレート:TP60-152:5,940円
・ロスマンディ規格アリミゾ DS75-10:15,120円
・傾斜キャリングハンドル:1,620円
 

DP75やTP60の222,152は35(17.5)の倍数+12からなる値です。
取付穴やタップ間隔を35(17.5)mmとし,バンド厚の12mmを加えています。
最終的には,DP75は152,222,257,292の4タイプ
TP60は152,222の2タイプを発売予定です。
なお新規格のTP60シリーズはベースプレートとトッププレート兼用です。

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新規格のTP60-152,222には傾斜したキャリングハンドルが対応します。
傾斜しているので小型ガイドシステムも搭載可能です。
順次発売するTB80N,95N,115N,125NはTP60-152(222)適合なので
これらでもハンドルを取付できます。
 

2017年中に新規格への切替を完了予定です。
現行のTB-95などN が付かない鏡筒バンドや80シリーズアリガタ/アリミゾ
各種プレート(TP,TTP-125など)は販売終了予定です。
一部の組み合わせを除き新旧の互換性はなくなりますが
特に現行のTP-125やTTP-125などは新規格とはバンド取付位置が
合わなくなりますのでご注意ください。


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2017年4月29日 (土)

FSQ-106EDのキャリングハンドル対応プレート(限定品)

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ε-130D用の鏡筒バンド(TB-166,販売終了)はキャリングハンドル対応ですが
FSQ-106EDのTB-125でもご要望があったのでサイドプレートを製作しました。
ハンドルがあると鏡筒落下の不安から解消されるようです。

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このプレート(SP44-160)はTB-125のファインダー取り付け面に装着するので
ここへはファインダーは付けられなくなります。
なお,SP44-160はキャリングハンドルの他アクセサリーが装着できるよう
17.5mm間隔でM8タップと,8.5φ穴を交互に設けています。

外注の最低ロットの都合で若干余剰がございます。
ご希望の方はHPからご連絡いただけると幸いです。
価格はSP44-160が3,780円,キャリングハンドルが1,620円です。
セットの場合送料込みで,5,760円です。


なお,現在アリガタ/アリミゾをロスマンディ規格への移行準備中です。
これに伴い鏡筒バンドもアリガタやプレートへの固定部などを変更します。
今後発売するTB-95以上の鏡筒バンドはキャリングハンドル対応予定です。

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2017年4月12日 (水)

FOA-60用鏡筒バンド(TB-68,TB-68AS)の発売について

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FOA-60はこの夏の北米日食用としてベストな鏡筒かと思いますが
長焦点といえども口径が小さいので,重たいカメラをつけた場合の
重心位置はカメラよりになります。
2インチ延長筒で筒外焦点距離を稼いでいることも影響しているようです。

そこで,FS60CBなどと同様に重心付近で保持できるバンドとプレートを
販売いたします。

写真のカメラはNIKOND500ですが写真の位置でほぼバランスがとれています。
写真はフードを伸ばしていますが,日食撮影時はその必要ない
(場合によっては機材軽量化のため取り外す)ので重心はさらに後退します。


発売するのは以下の2タイプです。
販売終了機種ですが,FC-50,FC-60,FC-65でもご使用いただけます。

【TB-68】
眼視観測用として従来販売していたものの再販(限定20台)です。
上記のようなシフトは行わず2カ所とも鏡筒部分を保持する設計です。
プレートへの固定は35mm間隔でDP45-125に対応します。色はシルバーです。

【TB-68AS】
TB60ASや80AS同様DP38-190などのアルカスイスプレート対応です。
取り付け間隔は17.5mmで色は黒で,こちらは継続販売商品です。
写真のようにオフセットにも対応するためTB-68より光軸を高くしています。
(ドローチューブクランプなどと干渉しないようバンドを高くしています)

【TB-68用60φC型スペーサー】
写真のようにドローチューブ60φ部を固定するための内径60φスペーサー
です。価格は2,160円です。

TB-68,68ASの価格はいずれも15,120円(税込み)で5月1日販売です。

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2016年7月 3日 (日)

Apo Sonnar T*2/135用保持バンドについて

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Apo SonnarT*2/135用保持バンドは,1年ほど前に販売を終了しましたが
その後も引き続きご要望が多いので再販を準備しています。

このレンズは,CANON用とNIKON用で形状が異なりますが
今回のロットでは,それぞれ専用品を製作します。
D810Aの登場でNIKONユーザーが急増したため両機種用を製作しますが
試作から評価まで時間を要し,完成は秋以降になる予定です。

多くのご予約をいただいておりますが完成まで今暫くお時間いただけると
幸いです。


なお,以前からご案内していますが個人的には,このレンズを
EOS6DやNIKON D810Aなどで使用する場合は以下の写真のような
カメラブラケットを併用すればこのバンドはなくてもいいでしょう。
このバンドが真価を発揮するのは,上の写真のように
冷却CCDカメラやミラーレスカメラなどでの撮影時と思っています。


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QHY16200AにはNIKONマウントのApo SonnarT*2/135を装着していますが
フランジバックは合っていません。
今後実写でフランジバックを確認しスケアリング機構付で商品化予定です。


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2016年5月 4日 (水)

Pole Master用アダプターの在庫状況など

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Pole Masterは相変わらずの人気で,K-ASTECオリジナルアダプターの在庫は
僅かになりました。全て在庫限りで終了です。

現在,Pole Master本体はタカハシ用などのアダプター付で34,500円(税込み)です。
Pole Master本体+タカハシ用などご希望のアダプター+K-ASTECオリジナル
アダプターの3点セットの場合,38,280円(税込み)でのご提供となります。
(5月31日までの特別価格)


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今回,Mark-XにPole MasterやTB80/60AS仕様のFS60CBを搭載しましたが
写真の状態で前後バランスがとれます。(写真はフラットナー併用の状態)
ガイド鏡を前方に搭載していますが,こんなに重心が後ろになるので
通常の鏡筒バンドでバランスをとるのがいかに難しいかご理解いただけるでしょう。
 

ガイドカメラはTOUPCAMのGCMOS 01200KMAで,以前テストしたタイプから
センサーの変更やドライバーの改良が行われました。
安価ですが人気のQHY5LⅡMに引けをとらない性能になっています。
国内販売は銀色のみのようですが
私が評価した個体はMark-Xや鏡筒にマッチしたカラーですね。

 
次はMark-X用の自動導入モータードライブの開発状況です。
Mark-Xはウォーム軸の延長線にモーターを配置する設計なので
モーターをウォーム軸と平行配置する際には軸間距離が長くなります。
それを避けるための工夫を行った結果,最終的には以下のレイアウトになりました。
ただ,純正の架台(MX-3)は使えず極軸側はXY65で保持する事が条件になるので
ご予約いただいていたお客様へは近日中に確認のご案内をいたします。
(写真にはありませんが,ベルトカバー付で12万円弱
Mark-X専用XY65とのセットの場合は13万円強での販売を予定しています)

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最後になりますが,欠品していたPTP-C22カーボン三脚はGW明けに入荷予定です。
数量が限定されますが,今回もサービス品を予定していますのでご期待ください。
 

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2016年5月 2日 (月)

Zeiss APQ150/1200のヘリコイド

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ルナ天文台には82cm反射(ジンデン鏡)の他に併設されたスライディングルーフに
ZeissのAPQ150/1200(フローライト3枚玉アポクロマート)が設置されています。

先日はこれで木星などを見ましたが本当によく見えます。
所有していた,TOA-150やTMB-152よりもよく見えるように感じました。
APQ150/1200は15cm屈折の中で最も高い評価のようですが
知人が所有する某カメラ(顕微鏡?)メーカー製のフローライト(15mmF7,3枚玉)
と見比べてみたいです。これも驚くほど良く見える15cm屈折です。
 

ところで,ZeissのAPQ150/1200の接眼部はヘリコイドですが
写真のようにアイピース側を保持する構造になっています。

私のバンドは,ビクセンのVSD100やBORG55FLなどを以下のように
ヘリコイドの両側を保持する方法をとっていますがこれと同じです。
さすがにZeissでヘリコイドを知り尽くした設計でしょう。
接眼部に力をかけてもビクともしませんでした。

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2016年4月26日 (火)

TB-80/60AS用ベース/トッププレート TP/TTP40-190

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TB-80/60ASはアルカスイス規格のプレートへの装着を想定していますが
ビクセン規格アリガタへの対応要望も多いので専用のプレートを製作しました。

このプレート(TP/TTP40-190)は,ベース/トッププレート兼用で
ベース側は「KYOEI 汎用アリミゾプレートDX」などと縫い合わせできます。
TP/TTP40-190の価格は4,320円で5月1日発売予定です。

DP38-190で代用できるため販売を終了いたしました。2016.8.31追記


下の写真はFS60CB(フラットナー併用)にカメラ(EOS60Da)を装着した状態ですが
ベースプレート下の黄色い三角付近が重心です。

スリ割りクランプの構造上,片側のプレートはボルト1本での固定になりますが
強度上の問題はありません。(細部がわかりやすいよう写真は拡大します)


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ところで,一枚目の写真にはBORG55FLと
SIGMAのAPO MACRO180mmF2.8もいっしょに写しました。

55FLとSIGMA180mmは焦点距離や実勢価格が似かよっているので
性能の差が気になるところです。
まだ実写比較は行っていませんが,55FLはSIGMA180mmに比べると
大変軽量・コンパクトです。両者のF値の差は2倍ほど(2.8と3.6)なので
明るさで選べばSIGMA180mm,大きさで選べば55FLでしょうか?
 


今回の記事と直接関係ありませんが以下はBORG55FL用の電動フォーカサーです。
現在フォーカスコントローラーの頒布は休止しているので
コントローラーを所有されている方のみの対応となりますが受注生産いたします。
冷却CCDカメラでの撮影では大変便利なアイテムでしょう。

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