K-ASTEC特別仕様のRED CAT51完売のお知らせ
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先日から紹介しているタカハシFSQ85/106EDほか用フォーカサーのオプションとして写真のシリコンラバーヒーターを準備しています。
採用しているNANO FOCUSには2系統のヒーター制御(PWM)機能を有していますが,これに見合うヒーターの調達ができましたのでサービスを開始します。
このヒーターは最大(12V)で15Wの発熱ですが,出力を10~20%に調整すれば2~5W程度となり実用的な発熱になります。密着性が高いので金属製フードであれば熱伝導でほぼ均一に保温できます。
このヒーターの頒布価格は2本組みで3,240円です。同時にコーワのLM100JC用のメタルフードも540円で販売いたします。
ただ発熱量の調整ができるNANO FOCUSのみで安全性を確認している都合上,当方でNANO FOCUSを使ったフォーカサーをお買い求めいただいた方のみのサービスとさせていただきます。
頒布は5月15日の予定です。すでにフォーカサーをお買い求めいただいた方と現在ご予約の方に限りメールでご予約いただけます。(回答までに少しお時間をいただく場合がござます)
現在30セット分ほどの在庫を確保しておりますが,今後の調達状況によってはご提供できない場合もございます。詳細はメールでご案内いたします。
なお,今回準備した電動フォーカサー30台は,すでに20台以上のご予約をいただいており残りは一桁になっています。
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先の記事で紹介したリニアステージを使った電動フォーカサーの主な仕様は
以下のとおりです。(写真は少し拡大します)
・レンズ側マウント:MAMIYA RZ67用(変更不可)
・カメラ側接続:74.1φテーパーリング,内側にM57P0.75めねじ加工
・カメラ側テーパー接続部からのバックフォーカス調整代:約60~85mm
・スケアリング調整機構:リニアステージをXーY軸方向に調整可
・ガイドカメラ:フォーカサー上部に小型カメラを装着可
最初の写真はカメラ側にFLIのCFW1-5,M72延長筒×2,SX-56冷却CCD
カメラを装着した状態です。
74.1φテーパーリング接続部からCCD面までは約77mm(2+21+4+17+17+16)
になっています。
フィルターホイールや冷却CCDカメラは固定でリニアステージに乗ったレンズ
が前後する構造です。
カメラ側が固定なので重たいカメラでもガタや撓みは無視できるレベルです。
なおフィルターは50φですがレンズに近いためKAF16803を搭載したSX-56
でもけられません。
50角のフィルターホイールは巨大なので50φが使えるのは大きなメリットです。
上の写真は74.1φテーパーリング接続部でカメラ側(フィルターホイール側)と
分離した状態です。CFW1-5にはテーパーリングを装着しています。
写真手前はテーパーリングのM57部にねじ込んだボーグのパーツで
同社製のNIKONマウントを装着しています。
リニアステージ電動フォーカサーに附属するのはフォーカスコントローラーと
74.1φテーパーリングが1個です。
74.1φテーパーリングは必要に応じて追加購入(4,000円)いただけます。
現時点であと2台受注可能です。
8/29日追記:残り1台となりました。
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先ほどの記事で触れたビクセンFL55SS用電動フォーカサーです。
コントローラーは準備できないのでフォーカスモーターのみの販売となります。
FSQ-85/106ED用として既にNanoFocusを所有(または8月分でご予約)の方は
コントローラーを共用いただけます。
FL55SS用フォーカスモーターの価格は21,600円(税込)で9月発売予定です。
諸般の事情で電動フォーカサーの計画は取りやめました。9/7日追記
FS-60CB用と異なりベルトは方側のみとなり反対側には手動ノブがつきます。
2.6倍ほどの減速微動装置としても使えます。
なお8月発売(予約で終了)のFS-60CB用などをご予約の方へは近日中に
ご注文の案内をいたします。
申し訳ございませんが,材料手配の都合などで10月で予定していたロットは
中止となりました。今後の再生産は未定です。
(本日時点でご予約の方,全員分のコントローラーは確保しております)
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FSQ-85/106ED用などの電動フォーカサーとフォーカス制御ソフトのご紹介です。
採用しているNano FocusはASCOM対応なのでフォーカス制御ソフトでは
メニューに現れる「Nano Focus」を選択するだけです。
当方で確認しているβ-SGRとMaxIm DLの設定画面を紹介いたします。
ただ上記以外のソフトではドライバーをインストールする必要があるとの情報も
寄せられていますのでご不明な場合はお問い合わせください。
なおFSQ-85/106ED用,FS60CBなどの汎用接眼部ともに8月ロットは予約で
終了しております。第3ロットは10月の予定です。
これらブログで紹介する限定品はサポート都合で直販のみです。
申し訳ありませんが決済の都合上、海外からのご注文はお受けしておりません。
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梅雨入りしていますがここ数日は乾燥した良い天気が続いており
先日から紹介しているフォーカサーのテストを行っています。
紹介するのはビクセンVSD100(F3仕様)でステップ送りした際の星像です。
ピント位置を55μmずつずらした写真を右下から左上に並べています。
ファイル番号が若い順に0007~0013,0014はピントが合った位置です。
使用したカメラはD810A,ISO1600,各30秒の露出です。
写真からわかる事は
①55μmのステップ送り量は実際のピント合わせには少し荒すぎる
②ピントが内ずれると顕著な赤ハロがでる
③ピントが外にずれると中心部でも星像のボケが円形にならない
この結果から
①実際のピント合わせは20~30μm程度のステップ送りが適量
(FSQ-85/106ED用フォーカサーは30ステップで約20μm送ります)
②数10μm程度のズレで赤ハロが発生する
③スケアリング調整に伴う星像確認はピントを外にずらすと解り易い
今回のテストは事前のスケアリング調整は行なっていません。
また,ビクセン純正のカメラマウントを使用していないので
(スターベースのM60-M54接続リング+タカハシ製カメラマウントを使用)
0.79Xレデューサーのバックフォーカスが推奨値から1.8mm短くなっています。
③についてはその影響が出ているかも知れません。
以下はピントが合った写真(上の0014)の中央,四隅の等倍写真です。
フラットエイドの「等倍星像チャート」で作成しましたがこれは便利ですね。
バックフォーカスが2.3mm短い状態ですが隅でもほぼ点像です。
下方の星像がやや甘くなっていますがステップ送り写真から推測すると
外側にズレているようです。
今回の写真は現在屋上に据えたままの90S赤道儀を使いました。
ここで紹介したジャンク品でしたが追尾精度は極めて高く±2~3秒角です。
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今回紹介する電動フォーカサーなどの限定商品は直販のみの企画です。
ブログで紹介する限定品に関する販売店へのお問い合わせはご遠慮ください。
先日のFSQ-85/106ED電動フォーカサー(TOA-130NFB,150Bも装着可
TOA-130Fは不可)に引き続きε-130D/180EDの紹介です。
FS60CBやFC100DLなどタカハシ製汎用接眼部でご使用いただけます。
ε-130D/180ED用電動フォーカサー一式の価格は52,920円(税込)です。
受注生産で完成は8月の予定です。
引き続きご要望の多いFSQ-85/106ED用も含めご予約をお受けします。
(申し訳ありませんがFSQ-106とTOA-130F用はその後のご案内です)
なおコントローラーはε-130D/180EDとFSQ-85/106EDで共用できます。
モーターユニット単体価格は以下のとおりです。
・FSQ-85/106ED用(Aタイプ)モーターユニット単体価格:18,360円
・ε-130D/180ED用モーターユニット単体価格:21,600円
ε-130D/180ED用は小型化を優先させFSQ-85/106ED用より一回り小さい
ステッピングモーターを採用動していますが高トルクのモーターと
最適化された電流設定(保持時は0.15A駆動時は1.3A)により写真のように
4kg程度の荷重を駆動/保持できます。
実機では余裕をみて2kg程度までのカメラでの運用をご推奨いたします。
ε-130D/180EDなどに採用されている汎用接眼部は片側のみのラジアル
負荷は適しないために両側で張力のバランスをとる方法を採用しました。
タイミングベルトを強く張れるのでバックラッシュを軽減できます。
以下はフォーカスコントローラーのモニター表示部です。
低温に強いOELDで,気温,湿度,2系統ヒーターへの出力,カウント数
ステップ送り数を表示しています。
ステップ送りは1,5,10,30,50,100(写真の状態)の6段階で10ステップ当たり
14μmほどの駆動量です。(FSQ85/106ED用は10ステップで7μm)
ステップ送り時もボタンを1秒以上長押しすれば連続駆動になります。
ε-130D/180EDやFS60CB用はバックラッシュを抑えるために
以前のご案内した安価なPM型モーターから上位機種と同じハイブリッド型
ステッピングモーター駆動に変更しました。
引き続き週の半分ほどは出張や関連作業が続いております。
メールの回答が遅れる場合もありますがよろしくお願いいたします。
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先日紹介した新規格のアリガタ/アリミゾシステム対応フォーカサー続き
アルカスイス規格プレートに対応する電動フォーカサーの紹介です。
ギヤヘッド付PM型モーターを採用したローコストタイプです。
フォーカスモーターはTB-68ASやTB80ASのトッププレート(DP38-190)で
保持するため側面に張り出しません。
特殊な接続金物が不要なので安価にご提供できます。
FS60CBなどのピントノブはラジアル方向の荷重をかけられないので
モーターとはフレキシブルカップリングで直結しています。
以下は開発中の’NanoFocus’フォーカスコントローラーのイメージです。
フォーカスモーターに加え2系統の結露防止ヒーターもコントロールできます。
FS60CB用の場合,フォーカスモーターとコントローラーのセットで45,000円
ほどの予定です。(製品はシルバーの予定)
写真のFOA-60とQHY163Mは実際に撮影できる構成ではありません。
FS60CBではガイド鏡がモーターの後方になりますが光路を妨げない設計です。
この構成では鏡筒を90度回転して使用するためファインダーは使えません。
またベース側のアリガタとの干渉を防ぐためモーターを付けない側のピントノブも
取り外す必要があります。
PM型の場合,モーターを装着すると手動でのピント合わせは行えません。
モーターはTB-68AS,TB-80ASに固定したDP38-190にのみ装着可能です。
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本年末の完了を目指して新規格のアリガタ/アリミゾシステムへの移行を
行っていますが,そのオプションとして電動フォーカサーも準備しています。
これまではFSQ-85/106EDなどを対象とし鏡筒にフォーカスモーターを
取り付ける方法を採用していましたが,一般的なFS60CBなど80~95φ
鏡筒(タカハシ製に限ります)へも適合範囲を広めます。
FS60CBなど小口径の鏡筒場合は鏡筒にフォーカスモーターを付けると
「取って付けた」ようになりますが,トッププレートにモーターを設置する
ことでスマートな外観となります。
写真はFSQ85EDP用としてTP60-222に装着したフォーカスモーターですが
この方法なら多くの屈折望遠鏡に適合できそうです。
これに併せて新たなフォーカスコントローラー’NanoFocus’を開発しています。
これについては近日中に紹介いたします。
先日から紹介しているQHY163Mや367Cでの撮影には必須アイテムでしょう。
新規格アリガタ/アリミゾシステム対応の電動フォーカサーは3タイプの
フォーカスモーターを準備します。
1.FS60CBなど用としてPM型モーターを採用したローコストタイプ
2.FSQ-85/106,TOA130/150用バックラッシュレスTHギヤードタイプ
3.最高級ハーモニックギヤタイプ
価格は,1:15,000円,2:35,000円,3:70,000円ほどを予定しています。
フォーカスコントローラー(NanoFocus)は35,000円ほどです。
当面は鏡筒径68,80,95φのタカハシ屈折望遠鏡及びTOA-130,150用
のみで2018.3月の発売予定です。
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