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2021年11月22日 (月)

XY70-55の開発について-3

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開発中のXY70-55とポラリエの組み合わせをジンバル仕様で仕立ててみました。

ジンバルの場合,極軸高度調整部に大きなモーメント荷重がかかりますが,XY70-55は支点と作用点間の距離が70mmほどあるため調整は容易です。ちなみにEM-200は60mm弱です。

今回の例では方位微動ノブを北側に変えています。製品はこの形状になり,南側に方位固定クランプを配置します。なお,以前製作したハーモニックドライブ赤道儀の評価機で得た経験上,高度のクランプは不用と判断しています。

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2021年11月20日 (土)

XY70-55の開発について-2

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昨日紹介した開発中のXY70-55をポラリエと組み合わせてみました。新製品のDS38/45-180とSP40を併用しドイツ式に仕立てています。

XY70-55は接続アダプター経由でポラリエの極軸体にネジ込み固定しているので,オリジナルの外装を固定する方法に比べ強度や剛性が増します。赤道儀の下部に高度・方位調整装置を配置する場合より重心が低くなるので相乗効果で見違えるほど頑丈になり,写真のSIGMA50mmF1.4を装着したD810AとRR-92(販売終了品)の組み合わせでも余裕です。

また,写真の状態でXY70-55とポラリエを組み合わせると出っ張りの少ない形状になります。XY70-55をポラリエ付けたままでもカメラケースなどへの収納が容易でしょう。

なお,XY70-55には販売中の他社製赤道儀用極軸望遠鏡(M6仕様)がそのまま装着できます。

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2021年11月19日 (金)

XY70-55の開発について-1

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AZ-GTi(赤道儀モード時)など,背面固定赤道儀用の極軸高度・方位調整装置XY70-55を開発しています。

これらの赤道儀は北側に大きなモーメント荷重がかかるため,一般的な構造の微動装置では高度調整が固くなりますが,XY70-55は写真のように支点部と作用点の距離を大きくとることで高度調整を容易にしました。また重心を南側にシフトしたのでAZ-GTiを搭載した状態で自立します。

 

強度が要求される高度の保持部は,以下のように無垢材から5軸マシニングセンターで削り出した一体構造です。一般的なフライス加工では部品点数が3~4点になりますが,一体構造としたことで強度アップとコストダウンを両立しています。

XY70-55は試作~強度などの評価段階ですが年内には発売予定です。

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アルカスイスとビクセン規格に対応する DP38/45-180について-2

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少し間が開きましたが,先月紹介したアルカスイス/ビクセン規格両用のアリガタDP38/45-180の続報です。

DP38/45-180はASI EAF対応のFSQ-85EDP用鏡筒バンドの関連パーツとして開発していますが,オプションのサイドプレート(SP40BK/SP40S)とDS38や45シリーズを併用すれば,ツイン撮影用の光軸調整用としてもご使用いただけます。

 

紹介する写真は,奥がDP38/45-180BKの方側にSP40BKを装着し,片側のアリミゾはDP38/45-180に直接,もう片側はSP40BKに付いています。アリミゾはそれぞれのプレートに対して若干回転できるので片側がパン方向,片側でチルト方向の調整が可能です。

回転の固定は裏側からできるので鏡筒やカメラレンズを搭載した状態で調整できます。写真奥の構成で,右側に付けたDS38-50がパン方法を最大に振った状態です。

中央はDP38/45-180Sの両単位SP40Sを装着した状態でポータブル赤道儀の赤緯プレートとしてもご使用いただけます。片端にパノラマヘッド,片端ウエイトなどを付けるとなど多彩な利用方法がありそうです。

このSP40BK(S)はこれまでに発売したDP38-84,144,190や,DP45-152L,190Lなどの側面にも装着できます。

DP38-180とSP40の発売は11月30日で価格は以下のとおりです。何れもメッキ色が黒の「BK」と,銀の「S」を用意しました。

  • DP38/45-180BK(S):8,800円
  • SP40BK(S):3,300円

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2021年11月15日 (月)

ドロップインフィルター対応EFレンズコントロールの受注について

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ASI2400/ 6200MC他用のドロップインフィルター対応EFレンズコントロール
(DIF-EFcont)が完成しました。
適合機種は,ASI 2600MC/MM,2400MC,6200MC/MMです。
294MCなどM42接続機器用のアダプターも開発予定です)

 

10年以上前から,カメラレンズ用のフォーカサーを試行錯誤していますが,ASTRO MECHANICS社の EFContoroller MarkⅡは全てを解決する画期的な製品です。これとドロップインフィルターホルダーと組み合わせた,DIF-EFcont は完成形に達したと自負しています。

今後ワンショットカラーカメラでの撮影が主流になるかと思いますが,明るいカメラレンズ(EF互換器に限る)での撮影を望まれる方には必須アイテムになるでしょう。電子観望においてもPCからピント合わせができるのは大きな魅力です。

なお,ZWO社純正のEFマウント付フィルタードロワーは内径が38φしかないのでフルサイズでは四隅にケラレが発生しますが本製品は56φです。(使用する48mmフィルターの有効開口径は約46φ)

 

【SIGMA 105mmF1.4での使用例】

レンズ保持用LR-100ASと縦横構図切替用LB38-90を併用しています。EFContorolleでのピント合わせではヘリコイドリングは回らないのでここを保持しています。

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【EF200mmF2での使用例】 

DIF-EFcontに特注スペーサー(3,300円,最大50mmまで,0.1mm単位で受注生産)を加レンズの三脚台座と高さを合わせています。

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【SIGMA75mmF2.8での使用例】

このクラスのレンズではDIF-EFconを保持するだけで充分です。縦横構図切替用LB38-90を併用しています。

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【製品説明】
ASI 6200MC他用のドロップインフィルター対応EFレンズコントロール
(DIF-EFcont)
ASI6200MCなどとEFマウントのカメラレンズを
組み合わせた撮影用アイテムで
以下の要件を全て満足できます。

基本的にワンショットカラーカメラや,モノクロカメラでのL画像撮影用ですが
手差しでのLRGBやナローバンド撮影でも使えます。

・カメラレンズのバックフォーカスを満足する接続アダプター
・正確なスケアリング調整機構
・パソコンからカメラレンズのピント合わせ
・       〃       絞り操作
・容易なフィルター交換
・縦横構図変更ができる三脚台座(LB38-90併用時)
・重たいレンズの場合,レンズ鏡胴の保持(LR-100AS併用時)
・三脚座付レンズの場合,前後2点保持(特注DIF-EFcont用スペーサー併用)
・ガイドカメラの設置(DS38-30などの併用時)
・フルサイズカメラの場合,ケラレが発生しない内径

【製品価格】
・ドロップインフィルター対応EFレンズコントロール(DIF-EFcont):66,000円
 (ZWO フィルターホルダー1個附属) 

【受注開始日】
・2021.11 .20日


【納期】
・約1.5ヶ月

EFContoroller MarkⅡはASTROMECHANICS社(ロシア)の取り寄せとなるのでご注文後上記の納期を頂戴いたします。

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2021年11月 8日 (月)

RED CAT71の試写

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先日入荷したRED CAT71の試写を行いました。雲が多かったので短時間露出となりましたが撮って出しの4角を掲載します。

今回のRED CAT71は天文ハウストミタ扱いなので,以前のRED CAT51同様,全品受け入れ検査表が添付されます。RED CAT51は再調整を要す個体は僅かでしたが,レンズが大きくなるにつれ輸送中に光軸ズレを起こす可能性が高くなるので安心です。

以下はその検査表と,D810Aで撮影した星像です。同じ条件で撮影したFSQ-85ED(EDP化)との差異は感じられないほどでした。周辺減光も目立ちません。

 

RED CAT71は51同様にペッツバール光学系全てが一体となって移動する構造ですが,71では全てが鏡筒内に収まっているため全長は変わりません。レンズ系はフード部を回して固定する仕組みです。

ピントを合わせた感触は,僅かなバックラッシュはありますがピントのピークが掴みやすいようです。カメラは鏡筒に固定されているのでカメラの重みでピノリングの回転が固くなる事もなく,何よりスケアリングズレの心配がありません。試写は調整を行っていませんが4角までほぼ揃った星像です。

ラック&ピニオン式ではピントノブが側面に出っ張りますが,ヘリコイドの場合それが無く収納が容易です。特に海外遠征では破損の心配が無いのでお勧めです。またラック&ピニオン式を電動化すると取って付けたようになりますが,RED CAT71はスマートにできるでしょう。

 

RED CAT71は天文ハウストミタ様からのお取り寄せ品を当方でも販売しております。年内には専用のASI EAF取付アダプターも発売予定です。

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2021年11月 7日 (日)

RED CAT71用ASI EAF取付アダプター開発着手について

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RED CAT71発売に合わせ専用のASI EAF取付アダプターの開発に着手しました。RED CAT71のヘリコイド部はタイミングベルト対応となっているので開発は容易です。写真は他機種用を載せただけですが,製品はトッププレートタイプとし,ガイドカメラなどを搭載できるように設計します。

 

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2021年10月31日 (日)

アルカスイスとビクセン規格に対応する DP38/45-180について-1

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FSQ-85EDPバンドの記事で紹介していたアルカスイス/ビクセン規格両用のアリガタDP38/45-180の紹介です。

固定部の構造は3月に商品化しているDP38-208と同じですが,FSQ-85EDPなど重たい機材にも対応するよう板厚を増しています。DP38/45-180が適合する鏡筒バンドは,TB85ASなど「AS」が付いた17.5mm間隔固定のものとTB95Nです。トッププレートとしては,TTP40-180とDP38-84,DP38-144が適合します。

写真はわかりやすいように鏡筒を倒した状態で,手前がTB68ASとDP38-144,奥がTB95ASとTTP40-180を組み合わせています。当方はアルカスイス規格対応品は黒色でビクセン規格品は銀色を基本としているので,両方にマッチするように黒と銀の2タイプを準備しました。

なおFSQ-85EDPでTTP40-180にASI EAFを装着される場合は,BP40-180かTB95ASに標準附属する嵩上げスペーサーを併用してください。

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2021年10月29日 (金)

極望を内蔵できるアリミゾ DS45PFの紹介-1

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極望を内蔵できるビクセン規格アリミゾDS45PFは,極軸合わせの他に写真のようにカメラレンズで撮影する場合のファインダー(自動導入時のアライメント用)も兼ねます。

ただ,昨日も触れたとおりファインダー取付位置の都合上,あまり見や易くありませんが,望遠系のカメラレンズは三脚台座が高いために,頭とカメラがぶつからないようにカメラを回転すれば特に問題ないようです。

 

今回,DS45PF用として準備するのはioptron社製の極軸望遠鏡のみですが,ご自身で外径を26mmに加工できれば色々なファインダーを装着できます。

以下はその一例で上から,タカハシの5×25ファインダー,ケンコーの5×20極軸望遠鏡,5×25ファインダーを使ったガイドカメラ(販売を終了したCマウント-24.5アダプター併用)です。外径を26mmに加工するには旋盤が必要ですが,ホビー用でも充分です。

この内,5×25ファインダーは八分儀座の台形を容易に見つけられるので,南天での極軸合わせの補助ファインダーとして活躍するでしょう。

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2021年10月28日 (木)

この秋発売の新アイテムについて-3

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こちらの記事で紹介していた極望が内蔵できるビクセン規格アリミゾDS45PFの紹介です。(外径の都合上,内蔵できるのは極望のみでガイドカメラは外付対応になりました)

写真のようにアリミゾ本体にioptron社製の極軸望遠鏡を内蔵できます。以下写真のような極軸望遠鏡を内蔵していない赤道儀の極軸合わせに便利です。

極望には当方オリジナルのM6仕様の視野照明装置も附属するので暗視野でご使用いただけます。特に外付け極望に対応しないハーモニックドライブ赤道儀での観望用としては最適でしょう。

 

極望はアリミゾ内部に内蔵されるので装着したままで安全です。(照明装置は取外しを推奨)予め極軸を回転させて赤緯の目盛の校正とレチクルの調整を行っておけば次からは目盛環の90度に合わせるだけで使用できます。

目盛環のないポータブル赤道儀でもマーキングすれば同様に使えます。

また自動導入時のアライメントファインダーとしても使えます。上記の方法で調整しておけば充分な導入精度が得られます。

なお,構造上アリミゾへカメラなどを搭載すると,多くの場合で極望は覗き難くなります。常時使用できるものではなく使用時にはアリガタを前方向へスライドしたり,着脱する必要があります。

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