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2025年1月 9日 (木)

FCT-65D用のテーパーリング「TR74-M52F」発売保留について

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年末に紹介しましたFCT-65D用のテーパーリング「TR74-M52F」は完成していますが,現品は出荷停止前の65D FUレデューサーを元に設計しています。

レデューサー後面との干渉もなくカメラの回転には影響を与えませんが,今後65D FUレデューサーの仕様が変更される可能性があるため当面のあいだ販売を保留いたします。以下は現品の構成図です。変更の可能性があるので参考用としてください。

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以下はTR74-M52F側から見た65D FUレデューサーの後面です。レデューサー後面の外径に対して,TR74-M52Mに切ったM48ネジ径が大きいため干渉しません。このM48ネジ部には48φのフィルターが装着できます。

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2024年12月24日 (火)

H-40(FC-50,スカイキャンサー)関連商品について

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先の案内から完成が遅れましたが,H-40(FC-50,スカイキャンサー)赤道儀関連商品が完成しました。ご注文の方へは本日発送しました。ご予約の方へは一両日中にご案内いたします。

AMD-1NCとのセット販売分はAMD-1NCが来年の完成となりますので,今回は単品販売分の紹介です。

単品販売分の在庫数は以下のとおりです。H-40(FC-50,スカイキャンサー)赤道儀関連商品は今回が最後の製作となります。

【適合赤道儀】

  • H-40赤道儀:XY60-35H40,TR50-Y35H40,照明装置
  • スカイキャンサー:XY60-35H40,TR50-Y35H40,照明装置 ,赤緯プレート
  • FC-50赤道儀:赤緯プレート,照明装置

極軸望遠鏡照明装置はAMD-1,1Nを装着した場合に限ります

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2024年12月22日 (日)

「Ultra-Cat108 」のスポット図ほかの訂正について

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先日紹介した「Ultra-Cat108 」のスポット図やイメージサークルの記載に間違いがありました。訂正させていいただきます。未発表の上位機種のデーターと取り違えておりました。

スポットダイヤグラムは以下のとおりで,正しいイメージサークルは60mmです。同時に公開されたMTF曲線及び周辺光量図も掲載いたします。

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2024年12月20日 (金)

WilliamOptics「Ultra-Cat108 」の発表

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WilliamOptics「RED CAT91」の上位機種の「Ultra-Cat108」が発表されました。価格は594,000円で発売は2025.4月頃です。天文ハウストミタでは先行予約(特典あり)も開始されています。

「Ultra-Cat108」は口径108mm f4.8の5枚玉アドバンスド・ペッツバール光学系で,イメージサークルは80mm→約60mmをカバーします。Ultra-Catシリーズでは,独自のスケアリング調整機能「Sensor Tilt Xterminator」が標準装備されました。

以下は「Ultra-Cat108」のスポット図(RMS半径)ですが,写野中心で1.5μm,像高40mm→27.5mmで3.3μmほどと,極めて高い光学性能を発揮している模様です。年明けになりますがデモ機が入荷するので,入荷次第レポートいたします。

記事の内容及び掲載したスポット図が間違っておりました。お詫びして訂正(差し換え)いたします。

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2024年12月16日 (月)

Pleiades68のバックフォーカス調整構造の補足

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昨日紹介した,Pleiades68のバックフォーカス調整構造の説明がわかりづらかったので補足します。

Pleiades68のカメラ接続部は,写真のように3つのパーツからなる2段構成で,鏡筒へのネジ込み具合でバックフォーカスを調整できる構造です。簡易的な回転ヘリコイドですね。

  1. 左がM54M/M60Mリング(M54カメラ接続リング)
  2. 中央がM60F/M63Mリング(バックフォーカス調整リング)
  3. 右ががM63Fリング(バックフォーカスロックリング)

2は鏡筒のM63F部にねじ込まれ,回転ヘリコイドと同じ役目をします。3はそのロックリングです。

2のネジピンチは1.0mmなので,この部分を1回転すれば1.0mmバックフォーカスを調整できます。(下の鏡筒側も含め,白いマーキングは回転角度が解るように私が付けました)

以下は組立状態で,ロックリングに工具を刺しています。(昨日アップした写真)

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またこれとは別に,M48とM54のシムリングも同梱されていますので,昨日紹介したテーパーリングは,四隅の星像が最適な位置から1mmマイナス側で設計しています。伸ばす方は簡単ですが縮める方は難しいためです。

ちなみに写真に写っている後郡のレンズ(有効径42φ)は鏡筒固定で,ピント合わせで前後するのは前郡だけです。そのため正確なバックフォーカスを要求します。

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2024年12月15日 (日)

Pleiades68用M54接続用「TR74-M54F」の開発について

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FCT-65Dなど用の「TR74-M52F」に引き続き,Pleiades68/F3.8のM54接続用「TR74-M54F」を開発しています。

Pleiades68/F3.8には,M48とM54の2種の接続リングが同梱されますが,開発中の「TR74-M54F」は,M54接続用です。

試写結果を元にマイナス側のバックフォーカス調整代を約1mm確保した光路長で設計する予定です。
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写真のTR74-M54Fは実写テスト用の試作品です。バックフォーカスロックリングの左部隙間を1mmにした状態で四隅の星像が最良となるようTR74-M54Fを設定します。

なおメーカー指定バックフォーカスはM48,M54何れの接続でも55mmですが,この値はバックフォーカス調整代分(数mm)で変わます。これまでのデジカメでの試写結果,現状に不安があるため実写(フィルター未装着)で求めた最良位置で設計する予定です。

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2024年12月13日 (金)

FCT-65Dほか,M52接続用「TR74-M52F」の開発について

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9月に発売された,FCT-65D,FS-60CP,FC76-DPのカメラマウント接続部は,タカハシ製鏡筒一般的なM54M接続の「カメラマウントDX-WR」と事なり,FS-60CB用M52F接続の「カメラマウントDX-60W」です。

これら「カメラマウントDX-60W」用鏡筒に適合する「TR74-M52F」を開発しています。

「TR74-M52F」の発売は2025年1月10日発売日未定で,価格は8,800円です。

 

「TR74-M52F」はTR74システム標準構成時のバックフォーカス(メタルバック)をメーカー指定値の56.0mmになるようにしました。FCT-65Dなどはレデューサーがピント合わせに伴い移動するので正確なバックフォーカスが要求されます。

バックフォーカスはフィルターや冷却カメラのウインドウガラスの影響を受けるため,5枚のシムリングで光路長を調整できるEX12.5±1.0での構成を推奨いたします。

 

EX12.5±1.0に附属するシムリングは「フィルタードロワーM54」とのネジ込み部に挟みますが,その量を求めるにはM54ネジ部を回転させて写野周辺像の変化を見れば容易です。1回転で0.75mm前後するので回転角度からシムの量を決めてください。1回転(0.75mm)も動かせば目立つ変化が現れるでしょう。

なお,シムリングは「フィルタードロワーM54」の後段にも挟めます。フィルターがない場合を後段側で,フィルター装着分は前段など使い分けると便利です。シムリングは市販品なので不足時はここなどで購入いただけます。(EX12.5±1.0に附属するシムリングの単体販売は行っておりません)

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2024年12月 5日 (木)

BF55mmタイプのTR74テーパーリング使用時の注意点について

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BF55mmタイプのテーパーリング(TR74-M48F_BF55,TR74-M42F_BF55)は構造上,望遠鏡との接続リングツバ部の外径が74mm以上では使用できません。
SHARPSTAR 15028HNTなどが該当します。

なお,Askar SQA85などのM48接続リングも該当する模様ですが,この鏡筒はペッツバール光学系なのでバックフォーカスを合わせる必要はなく,BF57mmタイプを使用できます。(ペッツバールなど,光学エレメントの相対位置が変わらない光学系では,ここで言うBFが変わっても,その分だけドローチューブの繰り出し量が変わるだけで星像への影響はありません)

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2024年12月 1日 (日)

H-40,スカイキャンサー用XY60-35H40について

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先日,H-40(スカイキャンサー)用極軸高度・方位調整装置(TR50-Y35H40)を紹介しましたが,方位側も微動を望まれるお客様からのご要望で,これとは別に両軸微動を有したXY60-35H40を準備しています。ポールマスターでの極軸合わせに便利でしょう。


先の案内と一部重複しますが,他のH-40用アイテムと併せて12/15日から販売します。一般用のXY60-35ではオプション扱いの両軸ロックレバーを標準装備しました。

  • XY60-35H40 :27,500円(TR50-T35H40と合わせて限定20台)
  • TR50-Y35H40 :17,600円
  • TRC50ノブ仕様:13,200円
  • 赤緯プレート    :  5,500円(限定10台,H-40赤道儀は適合外)

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2024年11月29日 (金)

H-40,スカイキャンサー用極軸高度・方位調整装置について

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こちらの記事で紹介していた,H-40,スカイキャンサー用極軸高度・方位調整装置(TR50-Y35H40)が完成しました。

先の案内より前倒しですが,赤緯プレートと併せて12/15日から販売します。

  • TR50-Y35H40 :17,600円(限定20台)
  • TRC50ノブ仕様:13,200円
  • 赤緯プレート    :  5,500円(限定10台,H-40赤道儀は適合外)

以前の紹介とおり,H40用のTR50-Y35Hの微動は高度のみで調整範囲は10~45°*です。このクラスでは不用と思える方位微動を無くした事で,軽量でありながら極めて高い剛性で極軸ハウジングを保持します。装着はオリジナルの三脚台座部と交換するだけなので簡単です。

なお,TR40-Y35Hの底面に装着されたTR50Bは中央にUNC3/8タップがあります。システム三脚など方位の回転が可能な場合はTRC50は必要ありません。

*45°の制限はこれより高緯度になるとAMD-1Nと北側の微動ノブが緩衝するためです。微動ノブを外せばさらに高緯度でもご使用いただけます。

 

以下はバランスウエイトに市販の傾斜角度計を乗せた状態です。

安価ですがバックライト付で底面は磁石なので鉄のウエイトなら落ちる事はありません。観測地の緯度に合わせてから,極軸の方位を振れば極望の視野内に北極星(南天では八分儀座の台形)が入ります。

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